JP1/NETM/Audit 構築・運用ガイド
監査証跡管理システムの構成要素ごとに前提プログラムを次に示します。
- <この項の構成>
- (1) 監査ログ管理サーバの前提プログラム
- (2) 監査ログ閲覧サーバの前提プログラム
- (3) 監査ログ収集対象サーバの前提プログラム
- (4) クライアントの前提プログラム
JP1/NETM/Audit - Managerで監査ログを収集して一元管理するために,監査ログ管理サーバで必要となる前提プログラムについて次の表に示します。
表3-1 監査ログ管理サーバの前提プログラム
項番 前提プログラム 導入区分 プログラムの概要 プログラム名称 バージョン 1 JP1/Base※1 09-00以降 ○ 監査ログ収集対象サーバのイベントデータベースで管理する監査ログをJP1イベントとして送受信するためのプログラムです。 2 Microsoft Internet Information Services※2 6.0以降 ○ Webサーバを構築するためのプログラムです。 3 EUR※3 EUR Print Service 07-60以降 △ PDFファイルの帳票を出力する場合に必要なプログラムです。 4 EUR Print Service - Portable Document Format report
- (凡例)
- ○:導入が必須のプログラム
- △:必要に応じて導入するプログラム
- 注※1
- 監査証跡管理システムには,JP1/Base 08-10以降の認証サーバが必要です。認証サーバは監査証跡管理システム内であれば,どのサーバ上に構築しても問題ありません。
- 注※2
- 監査ログ管理サーバのOSがWindows Server 2008の場合は,7.0が前提バージョンとなります。また,Windows Server 2003の場合は,6.0が前提バージョンとなります。
- 注※3
- 監査ログ管理サーバのOSが64 ビット版のWindows Server 2008,Windows Server 2003 (x64)またはWindows Server 2003 R2 (x64)の場合,監査ログ管理画面からPDFファイルの帳票を出力することはできません。
- EURの機能概要については,マニュアル「帳票作成機能 EUR EUR 概説」を参照してください。
監査ログ管理サーバをクラスタ環境のシステムに導入して運用する場合は,次に示すクラスタソフトが必要になります。
表3-2 クラスタ環境のシステムに導入して運用する場合に必要となるクラスタソフト
項番 OS クラスタソフト 1 Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise Windows Server(R) Failover Cluster 2 Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Enterprise 3 Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition Microsoft(R) Cluster Service 4 Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise x64 Edition 5 Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition 6 Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition
JP1/NETM/Audit - Managerで収集した監査ログを閲覧するために,監査ログ閲覧サーバで必要となる前提プログラムを次の表に示します。
表3-3 監査ログ閲覧サーバの前提プログラム
項番 前提プログラム 導入区分 プログラムの概要 プログラム名称 バージョン 1 JP1/Base※1 09-00以降 ○ JP1/Baseの機能によってユーザ認証を実施するためのプログラムです。 2 Microsoft Internet Information Services※2 6.0以降 ○ Webサーバを構築するためのプログラムです。 3 Internet Explorer 6 SP1以降 △ Webページを閲覧するためのプログラムです。 4 EUR※3 EUR Print Service 07-60以降 △ PDFファイルの帳票を出力する場合に必要なプログラムです。 5 EUR Print Service - Portable Document Format report
- (凡例)
- ○:導入が必須のプログラム
- △:必要に応じて導入するプログラム
- 注※1
- 監査証跡管理システムには,JP1/Base 08-10以降の認証サーバが必要です。認証サーバは監査証跡管理システム内であれば,どのサーバ上に構築しても問題ありません。
- 注※2
- 監査ログ閲覧サーバのOSがWindows Server 2008の場合は,7.0が前提バージョンとなります。また,Windows Server 2003の場合は,6.0が前提バージョンとなります。
- 注※3
- 監査ログ閲覧サーバのOSが64 ビット版のWindows Server 2008,Windows Server 2003 (x64)またはWindows Server 2003 R2 (x64)の場合,監査ログ管理画面からのPDFファイルの帳票を出力することはできません。
- EURの機能概要については,マニュアル「帳票作成機能 EUR EUR 概説」を参照してください。
監査ログ収集対象サーバの前提プログラムを次に示します。
表3-4 監査ログ収集対象サーバの前提プログラム
項番 前提プログラム 導入区分 プログラムの概要 プログラム名称 バージョン 1 JP1/Base 07-10以降※ ○ 監査ログ収集対象サーバのイベントデータベースで管理する監査ログを,JP1イベントとして送受信するためのプログラムです。
また,監査ログ収集対象プログラムとしても設定できます。
- (凡例)
- ○:導入が必須のプログラム
- 注※
- JP1/Baseの操作ログを収集する場合やJP1/Baseに認証サーバを構築する場合は,08-10以降を導入する必要があります。また,JP1/Baseのバージョンによって,イベントデータベースに格納できる監査ログのデータの最大長が異なります。1行のデータが最大長を超えた場合,それ以降のデータは切り捨てられます。イベントデータベースに格納できるデータの最大長を次に示します。
- ・JP1/Base 08-10以降の場合:1,023バイト
- ・JP1/Base 08-10より前の場合:511バイト
監査ログ収集対象サーバがクラスタ環境で運用されている場合は,次に示すクラスタソフトが必要になります。
表3-5 クラスタ環境で運用されている場合に必要となるクラスタソフト
項番 OS クラスタソフト 1 Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise Windows Server(R) Failover Cluster 2 Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Enterprise 3 Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition Microsoft(R) Cluster Service 4 Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise x64 Edition 5 HP-UX 11i V2/11i V3 (IPF) HP Serviceguard 6 AIX 5L V5.3 High Availability Cluster Multi-Processing(HACMP) 7 Solaris 9/10 VERITAS(R) Cluster Server 8 Linux AS 4 (AMD64 & Intel EM64T) 9 Linux ES 4 (AMD64 & Intel EM64T) 10 Linux AS 4 (x86) 11 Linux ES 4 (x86) 12 Linux 5 (IPF) HAモニタ 13 Linux 5 Advanced Platform (IPF) 14 Linux 5 (AMD64 & Intel EM64T) 15 Linux 5 Advanced Platform (AMD64 & Intel EM64T) 16 Linux 5 (x86) 17 Linux 5 Advanced Platform (x86) 18 Linux AS 4 (IPF) JP1/NETM/Audit - Managerが監査ログを標準で収集できるプログラムを次の表に示します。
表3-6 JP1/NETM/Audit - Managerが標準サポートしているプログラム
項番 プログラム名称 バージョン 1 Collaboration Groupmax Collaboration 07-50以降 uCosminexus Collaboration 06-50以降 2 Cosminexus 07-50以降 3 HiRDB 08-04以降 4 Hitachi Storage Command Suite 5.6以降 5 JP1/AJS2 - Manager 07-10以降 6 JP1/AJS3 - Manager 09-00以降 7 JP1/ITRM 09-10以降 8 JP1/NETM/CSC 08-11以降 9 JP1/NETM/DM 08-10以降 10 JP1/NETM/NM 09-00以降 11 JP1/PFM 08-10以降 12 JP1/秘文 09-00以降 13 OpenTP1 07-02以降 14 Oracle 9i,10gおよび11g 15 TRUST E2 09-00以降 16 uCosminexus Portal Framework 08-01以降 17 XDM/BASE E2 10-10以降 18 活文 NAVIstaff 02-02以降 なお,JP1/NETM/Audit - Managerでは標準サポート外のプログラムの監査ログも収集できます。標準サポート外のプログラムを監査ログ収集対象プログラムにするための検討については「4.3 監査ログを正規化するための検討」を参照してください。また,設定する方法については「5.6 監査ログ管理サーバで監査ログを収集するための設定」を参照してください。
クライアントの前提プログラムを次の表に示します。
表3-7 クライアントの前提プログラム
項番 前提プログラム 導入区分 プログラムの概要 1 Internet Explorer ○ Webページを閲覧するためのプログラムです。 2 Adobe Reader △ PDFファイルの帳票を表示や印刷する場合に必要なプログラムです。
- (凡例)
- ○:導入が必須のプログラム
- △:必要に応じて導入するプログラム
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