JP1/NETM/Client Security Control
JP1/NETM/CSC - Managerを,クラスタシステムで運用する場合の上書きインストール方法について説明します。
JP1/NETM/CSC - Managerの上書きインストールの流れを次の図に示します。
図D-4 JP1/NETM/CSC - Managerの上書きインストールの流れ
- <この項の構成>
- (1) サービスの停止
- (2) JP1/NETM/CSC - Managerの上書きインストール
- (3) 共有ディスクに引き継ぐ情報のコピー(実行系サーバだけ)
- (4) サービスの開始
(1) サービスの停止
クラスタソフト(MSCSまたはMSFC)に登録したリソースをオフライン状態にし,次のサービスを停止します。
- JP1_NETM_CSCM
- JP1_NETM_CSCM_RS
サービスの停止方法については,MSCSまたはMSFCのマニュアルを参照してください。
(2) JP1/NETM/CSC - Managerの上書きインストール
実行系サーバと待機系サーバの両方に,JP1/NETM/CSC - Managerを上書きインストールします。なお,インストール時に自動セットアップを選択しなかった場合は,インストールを終了したあとシステムを再起動し,World Wide Web Publishing Serviceを停止してからcscsetupコマンドを実行してください。上書きインストールの詳細については,「5.4.1(2) JP1/NETM/CSC - Managerを上書きインストールする」を参照してください。
(3) 共有ディスクに引き継ぐ情報のコピー(実行系サーバだけ)
管理者は,次に示すJP1/NETM/CSC - Managerのインストール先フォルダおよびファイルを,セットアップで指定した共有ディスクパスに手動でコピーします。
表D-4 共有ディスクにコピーするフォルダおよびファイル
内容 コピー元 コピー先 環境設定情報 JP1/NETM/CSC - Managerのインストール先フォルダ\conf\cscmenv.conf 共有ディスクパス\conf\cscmenv.conf JP1/NETM/CSC - Managerのインストール先フォルダ\conf\cscmenvname.conf 共有ディスクパス\conf\cscmenvname.conf JP1/NETM/CSC - Managerのインストール先フォルダ\conf\cscmpolimportcmd.conf 共有ディスクパス\conf\cscmpolimportcmd.conf ポリシーファイル JP1/NETM/CSC - Managerのインストール先フォルダ\dat\action\00000001 共有ディスクパス\dat\action\00000001 JP1/NETM/CSC - Managerのインストール先フォルダ\dat\action\00000002 共有ディスクパス\dat\action\00000002 JP1/NETM/CSC - Managerのインストール先フォルダ\dat\judge\00000001 共有ディスクパス\dat\judge\00000001 JP1/NETM/CSC - Managerのインストール先フォルダ\dat\judge\00000002 共有ディスクパス\dat\judge\00000002
(4) サービスの開始
クラスタソフト(MSCSまたはMSFC)に登録したリソースをオンライン状態にし,次のサービスを開始します。
- JP1_NETM_CSCM
- JP1_NETM_CSCM_RS
サービスの開始方法については,MSCSまたはMSFCのマニュアルを参照してください。
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