JP1/NETM/Client Security Control
JP1/NETM/CSC - Manager Remote Optionからネットワーク接続を制御するクライアントを指定するファイルです。このファイルには,クライアントを特定するためのMACアドレス,IPアドレス,およびホスト名を指定します。MACアドレス,IPアドレス,ホスト名はどれか一つを指定すれば,そのほかは省略できます。クライアントの指定は,次の規則に従います。
- MACアドレスが指定された場合は,MACアドレスだけでクライアントを特定します。
- IPアドレスだけが指定された場合は,IPアドレスでクライアントを特定します。
- ホスト名だけが指定された場合は,ホスト名でクライアントを特定します。
- IPアドレスとホスト名が指定された場合は,IPアドレスとホスト名のAND検索をします。
なお,ファイルの作成場所やファイル名は任意です。
- <この節の構成>
- (1) 書式
- (2) 定義内容
- (3) 指定例
(1) 書式
MACアドレス,IPアドレス,ホスト名↓ MACアドレス,IPアドレス,ホスト名↓ : : (凡例) ↓:改行コード
(2) 定義内容
定義内容を次の表に示します。
表16-47 ネットワーク接続制御リストファイルの定義内容
項番 設定項目 設定値 1 MACアドレス ネットワーク接続を制御したいクライアントのMACアドレスを1行に一つずつ記述します。
MACアドレスは,16進数12けたで指定します。
大文字・小文字は区別されません。
また,2けたごとに区切り文字を使用できます。区切り文字は,一つのMACアドレスに対して1種類だけ使用できます。
使用できる区切り文字は,「-(ハイフン)」,「:(コロン)」です。区切り文字を省略して「区切りなし」にすることもできます。「△(半角スペース)」は区切り文字として使用できませんので注意してください。2 IPアドレス MACアドレスに対応するIPアドレスをIPv4形式(xxx.xxx.xxx.xxx)で指定します。 3 ホスト名 クライアントのホスト名を64バイト以内の文字列で指定します。 記述する際の注意事項を次に示します。
- 行は複数記述できます。
- 各行の最後には,必ず改行コードを記述してください。改行コードは,「0x0d0a」です。なお,改行コードだけの行は無視されます。
(3) 指定例
00:11:22:33:44:11,192.168.1.111,client01↓ 00:11:22:33:44:22,192.168.1.222,client02↓ 00:11:22:33:44:33,192.168.1.333,client03↓ 00:11:22:33:44:44,,↓ ,192.168.1.444,↓ ,,client04↓
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