JP1/NETM/Client Security Control
EURと連携して評価条件入力画面で検索したデータを,PDFファイルの帳票として表示および印刷できます。
なお,EURと連携するための準備については,「10.2.2(1) EURと連携するための準備」を参照してください。
- <この項の構成>
- (1) PDFファイルの表示および印刷
- (2) 業務フィルターで設定を変更した場合の注意事項
(1) PDFファイルの表示および印刷
PDFファイルの表示および印刷は,評価条件入力画面から実行します。
検索条件を指定して,検索結果をPDFファイルに表示および印刷する手順を次に示します。
- AIMの初期画面の業務メニューから「クライアントセキュリティ管理」−「セキュリティ対策評価」を選択する。
評価条件入力画面が表示されます。
図10-11 評価条件入力画面
- 検索条件を指定する。
各項目に,検索条件を指定します。項目の指定については,「10.3.1 セキュリティ対策状況の評価結果を検索する」を参照してください。
- [PDF]ボタンをクリックする。
Adobe Readerを使用して,PDFファイルが表示されます。なお,検索時に選択した集計単位によって表示される内容が異なります。
図10-12 集計単位が「部署」の場合のPDF出力画面
図10-13 集計単位が「ユーザ」の場合のPDF出力画面
PDF出力画面に表示される項目の内容を次の表に示します。
表10-8 PDF出力画面に表示される項目の内容
項番 区分 項目 内容 1 ヘッダ部 ヘッダ部は,ユーザがカスタマイズできます。カスタマイズする場合は,EUR Professional Editionで編集します。 2 詳細部 ユーザ名 使用者の名称。集計単位で「ユーザ」を指定した場合だけ出力されます。 3 部署 使用者の所属部署。 4 最低点 部署またはユーザが使用するPCのうち最もセキュリティ対策状況の評価が低いPCの評価点。 5 平均点 部署またはユーザのセキュリティ対策状況を示す平均点。 6 集計台数 最低点および平均点の計算対象となるPCの台数。
管理台数から評価点が「−」のPCの台数を除いた台数。7 管理台数 管理対象のPCの台数。セキュリティ管理が「有効」のPCです。なお,評価点が「−」のPCの台数も含まれます。 - PDFファイルを印刷する場合は,Adobe Readerの印刷機能を使用して実行する。
表示されたPDFファイルが印刷されます。印刷したPDFは,セキュリティ監査用の資料を作成する際などに活用してください。
- 注意
- 大量のデータをPDF出力する場合,タイムアウトすることがあります。タイムアウトした場合は,検索条件を絞り込んで再度検索しPDF出力してください。
(2) 業務フィルターで設定を変更した場合の注意事項
帳票に出力される項目に対して,AIMの業務フィルターで表示・非表示を変更すると,帳票上の対応する項目がヘッダ行だけとなり,データ行が空欄のまま出力されます。また,表示名や表示順序を変更しても反映されません。
業務フィルターでの変更内容を帳票に反映させるためには,EURでの帳票フォームの編集とCSVファイルの編集が必要です。
帳票フォームおよびCSVファイルの格納先を次に示します。
AIMのインストール先フォルダ\eur
評価条件入力画面で使用する帳票フォームのファイル名と,対応するCSVファイル名を次に示します。
- 帳票フォームのファイル名
- 集計単位が「部署」の場合
CSC_GroupReport.fms
- 集計単位が「ユーザ」の場合
CSC_UserReport.fms
- CSVファイル名
- 集計単位が「部署」の場合
CSC_GroupReport.csv
- 集計単位が「ユーザ」の場合
CSC_UserReport.csv
なお,EURでの帳票フォームの編集とCSVファイルの編集の詳細については,マニュアル「JP1/NETM/Asset Information Manager 設計・構築ガイド」を参照してください。
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