JP1/NETM/Client Security Control
●概要
危険レベルの判定を実施したクライアントの資産情報および判定結果を,PC一覧情報としてCSV形式でファイルに出力する運用例を紹介します。管理者は,このPC一覧情報ファイルを使用して,PC危険レベルを管理できます。
図1-17 PC一覧情報(CSV形式)ファイルの出力
●作業の流れ
- セキュリティポリシーを設定する。
セキュリティポリシーに基づき,判定項目(判定ポリシー)や判定結果に対するアクション(アクションポリシー)などを設定します。
- セキュリティポリシーの検討 → 「4.7 セキュリティポリシーの検討」
- セキュリティポリシーの設定 → 「6. セキュリティポリシーの管理」
- IT資産情報を収集する。
クライアントのIT資産情報が収集され,資産管理データベースで一元管理されます。
- 危険レベルを判定する。
手順2で収集したIT資産情報と手順1で設定した判定ポリシーが照合され,クライアントの危険レベルが判定されます。
なお,危険レベルの判定契機には,「インベントリ情報の更新時の自動判定」,「Windowsのタスクスケジューラによる定期的な判定」,「管理者による判定」の3種類があります。
- 危険レベルの判定 → 「2.4 危険レベルの判定」
- PC一覧情報出力コマンドを実行する。
PC一覧情報出力コマンド(cscexportpclist)を実行すると,手順2で収集したIT資産情報と手順3で実施した危険レベルの判定結果が,PC一覧情報としてCSV形式でファイルに出力されます。
- PC一覧情報出力コマンド → 「15. コマンド」の「cscexportpclist(PC一覧情報を出力する)」
- PC一覧情報ファイル → 「16.10 PC一覧情報ファイル」
All Rights Reserved. Copyright (C) 2009, 2011, Hitachi, Ltd.
(C) 1998-2004 Trend Micro Incorporated. All rights reserved.