JP1/IT Resource Management - Manager 設計・構築ガイド
探索ウィザードを使用しない場合,探索条件を個別に設定します。また,探索ウィザードで設定した内容を変更する場合も,同様の方法で設定します。
個別に設定できる項目を次に示します。
項目ごとに設定する手順を次に示します。
手順3で設定する項目について,次に示します。
探索スケジュールは,[探索時刻設定]画面で設定します。[探索スケジュール]にチェックを入れて,次の項目を設定してください。
表7-2 [探索時刻設定]画面で設定する項目
| 設定する項目 | 説明 |
|---|---|
| [開始時刻] | 探索を開始する時刻を指定します。 |
| [繰り返し単位] | 探索する頻度として,次のうちどれかを指定します。
|
| [繰り返し内容] | 探索する内容を指定します。指定できる内容は,[繰り返し単位]で選択した項目ごとに異なります。 |
探索完了の通知先は,[探索完了の通知設定]画面で設定します。設定後,[テストメール送信]ボタンをクリックすると,探索結果が正常に通知されるかどうか,テストメールを送信して確認できます。
表7-3 [探索完了の通知設定]画面で設定する項目
| 設定する項目 | 説明 | 設定の要否 | |
|---|---|---|---|
| [探索完了の通知先] | 探索結果の通知先を指定します。該当するユーザーIDをチェックして,メールアドレスを入力してください。 | ○ | |
| [通知元] | [通知元アドレス] | 通知元のアドレスを指定します。 | △ |
| [メールサーバ(SMTPサーバ)の設定] | [ホスト名] | SMTPサーバのホスト名を指定します。 | ○ |
| [ポート番号] | SMTPサーバのポート番号を指定します。 | ○ | |
| [セキュリティ保護の接続] | 接続方法として,次のうちどれかを指定します。
|
△ | |
| [SMTP認証を使用する] | SMTPサーバ管理者のユーザー認証を使用する場合,チェックを入れます。 | △ | |
| [ユーザー名] | SMTPサーバ管理者の認証で要求されるユーザー名を入力します。[SMTP認証を使用する]にチェックが入っている場合は,必ず指定してください。 | △ | |
| [パスワードを変更する場合はチェックしてください] | ユーザー名のパスワードを変更する場合,チェックを入れます。 | △ | |
| [パスワード] | パスワードを入力します。[パスワードを変更する場合はチェックしてください]にチェックが入っている場合は,必ず指定してください。 | △ | |
| [パスワード確認] | パスワードを再入力します。[パスワードを変更する場合はチェックしてください]にチェックが入っている場合は,必ず指定してください。 | △ | |
認証情報は,[認証情報の編集]画面,または新規で認証情報を追加する場合は[認証情報の追加]画面で設定します。認証情報が使用されている場合,認証情報を削除できません。認証情報で設定する項目は,プロトコルで指定した内容によって異なります。
管理対象とするITリソースと指定するプロトコルの対応は次の表のとおりです。
表7-4 管理対象とするITリソースと指定するプロトコルの対応
| 管理対象とするITリソース | 指定するプロトコル | 備考 |
|---|---|---|
| Windows | WMI | − |
| Linux | SSH | − |
| HP-UX | SSH | − |
| AIX | SSH | − |
| Hyper-V | WMI | − |
| SCVMM | WMI | − |
| VMware | VMware | − |
| vCenter | VMware | − |
| HVM | HVM | − |
| Hitachi AMS/WMS/SMSシリーズ | Hitachi StorageまたはSMI-S WBEM | HVMで使用するHitachi AMSシリーズの場合はSMI-Sを,それ以外の場合はHitachi Storageを指定してください。 また,HVMで使用するHitachi AMSシリーズの場合,接続先はストレージの管理IPアドレスではなく,Hitachi Device ManagerのIPアドレスを指定してください。 |
| SANRISE9500V | SMI-S WBEM | 接続先はストレージの管理IPアドレスではなく,Hitachi Device ManagerのIPアドレスを指定してください。 |
| Hitachi USP V/VM | SMI-S WBEM | |
| Hitachi VSP | SMI-S WBEM | |
| 他社製ストレージ | SMI-S WBEM | 接続先は,管理対象とするストレージ用のCIMサーバです。詳細は,それぞれの管理対象となるストレージのドキュメントを参照してください。 |
| FCスイッチ | SMI-S WBEM | − |
| IPスイッチ | SNMP | − |
なお,JP1/ITRMは,それぞれのプロトコルで複数のIPアドレスに順次接続を試みます。そのため,ファイアウォールなどのセキュリティシステムから,ポートスキャンを受けたと見なされることがあります。このとき,次の内容を確認してください。
これらの内容を満たしていれば,問題ありません。
プロトコルごとに設定する項目について,次に示します。
表7-5 WMIを指定した場合に設定する項目
| 設定する項目 | 説明 | 設定の要否 |
|---|---|---|
| [名称] | 認証情報の名称を指定します。 | ○ |
| [ユーザーID]※1 | ホストへログインする管理者のユーザーIDを入力します。 | ○ |
| [パスワードを変更する場合はチェックしてください]※2 | パスワードを変更する場合はチェックを入れます。 | △ |
| [空のパスワードを指定する場合はチェックしてください] | 認証情報でパスワードを指定しない場合は,チェックを入れます。 | △ |
| [パスワード] | ホストへログインする管理者のユーザーIDのパスワードを入力します。[空のパスワードを指定する場合はチェックしてください]のチェックが外れている場合は,必ず指定してください。 | △ |
| [パスワード確認] | ホストへログインする管理者のユーザーIDのパスワードを再入力します。[空のパスワードを指定する場合はチェックしてください]のチェックが外れている場合は,必ず指定してください。 | △ |
| [ドメイン名] | 所属するドメイン名を指定します。 SCVMMを探索する場合は,ドメイン名を必ず指定します。ドメイン名の指定がない場合,その認証情報はSCVMMの探索には使用されません。また,指定する際はFQDNドメイン名(例:SCVMMのFQDNがscvmm.scvmmdomain.comの場合,scvmmdomain.com)を指定してください。 |
△ |
表7-6 SSHを指定した場合に設定する項目
| 設定する項目 | 説明 | 設定の要否 |
|---|---|---|
| [名称] | 認証情報の名称を指定します。 | ○ |
| [ユーザーID] | OSへログインする管理者のユーザーIDを入力します。 | ○ |
| [パスワードを変更する場合はチェックしてください]※ | パスワードを変更する場合はチェックを入れます。 | △ |
| [空のパスワードを指定する場合はチェックしてください] | 認証情報でパスワードを指定しない場合は,チェックを入れます。 | △ |
| [パスワード] | OSへログインする管理者のユーザーIDのパスワードを入力します。[空のパスワードを指定する場合はチェックしてください]のチェックが外れている場合は,必ず指定してください。 | △ |
| [パスワード確認] | OSへログインする管理者のユーザーIDのパスワードを再入力します。[空のパスワードを指定する場合はチェックしてください]のチェックが外れている場合は,必ず指定してください。 | △ |
| ポート番号 | OSのポート番号を指定します。 | ○ |
| [パスワードを変更する場合はチェックしてください]※ | パスワードを変更する場合はチェックを入れます。 | △ |
| [ルートパスワード] | root権限を持っている管理者のパスワードを入力します。 | △ |
| [ルートパスワード確認] | root権限を持っている管理者のパスワードを再入力します。 | △ |
表7-7 Hitachi Storageを指定した場合に設定する項目
| 設定する項目 | 説明 | 設定の要否 |
|---|---|---|
| [名称] | 認証情報の名称を指定します。 | ○ |
| [ユーザーID] | ストレージへログインする管理者のユーザーIDを入力します。 | △※2 |
| [パスワードを変更する場合はチェックしてください]※1 | パスワードを変更する場合はチェックを入れます。 | △※2 |
| [パスワード] | ストレージへログインする管理者のユーザーIDのパスワードを入力します。 | △※2 |
| [パスワード確認] | ストレージへログインする管理者のユーザーIDのパスワードを再入力します。 | △※2 |
表7-8 SMI-S WBEMを指定した場合に設定する項目
| 設定する項目 | 説明 | 設定の要否 |
|---|---|---|
| [名称] | 認証情報の名称を指定します。 | ○ |
| [ユーザーID]※1 |
|
△※4 |
| [パスワードを変更する場合はチェックしてください]※2 | パスワードを変更する場合はチェックを入れます。 | △※4 |
| [パスワード]※1 |
|
△※4 |
| [パスワード確認]※1 |
|
△※4 |
| [SSL] | プロトコルの送信種別について,次のうちどちらかを指定します。
|
○ |
| [ポート番号] | [SSL]で指定した項目によって,機器のポート番号が自動で入力されます。ポート番号が異なる場合は,手動で入力し直してください。 | ○ |
| [ネームスペース]※5 |
|
○ |
表7-9 SNMPを指定した場合に設定する項目
| 設定する項目 | 説明 | 設定の要否 |
|---|---|---|
| [名称] | 認証情報の名称を指定します。 | ○ |
| [ポート番号] | IPスイッチのポート番号が自動で入力されます。ポート番号が異なる場合は,手動で入力し直してください。 | ○ |
| [コミュニティ名] | SNMPコミュニティ名を指定します。 | ○ |
表7-10 VMwareを指定した場合に設定する項目
| 設定する項目 | 説明 | 設定の要否 |
|---|---|---|
| [名称] | 認証情報の名称を指定します。 | ○ |
| [ユーザーID] | VMwareへログインする管理者のユーザーIDを入力します。 ドメインユーザーを使用する場合は「ドメイン名\ユーザーID」の書式で指定します。 |
○ |
| [パスワードを変更する場合はチェックしてください]※ | パスワードを変更する場合はチェックを入れます。 | △ |
| [パスワード] | VMwareへログインする管理者のユーザーIDのパスワードを入力します。 | △ |
| [パスワード確認] | VMwareへログインする管理者のユーザーIDのパスワードを再入力します。 | △ |
| [SSL] | プロトコルの送信種別について,次のうちどちらかを指定します。
|
○ |
| [ポート番号] | [SSL]で指定した項目によって,機器のポート番号が自動で入力されます。ポート番号が異なる場合は,手動で入力し直してください。 | ○ |
表7-11 HVMを指定した場合に設定する項目
| 設定する項目 | 説明 | 設定の要否 |
|---|---|---|
| [名称] | 認証情報の名称を指定します。 | ○ |
探索範囲は,[探索範囲の編集]画面,または新規で探索範囲を設定する場合は[探索範囲の追加]画面で設定します。
表7-12 [探索範囲の編集]画面または[探索範囲の追加]画面で設定する項目
| 設定する項目 | 説明 | 設定の要否 |
|---|---|---|
| [名称] | IPアドレスの範囲設定の名称を指定します。 | ○ |
| [開始IPアドレス]※ | 探索する範囲の開始となるIPアドレスを指定します。 | ○ |
| [終了IPアドレス]※ | 探索する範囲の終了となるIPアドレスを指定します。 | ○ |
| [Pingによる探索] | 探索中に探索先のホストからの返信の有無や,返信にどのくらい時間が掛かっているかなどを調べる手段として,Pingを使用するかどうか,次のうちどちらかを指定します。
|
△ |
| [認証情報] | 探索対象にする認証情報の種類について,次のうちどちらかを指定します。
|
△ |
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