JP1/Automatic Job Management System 3 - Print Option
ここでは,JP1/AJS3 - Print Option Manager Licenseのサービスを開始したり停止する方法について説明します。
- <この項の構成>
- (1) Windowsの場合
- (2) UNIXの場合
(1) Windowsの場合
JP1/AJS3 - Print Option Manager LicenseをインストールしたホストのOSがWindowsの場合に,JP1/AJS3 - Print Option Manager Licenseのサービスを開始したり停止したりするには,Windowsの[コントロールパネル]−[サービス]または[コントロールパネル]−[管理ツール]−[サービス]から操作します。
JP1/AJS3 - Print Option Manager Licenseは,次に示すサービスを提供します。
表3-5 JP1/AJS3 - Print Option Manager Licenseが提供するサービス
サービス名 サービス内容 開始方法 アカウント JP1/AJS3 POML JP1/AJS3 - Viewからジョブ運用情報の収集要求を受付,ジョブ運用情報を収集します。 自動 システム
- 注意事項
- JP1/AJS3 - Print Option Manager Licenseのサービスをユーザーアカウントで運用する場合は,次の権限を持つユーザーを設定してください。
- Administrators権限
- ローカルログオンを許可する
- サービスとしてログオン
- プロセスレベルトークンの置き換え
- プロセスのメモリークォータの増加
(2) UNIXの場合
JP1/AJS3 - Print Option Manager LicenseをインストールしたホストのOSがUNIXの場合に,JP1/AJS3 - Print Option Manager Licenseのサービスを自動的に開始したり停止したりする手順について説明します。
(a) JP1/AJS3 - POMLサービスの自動開始を設定する
システムの起動時に,JP1/AJS3 - POMLサービス(デーモン)を自動的に開始する手順について説明します。
- JP1/AJS3 - POMLサービスを停止する。
次のコマンドを実行して,プロセスをすべて停止します。
/opt/jp1ajs2pom/bin/jprpomlstop- 次のファイルをviなどのエディターで開く。
/etc/opt/jp1ajs2pom/jprpoml_start- ファイル(自動開始用シェルスクリプト)に記述されている,次の下線部分を削除する。
削除する際は,内容を確認してください。
:# /opt/jp1ajs2pom/bin/jprpomlstart >/dev/null 2>/dev/null
- 必要に応じて,ファイル(自動開始用シェルスクリプト)に記述されている,次のLANGの設定部分を変更する。
「XXXXXX」は,OSによって異なります。
LANG=XXXXXX
LANGにJP1/AJS2 - ManagerおよびJP1/AJS3 - Managerで使用している文字コードを指定してください。
AIXの場合は,続けて次の操作をしてください。
- 自動起動の設定をする。
JP1/AJS3 - POMLサービスの起動エントリを,mkitabコマンドで/etc/inittabファイルに追加します。
lsitabコマンドで設定内容を確認します。
mkitab -i jp1ajs2 " jp1ajs2pom:2:wait:/etc/opt/jp1ajs2pom/jprpoml_start"
次に示すように,プロセスを起動する順番に沿って,JP1/AJS2 - ManagerおよびJP1/AJS3 - Managerの設定よりあとに,JP1/AJS3 - POMLサービスの起動エントリが追加されているか,確認してください。
lsitab -a
init:2:initdefault: brc::sysinit:/sbin/rc.boot 3 >/dev/console 2>&1 # Phase 3 of system boot : : hntr2mon:2:once:/opt/hitachi/HNTRLib2/etc/D002start jp1base:2:wait:/etc/opt/jp1base/jbs_start jp1ajs2:2:wait:/etc/opt/jp1ajs2/jajs_start jp1ajs2pom:2:wait:/etc/opt/jp1ajs2pom/jprpoml_start- 自動停止の設定をする。
/etc/rc.shutdownスクリプトをテキストエディターで開き,次の記述を追記します。
自動停止時のエラーを回避するため,スクリプトの最終行に次の記述を追記します。
test -x /etc/opt/jp1ajs2pom/jprpoml_stop && /etc/opt/jp1ajs2pom/jprpoml_stop
exit 0
- 注意事項
- 自動起動のスクリプトおよび自動停止のスクリプトの環境変数LANGには,JP1/AJS2 - ManagerおよびJP1/AJS3 - Managerで使用している文字コードを設定してください。使用できる文字コードについては,「8. コマンド コマンド一覧」の「LANG環境変数について」を参照してください。
- 補足事項
- JP1/AJS3 - POMLサービス(デーモン)を手動で開始するには,jprpomlstartコマンドを実行してください。jprpomlstartコマンドの詳細については,「8. コマンド jprpomlstart(UNIX)」を参照してください。
(b) JP1/AJS3 - POMLサービスの自動停止を設定する
システムの終了時に,JP1/AJS3 - POMLサービス(デーモン)を自動的に停止する手順について説明します。
- JP1/AJS3 - POMLサービスを停止する。
次のコマンドを実行して,プロセスをすべて停止します。
/opt/jp1ajs2pom/bin/jprpomlstop- 次のファイルをviなどのエディターで開く。
/etc/opt/jp1ajs2pom/jprpoml_stop- ファイル(自動停止用シェルスクリプト)に記述されている,次の下線部分を削除する。
削除する際は,内容を確認してください。
:# /opt/jp1ajs2pom/bin/jprpomlstop >/dev/null 2>/dev/null
- 補足事項
- JP1/AJS3 - POMLサービス(デーモン)を手動で停止するには,jprpomlstopコマンドを実行してください。jprpomlstopコマンドの詳細については,「8. コマンド jprpomlstop(UNIX)」を参照してください。
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