JP1/Automatic Job Management System 3 メッセージ1

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1.2.1 メッセージの出力形式

<この項の構成>
(1) KAJで始まるメッセージ
(2) KAVで始まるメッセージ
(3) KFPで始まるメッセージ
(4) KNAで始まるメッセージ

(1) KAJで始まるメッセージ

JP1/AJS2 - Scenario Operationが出力するメッセージ,JP1/AJS2に登録したシナリオに対してJP1/AJS2が出力するメッセージ,およびJP1/AJS3の引き継ぎ情報設定ジョブに関するメッセージの形式を示します。

このマニュアルに記載する範囲は,JP1/AJS3の引き継ぎ情報設定ジョブに関するメッセージに限定しています。JP1/AJS2 - Scenario Operationが出力するメッセージ,およびJP1/AJS2に登録したシナリオに対してJP1/AJS2が出力するメッセージについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 - Scenario Operation」を参照してください。

メッセージはメッセージIDとそれに続くメッセージテキストで構成されます。形式を次に示します。

K
システム識別子を示します。

AJS
JP1/AJS2 - Scenario Operationが出力するメッセージ,JP1/AJS2に登録したシナリオに対してJP1/AJS2が出力するメッセージ,およびJP1/AJS3の引き継ぎ情報設定ジョブに関するメッセージであることを示します。

nnnn
メッセージの通し番号を示します。

Z
メッセージの種類を示します。
  • E:エラー
    処理は中断されます。ただし,コマンドで複数の任意名を指定した場合,それぞれの任意名の処理に対して出力されますが,コマンドの処理は続行されます。
  • W:警告
    メッセージ出力後,処理は続けられます。
  • I:通知
    ユーザーに情報を知らせます。
  • Q:応答要求
    ユーザーに応答を促します。

メッセージレベルとWindowsイベントログとの対応について次の表に示します。

表1-2 Windowsイベントログとの対応

メッセージレベル Windowsイベントログの種類
レベル 意味
-E エラー システムエラー,ジョブの異常終了,監視の失敗など。
-W 警告 ジョブの警告終了,ジョブネットの遅延,設定ファイルの読み込み失敗など。
-I 情報 ジョブの保留通知,ジョブの実行開始,ジョブの正常終了,監視開始通知など。
-Q 該当しない 該当しない。

syslogのpriorityレベルとの対応について,次の表に示します。

表1-3 syslogのpriorityレベルとの対応

メッセージレベル syslogのpriorityレベル
レベル 意味
-E LOG_ERR システムエラー,ジョブの異常終了,監視の失敗など。
-W LOG_WARNING ジョブの警告終了,ジョブネットの遅延,設定ファイルの読み込み失敗など。
-I LOG_NOTICE ジョブの保留通知,監視開始通知など。
LOG_INFO ジョブの実行開始,正常終了など。
-Q 該当しない 該当しない。

(2) KAVで始まるメッセージ

JP1/AJS3が出力するメッセージの形式を示します。メッセージはメッセージIDとそれに続くメッセージテキストで構成されます。形式を次に示します。

 

メッセージIDは,次の内容を示しています。

K
システム識別子を示します。

AVC,AVS,AVT,AVU,またはAVV
JP1/AJS3のメッセージであることを示します。

nnnn,またはnnn
メッセージの通し番号を示します。

Z
メッセージの種類を示します。
  • E:エラー
    処理は中断されます。ただし,コマンドで複数の任意名を指定した場合,それぞれの任意名の処理に対して出力されますが,コマンドの処理は続行されます。
  • W:警告
    メッセージ出力後,処理は続けられます。
  • I:通知
    ユーザーに情報を知らせます。
  • Q:応答要求
    ユーザーに応答を促します。
  • K:処理継続
    処理を続行します。

メッセージレベルとWindowsイベントログとの対応について次の表に示します。

表1-4 Windowsイベントログとの対応

メッセージレベル Windowsイベントログの種類
レベル 意味
-E エラー システムエラー,ジョブの異常終了,監視の失敗など。
-W 警告 ジョブの警告終了,ジョブネットの遅延,設定ファイルの読み込み失敗など。
-I 情報 ジョブの保留通知,ジョブの実行開始,ジョブの正常終了,監視開始通知など。
-Q 該当しない 該当しない。

syslogのpriorityレベルとの対応について,次の表に示します。

表1-5 syslogのpriorityレベルとの対応

メッセージレベル syslogのpriorityレベル
レベル 意味
-E LOG_ERR システムエラー,ジョブの異常終了,監視の失敗など。
-W LOG_WARNING ジョブの警告終了,ジョブネットの遅延,設定ファイルの読み込み失敗など。
-I LOG_NOTICE ジョブの保留通知,監視開始通知など。
LOG_INFO ジョブの実行開始,正常終了など。
-Q 該当しない 該当しない。

(3) KFPで始まるメッセージ

組み込みDBが出力するメッセージの形式を示します。メッセージはメッセージIDとそれに続くメッセージテキストで構成されます。形式を次に示します。

KFPX
組み込みDBのメッセージであることを示します。

X
メッセージの管理元を識別するコードです。

nnnn
メッセージの通し番号を示します。

Z
メッセージの種類を示します。
  • E:エラー
    処理は中断されます。ただし,コマンドで複数の任意名を指定した場合,それぞれの任意名の処理に対して出力されますが,コマンドの処理は続行されます。
  • W:警告
    メッセージ出力後,処理は続けられます。
  • I:通知
    ユーザーに情報を知らせます。
  • Q:応答要求
    ユーザーに応答を促します。
  • K:処理継続
    処理を続行します。

(4) KNAで始まるメッセージ

JP1/AJS3のシステム管理またはエージェント管理が出力するメッセージの形式を示します。メッセージはメッセージIDとそれに続くメッセージテキストで構成されます。形式を次に示します。

K
システム識別子を示します。

NACまたはNAD
JP1/AJS3のシステム管理またはエージェント管理のメッセージであることを示します。

nnnn
メッセージの通し番号を示します。

Z
メッセージの種類を示します。
  • E:エラー
    処理は中断されます。ただし,コマンドで複数の任意名を指定した場合,それぞれの任意名の処理に対して出力されますが,コマンドの処理は続行されます。
  • W:警告
    メッセージ出力後,処理は続けられます。
  • I:通知
    ユーザーに情報を知らせます。

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