JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド2
ジョブ実行環境は,マネージャー環境(JP1/AJS3 - Manager)で設定する作業と,エージェント環境(JP1/AJS3 - Agent)で設定する作業があります。
マネージャー環境(JP1/AJS3 - Manager)およびエージェント環境(JP1/AJS3 - Agent)で設定する,ジョブ実行環境設定の環境設定パラメーター一覧を示します。
JP1/AJS3のデータベース構成の種類によって,起動されるジョブ実行制御マネージャーが次のように異なります。
- 標準構成の場合
- PCジョブ,UNIXジョブ,アクションジョブ,およびカスタムジョブの実行を担当しスケジューラーサービスごとに起動する,スケジューラーサービス用のジョブ実行制御マネージャー
- QUEUEジョブ,サブミットジョブの実行を担当する,サブミットジョブ用のジョブ実行制御マネージャー
- 互換用ISAM構成の場合
- PCジョブ,UNIXジョブ,アクションジョブ,カスタムジョブ,QUEUEジョブ,およびサブミットジョブの実行を担当する,互換用ISAM構成の場合のジョブ実行制御マネージャー
どの種類のジョブ実行制御マネージャーで設定が必要な環境設定パラメーターなのかは,対象マネージャーの欄を参照してください。
スケジューラーサービス用の環境設定パラメーターによっては,スケジューラーサービス共通の値を設定するための定義キー(キー名にSCHEDULERを含む)と,スケジューラーサービスごとの値を設定するための定義キー(キー名にスケジューラーサービス名を含む)の2種類があります。両方指定した場合は,スケジューラーサービスごとの値を設定するための定義キーが有効です。
スケジューラーサービス共通の値を設定するための定義キーには「スケジューラーサービス(共通)の場合」,スケジューラーサービスごとの値を設定するための定義キーには「スケジューラーサービス(個別)の場合」と記載します。
サブミットジョブ用のジョブ実行制御マネージャーと,互換用ISAM構成の場合のジョブ実行制御マネージャーは,同一の環境設定パラメーターを参照します。定義キーには「サブミットジョブおよび互換用ISAM構成の場合」と記載します。
WindowsまたはUNIXで設定が必要なものは,対象OSの欄を参照してください。マネージャー環境(JP1/AJS3 - Manager)およびエージェント環境(JP1/AJS3 - Agent)で設定が必要なものは,対象製品の欄を参照してください。
- UNIXでジョブ実行環境のリソースを制限する場合の注意事項
- ジョブ実行制御から実行するジョブのリソースを制限する場合,環境設定パラメーターに指定する値によっては,ジョブが正常に実行できなくなることがあるため,注意が必要です。例えば,スタックセグメントサイズの上限を0に設定すると,ジョブが実行できなくなる場合があります。
- このため,余裕がある制限値を指定するか,または制限を設けないでください。制限を設ける場合は,事前にpsコマンドを実行し,セグメントサイズやCPU時間などを計測してから,指定する値を決定してください。ただし,制限を設けない場合でも,リソースに対する制限がまったくなくなるわけではありません。この場合,JP1/AJS3が明示的に制限値を設定しないだけであり,システムのデフォルトの制限値(JP1/AJS3起動時の制限値)が有効になります。
- なお,環境設定パラメーターの中にはOSによって制限をしていないものもあります。
- デフォルトの制限値を超える値を指定した場合は,ジョブ実行ユーザーに適切な権限(スーパーユーザー権限)が必要です。ジョブ実行ユーザーに適切な権限(スーパーユーザー権限)がないときは,ジョブ実行時にリソース制限に失敗し,統合トレースログに警告メッセージKAVU3587-Wが出力されます。この場合,ジョブはデフォルトの制限値で実行されます。
- なお,リソースの制限は,ジョブプロセスが生成した子プロセスにも反映されます(ただし,子プロセス側で独自に制限する場合は除きます)。
- また,AIXおよびLinuxの場合,ジョブの実行ユーザーに対して,/etc/security/limits(Linuxの場合は/etc/security/limits.conf)でリソースの制限値の定義をしても,ジョブ実行時に値は有効になりません。JP1/AJS3起動時のユーザー(root)に対してリソース制限値を定義してください。詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編) 7.4 UNIXジョブ使用時の注意事項」を参照してください。
項番 定義キー 環境設定
パラメーター定義内容 対象マネージャー 対象OS 対象
製品1 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQMANAGER\Process]※ "WorkPath"= マネージャープロセス実行時のワークディレクトリ名 C Windows
UNIXM 2 "IsHA"= マネージャープロセスのクラスタ環境設定の定義 C,S Windows
UNIXM 3 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQMANAGER\Database]※ "DatabasePath"= データベース格納ディレクトリ名 C Windows
UNIXM 4 "PreserveTerm"= ジョブ情報の保存日数 C Windows
UNIXM 5 "StandardTime"= ジョブ情報削除の基準時刻 C Windows
UNIXM 6 "FlashOption"= データファイル更新モード C Windows
UNIXM 7 "DeleteFlashOption"= ジョブ情報削除処理非同期オプション C Windows
UNIXM 8 "PreserveMinute"= ジョブ情報保存日数0日指定時のジョブ情報の保存時間 C Windows
UNIXM 9 "StartUpDelete"= JP1/AJS3サービス起動時のジョブ情報削除処理抑止オプション C Windows
UNIXM 10 "ColdStartMode"= JP1/AJS3サービスのコールドスタート時のデータベース初期化 C Windows
UNIXM 11 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQMANAGER\Queue]※ "MaximumQueue"= キューの最大定義数 C Windows
UNIXM 12
- スケジューラーサービス(共通)の場合
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJS2\SCHEDULER\QUEUE\MANAGER\Job]※
- スケジューラーサービス(個別)の場合
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJSMANAGER\スケジューラーサービス名\QUEUE\MANAGER\Job]※
- サブミットジョブおよび互換用ISAM構成の場合
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQMANAGER\Job]※
"MaximumContentJob"= システム内の最大ジョブ数 C,S Windows
UNIXM 13 "AlartContentJob"= システム内の警告ジョブ数 C,S Windows
UNIXM 14 "ReceiveFileSizeStatus"= ジョブの結果ファイルまたは転送ファイルのファイルサイズが上限値に達したときの動作 C,S Windows
UNIXM 15 "LimitReceiveFileSize"= ジョブの結果ファイルまたは転送ファイルのファイルサイズの上限値 C,S Windows
UNIXM 16 "ReceiveFileOption"= ジョブの結果ファイルの二重受信防止定義 C,S Windows
UNIXM 17 "QueuingJobRecoveryTime"= キューイング中のジョブに対するエージェントの障害回復待ち時間 C,S Windows
UNIXM 18 "ExecutingJobRecoveryTime"= 実行中のジョブに対するエージェントの障害回復待ち時間 C,S Windows
UNIXM 19 "MaximumExecJobLogOption"= ジョブ実行多重度到達を確認するメッセージを出力する設定 C,S Windows
UNIXM 20 "MaximumExecJobLogInterval"= ジョブ実行多重度到達を確認するメッセージを出力する間隔 C,S Windows
UNIXM 21 "PreventChangeJobOrder"= サブミットジョブの実行順序の入れ替わりを防止する設定 C Windows
UNIXM 22 "EnumJobSaveMemory"= ジョブ情報列挙時にジョブ実行制御マネージャーのメモリー消費量を少なくする設定 C Windows
UNIXM 23 "ExecutingJobChangeStatus"= 通信障害時に実行中のジョブをすべて終了状態にする設定 C,S Windows
UNIXM 24
- スケジューラーサービス(共通)の場合
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJS2\SCHEDULER\QUEUE\MANAGER\Network]※
- スケジューラーサービス(個別)の場合
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJSMANAGER\スケジューラーサービス名\QUEUE\MANAGER\Network]※
- サブミットジョブおよび互換用ISAM構成の場合
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQMANAGER\Network]※
"ConnectTimeout"= ジョブ実行制御マネージャーのTCP/IP通信接続タイムアウト値の定義 C,S Windows
UNIXM 25 "CommunicateRetryCount"= ジョブ実行制御マネージャーのTCP/IP通信接続エラーのリトライ回数の定義 C,S Windows
UNIXM 26 "CommunicateRetryInterval"= ジョブ実行制御マネージャーのTCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔の定義 C,S Windows
UNIXM 27
- スケジューラーサービス(共通)の場合
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJS2\SCHEDULER\QUEUE\MANAGER\Agent]※
- スケジューラーサービス(個別)の場合
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJSMANAGER\スケジューラーサービス名\QUEUE\MANAGER\Agent]※
- サブミットジョブおよび互換用ISAM構成の場合
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQMANAGER\Agent]※
"MaximumAgent"= エージェントの最大定義数 C Windows
UNIXM 28 "ObserveInterval"= エージェント監視インターバル C,S Windows
UNIXM 29 "AutoCreate"= エージェント自動定義の制御フラグ C,S Windows
UNIXM 30 "AutoCreateExecJobs"= エージェント自動定義時のジョブの実行多重度 C,S Windows
UNIXM 31 "AutoCreateMaxJobs"= エージェント自動定義時のジョブ数の最大値 C Windows
UNIXM 32 "AutoCreateWarnJobs"= エージェント自動定義時のジョブ数の警告値 C Windows
UNIXM 33 "AutoCreatePriority"= エージェント自動定義時のエージェント優先順位 C Windows
UNIXM 34 "LeastRecentlyUsed"= ジョブを配信するエージェントホストの決定方式の定義 C,S Windows
UNIXM 35 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQMANAGER\Resource]※ "MaximumResource"= 排他実行リソースの最大定義数 C Windows
UNIXM 36 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQAGENT\Process]※ "WorkPath"= エージェントプロセス実行時のワークディレクトリ名 − Windows
UNIXM,A 37 "IsHA"= エージェントプロセスのクラスタ環境設定の定義 − Windows
UNIXM,A 38 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQAGENT\Job]※ "IsExecFindExecutable"= ジョブをロングファイル名で実行するための定義 − Windows M,A 39 "LoadUserProfile"= ユーザープロファイルを読み込むかどうかの定義 − Windows M,A 40 "IsAccessTokenCache"= ジョブ実行時にアクセストークンを再利用するための設定 − Windows M,A 41 "DISABLE_FS_REDIRECTION"= WOW64環境でジョブを実行する際にファイルシステムリダイレクトを無効にする設定 − Windows M,A 42 "ENABLE_LONG_EXT"= 拡張子が4バイト以上の実行ファイルを,該当する拡張子に関連づけられたアプリケーションでジョブを実行するかどうかの設定 − Windows M,A 43 "IsLimitCoreSize"= プロセスごとの最大コアファイルサイズの制限フラグ − UNIX M,A 44 "LimitCoreSize"= プロセスごとの最大コアファイルサイズ − UNIX M,A 45 "IsLimitDataSize"= プロセスごとの最大データセグメントサイズの制限フラグ − UNIX M,A 46 "LimitDataSize"= プロセスごとの最大データセグメントサイズ − UNIX M,A 47 "IsLimitFileSize"= プロセスごとの最大パーマネントファイルサイズの制限フラグ − UNIX M,A 48 "LimitFileSize"= プロセスごとの最大パーマネントファイルサイズ − UNIX M,A 49 "IsLimitMemorySize"= プロセスごとの最大メモリーサイズの制限フラグ − UNIX M,A 50 "LimitMemorySize"= プロセスごとの最大メモリーサイズ − UNIX M,A 51 "IsLimitStackSize"= プロセスごとの最大スタックセグメントサイズの制限フラグ − UNIX M,A 52 "LimitStackSize"= プロセスごとの最大スタックセグメントサイズ − UNIX M,A 53 "IsLimitCpuTime"= プロセスごとの最大CPU時間の制限フラグ − UNIX M,A 54 "LimitCpuTime"= プロセスごとの最大CPU時間 − UNIX M,A 55 "IsLimitWorkSize"= プロセスごとの最大ワーキングセットサイズの制限フラグ − UNIX M,A 56 "LimitWorkSize"= プロセスごとの最大ワーキングセットサイズ − UNIX M,A 57 "IsLimitNoFile"= プロセスごとの最大ファイルディスクリプタ数の制限フラグ − UNIX M,A 58 "LimitNoFile"= プロセスごとの最大ファイルディスクリプタ数 − UNIX M,A 59 "PipeComTimeout"= エージェントのパイプ通信タイムアウト値の定義 − UNIX M,A 60 "AfterForkPipeTimeout"= ジョブプロセス実行準備完了通知時のタイムアウト値の定義 − UNIX M,A 61 "IsCacheCmdSearchPath"= コマンド検索パスの値のキャッシング指定フラグ − UNIX M,A 62 "IsUseWorkPath"= ジョブ実行時のワーク(カレント)パスの変更フラグ − UNIX M,A 63 "IsSigchldDefault"= JP1/AJS3から起動される子プロセスを,SIGCHLDシグナルを受信する設定(SIG_DFL)に変更する定義 − UNIX M,A 64 "FileAccessPermissionMode"= UNIXジョブ実行時のファイルのアクセス権限をチェックする方法の設定 − UNIX M,A 65 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQAGENT\Network]※ "NotfyJobStateInterval"= ジョブの結果ファイルの再送間隔 − Windows
UNIXM,A 66 "NotfyJobStateCount"= ジョブの結果ファイルの再送回数 − Windows
UNIXM,A 67 "ConnectTimeout"= ジョブ実行制御エージェントのTCP/IP通信接続タイムアウト値の定義 − Windows
UNIXM,A 68 "CommunicateRetryCount"= ジョブ実行制御エージェントのTCP/IP通信接続エラーのリトライ回数の定義 − Windows
UNIXM,A 69 "CommunicateRetryInterval"= ジョブ実行制御エージェントのTCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔の定義 − Windows
UNIXM,A 70 "LogonUserRetryCount"= ジョブの実行先サービスに[標準]を指定している場合に,アクセストークンの取得をリトライする回数 − Windows M,A 71 "LogonUserRetryInterval"= ジョブの実行先サービスに[標準]を指定している場合に,アクセストークンの取得をリトライする間隔 − Windows M,A 72 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQAGENT\Variable]※ "変数名"= 変数名に対応した実行プログラムの,そのホストでのインストール先ディレクトリ − Windows
UNIXM,A 73 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQCLIENT\PathEnv]※ "All Users"= 転送元ファイルの検索パス − Windows
UNIXM,A 74 "JP1ユーザー名"= 転送元ファイルの検索パス − Windows
UNIXM,A 75 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQCLIENT\Network]※ "ConnectTimeout"= ジョブ実行に使用するコマンドおよびスケジューラーのTCP/IP通信接続タイムアウト値の定義 − Windows
UNIXM,A 76 "CommunicateRetryCount"= ジョブ実行に使用するコマンドおよびスケジューラーのTCP/IP通信接続エラーのリトライ回数の定義 − Windows
UNIXM,A 77 "CommunicateRetryInterval"= ジョブ実行に使用するコマンドおよびスケジューラーのTCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔の定義 − Windows
UNIXM,A 78 "CommunicateTimeout"= ジョブ実行制御のマネージャープロセスに対する通信タイムアウト時間 − Windows
UNIXM,A 79 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQCLIENT\Process]※ "MacroOptionReplaceMode"= マクロ変数の引き継ぎ情報がNULL文字列の場合の置き換え方法の設定 − Windows
UNIXM,A 80 "IsHA"= ジョブ実行に使用するコマンドおよびスケジューラーのクラスタ環境設定の定義 − Windows
UNIXM,A 81
- スケジューラーサービス(共通)の場合
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJS2\SCHEDULER\QUEUE\NOTIFY\Network]※
- スケジューラーサービス(個別)の場合
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJSMANAGER\スケジューラーサービス名\QUEUE\NOTIFY\Network]※
- 互換用ISAM構成の場合
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQNOTIFY\Network]※
"ConnectTimeout"= ジョブ実行制御状態通知プロセスのTCP/IP通信接続タイムアウト値の定義 − Windows
UNIXM 82 "CommunicateRetryCount"= ジョブ実行制御状態通知プロセスのTCP/IP通信接続エラーのリトライ回数の定義 − Windows
UNIXM 83 "CommunicateRetryInterval"= ジョブ実行制御状態通知プロセスのTCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔の定義 − Windows
UNIXM 84 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQNOTIFY\Process]※ "IsHA"= ジョブ実行制御状態通知プロセスのクラスタ環境設定の定義 − Windows
UNIXM,A 85 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQAGENT\Job]※ "MergeEnvMode"= システム環境変数とジョブ定義の環境変数が重複した場合に,ジョブ定義の環境変数を有効にするかどうかの定義 − Windows M,A 86 "UACAdministratorsExec"= UAC機能有効時にAdministrators権限でジョブを実行するための設定 − Windows M,A 87 "GetPasswd_RetryCount"= OSのパスワードファイルからユーザー情報の取得に失敗した場合のリトライ回数 − UNIX M,A 88 "GetPasswd_RetryInterval"= OSのパスワードファイルからユーザー情報の取得に失敗した場合のリトライ間隔 − UNIX M,A 89 "IgnoreResultFileError"= ジョブの実行先サービスに[標準]を指定している場合に,ジョブの結果ファイルの転送処理でエラーが発生したときの動作 − Windows
UNIXM,A 90 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQCLIENT\Process]※ "PassingInfoUsePreRc"= 引き継ぎ情報設定ジョブで先行ジョブの戻り値を使用するための設定 − Windows
UNIXM
- (凡例)
- C:サブミットジョブおよび互換用ISAM構成の場合のジョブ実行制御マネージャー
- S:スケジューラーサービス用ジョブ実行制御マネージャー
- M:JP1/AJS3 - Manager
- A:JP1/AJS3 - Agent
- −:該当なし
- 注※
- {JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定します。
各環境設定パラメーターの定義内容の詳細を次に示します。
詳細の記載がないパラメーターは保守用のパラメーターです。値は変更しないでください。
「デフォルト値」は,環境設定パラメーターを省略した場合の仮定値です。
- <この節の構成>
- (1) "WorkPath"="マネージャープロセス実行時のワークディレクトリ名"
- (2) "IsHA"=dword:マネージャープロセスのクラスタ環境設定の定義
- (3) "DatabasePath"="データベース格納ディレクトリ名"
- (4) "PreserveTerm"=dword:ジョブ情報の保存日数
- (5) "StandardTime"=dword:ジョブ情報削除の基準時刻
- (6) "FlashOption"=dword:データファイル更新モード
- (7) "DeleteFlashOption"=dword:ジョブ情報削除処理非同期オプション
- (8) "PreserveMinute"=dword:ジョブ情報保存日数0日指定時のジョブ情報の保存時間
- (9) "StartUpDelete"=dword:JP1/AJS3サービス起動時のジョブ情報削除処理抑止オプション
- (10) "ColdStartMode"="{clear|noclear}"
- (11) "MaximumQueue"=dword:キューの最大定義数
- (12) "MaximumContentJob"=dword:システム内の最大ジョブ数
- (13) "AlartContentJob"=dword:システム内の警告ジョブ数
- (14) "ReceiveFileSizeStatus"=dword:ファイルサイズが上限値に達したときの動作
- (15) "LimitReceiveFileSize"=dword:ファイルサイズの上限値
- (16) "ReceiveFileOption"=dword:ジョブの結果ファイルの二重受信防止定義
- (17) "QueuingJobRecoveryTime"=dword:キューイング中のジョブに対するエージェントの障害回復待ち時間
- (18) "ExecutingJobRecoveryTime"=dword:実行中のジョブに対するエージェントの障害回復待ち時間
- (19) "MaximumExecJobLogOption"=dword:ジョブ実行多重度到達を確認するメッセージを出力する設定
- (20) "MaximumExecJobLogInterval"=dword:ジョブ実行多重度到達を確認するメッセージを出力する間隔
- (21) "PreventChangeJobOrder"=dword:サブミットジョブの実行順序の入れ替わりを防止する設定
- (22) "EnumJobSaveMemory"=dword:ジョブ情報列挙時にジョブ実行制御マネージャーのメモリー消費量を少なくする設定
- (23) "ExecutingJobChangeStatus"=dword:通信障害時に実行中のジョブをすべて終了状態にする設定
- (24) "ConnectTimeout"=dword:ジョブ実行制御マネージャーのTCP/IP通信接続タイムアウト値の定義
- (25) "CommunicateRetryCount"=dword:ジョブ実行制御マネージャーのTCP/IP通信接続エラーのリトライ回数の定義
- (26) "CommunicateRetryInterval"=dword:ジョブ実行制御マネージャーのTCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔の定義
- (27) "MaximumAgent"=dword:エージェントの最大定義数
- (28) "ObserveInterval"=dword:エージェント監視インターバル
- (29) "AutoCreate"=dword:エージェント自動定義の制御フラグ
- (30) "AutoCreateExecJobs"=dword:エージェント自動定義時のジョブの実行多重度
- (31) "AutoCreateMaxJobs"=dword:エージェント自動定義時のジョブ数の最大値
- (32) "AutoCreateWarnJobs"=dword:エージェント自動定義時のジョブ数の警告値
- (33) "AutoCreatePriority"=dword:エージェント自動定義時のエージェント優先順位
- (34) "LeastRecentlyUsed"=dword:ジョブを配信するエージェントホストの決定方式
- (35) "MaximumResource"=dword:排他実行リソースの最大定義数
- (36) "WorkPath"="エージェントプロセス実行時のワークディレクトリ名"
- (37) "IsHA"=dword:エージェントプロセスのクラスタ環境設定の定義
- (38) "IsExecFindExecutable"=dword:ジョブをロングファイル名で実行するための定義
- (39) "LoadUserProfile"=dword:ユーザープロファイルを読み込むかどうかの定義
- (40) "IsAccessTokenCache"=dword:ジョブ実行時にアクセストークンを再利用するための設定
- (41) "DISABLE_FS_REDIRECTION"=dword:WOW64環境でジョブを実行する際にファイルシステムリダイレクトを無効にする設定
- (42) "ENABLE_LONG_EXT"=dword:設定値
- (43) "IsLimitCoreSize"=dword:プロセスごとの最大コアファイルサイズの制限フラグ
- (44) "LimitCoreSize"=dword:プロセスごとの最大コアファイルサイズ
- (45) "IsLimitDataSize"=dword:プロセスごとの最大データセグメントサイズの制限フラグ
- (46) "LimitDataSize"=dword:プロセスごとの最大データセグメントサイズ
- (47) "IsLimitFileSize"=dword:プロセスごとの最大パーマネントファイルサイズの制限フラグ
- (48) "LimitFileSize"=dword:プロセスごとの最大パーマネントファイルサイズ
- (49) "IsLimitMemorySize"=dword:プロセスごとの最大メモリーサイズの制限フラグ
- (50) "LimitMemorySize"=dword:プロセスごとの最大メモリーサイズ
- (51) "IsLimitStackSize"=dword:プロセスごとの最大スタックセグメントサイズの制限フラグ
- (52) "LimitStackSize"=dword:プロセスごとの最大スタックセグメントサイズ
- (53) "IsLimitCpuTime"=dword:プロセスごとの最大CPU時間の制限フラグ
- (54) "LimitCpuTime"=dword:プロセスごとの最大CPU時間
- (55) "IsLimitWorkSize"=dword:プロセスごとの最大ワーキングセットサイズの制限フラグ
- (56) "LimitWorkSize"=dword:プロセスごとの最大ワーキングセットサイズ
- (57) "IsLimitNoFile"=dword:プロセスごとの最大ファイルディスクリプタ数の制限フラグ
- (58) "LimitNoFile"=dword:プロセスごとの最大ファイルディスクリプタ数
- (59) "PipeComTimeout"=dword:エージェントのパイプ通信タイムアウト値
- (60) "AfterForkPipeTimeout"=dword:ジョブプロセス実行準備完了通知時のタイムアウト値
- (61) "IsCacheCmdSearchPath"=dword:コマンド検索パスの値のキャッシング指定フラグ
- (62) "IsUseWorkPath"=dword:ジョブ実行時のワークパスの変更フラグ
- (63) "IsSigchldDefault"=dword:JP1/AJS3から起動される子プロセスを,SIGCHLDシグナルを受信する設定(SIG_DFL)に変更する定義
- (64) "FileAccessPermissionMode"=dword:UNIXジョブ実行時のファイルのアクセス権限をチェックする方法の設定
- (65) "NotfyJobStateInterval"=dword:ジョブの結果ファイルの再送間隔
- (66) "NotfyJobStateCount"=dword:ジョブの結果ファイルの再送回数
- (67) "ConnectTimeout"=dword:ジョブ実行制御エージェントのTCP/IP通信接続タイムアウト値の定義
- (68) "CommunicateRetryCount"=dword:ジョブ実行制御エージェントのTCP/IP通信接続エラーのリトライ回数の定義
- (69) "CommunicateRetryInterval"=dword:ジョブ実行制御エージェントのTCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔の定義
- (70) "LogonUserRetryCount"=dword:ジョブの実行先サービスに[標準]を指定している場合に,アクセストークンの取得をリトライする回数
- (71) "LogonUserRetryInterval"=dword:ジョブの実行先サービスに[標準]を指定している場合に,アクセストークンの取得をリトライする間隔
- (72) "変数名"="値"
- (73) "All Users"=転送元ファイルの検索パス
- (74) "JP1ユーザー名"=転送元ファイルの検索パス
- (75) "ConnectTimeout"=dword:ジョブ実行に使用するコマンドおよびスケジューラーのTCP/IP通信接続タイムアウト値の定義
- (76) "CommunicateRetryCount"=dword:ジョブ実行に使用するコマンドおよびスケジューラーのTCP/IP通信接続エラーのリトライ回数の定義
- (77) "CommunicateRetryInterval"=dword:ジョブ実行に使用するコマンドおよびスケジューラーのTCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔の定義
- (78) "CommunicateTimeout"=dword:設定値
- (79) "MacroOptionReplaceMode"=dword:マクロ変数の引き継ぎ情報がNULL文字列の場合の置き換え方法の設定
- (80) "IsHA"=dword:ジョブ実行に使用するコマンドおよびスケジューラーのクラスタ環境設定の定義
- (81) "ConnectTimeout"=dword:ジョブ実行制御状態通知プロセスのTCP/IP通信接続タイムアウト値の定義
- (82) "CommunicateRetryCount"=dword:ジョブ実行制御状態通知プロセスのTCP/IP通信接続エラーのリトライ回数の定義
- (83) "CommunicateRetryInterval"=dword:ジョブ実行制御状態通知プロセスのTCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔の定義
- (84) "IsHA"=dword:ジョブ実行制御状態通知プロセスのクラスタ環境設定の定義
- (85) "MergeEnvMode"=dword:システム環境変数とジョブ定義の環境変数が重複した場合にジョブ定義の環境変数を有効にするかどうかの定義
- (86) "UACAdministratorsExec"=dword:UAC機能有効時にAdministrators権限でジョブを実行するかどうかの定義
- (87) "GetPasswd_RetryCount"=dword:OSのパスワードファイルからユーザー情報の取得に失敗した場合のリトライ回数
- (88) "GetPasswd_RetryInterval"=dword:OSのパスワードファイルからユーザー情報の取得に失敗した場合のリトライ間隔
- (89) "IgnoreResultFileError"=dword:ジョブの結果ファイルで転送エラーが発生したときの動作
- (90) "PassingInfoUsePreRc"=dword:引き継ぎ情報設定ジョブで先行ジョブの戻り値を使用するための設定
(1) "WorkPath"="マネージャープロセス実行時のワークディレクトリ名"
マネージャープロセス実行時のワークディレクトリ名です。ジョブ実行管理用のワークディレクトリの名称をフルパスで指定します。
デフォルトで設定されているディレクトリがあるディスク容量に,空きがない場合,ディスク容量に空きがあるディレクトリを指定してください。
- 指定できる値
- 180バイト以内の文字列
- デフォルト値
- Windows Server 2008でインストール先フォルダがデフォルトまたはシステムで保護されたフォルダ配下の場合
%ALLUSERSPROFILE%\HITACHI\JP1\JP1_DEFAULT\JP1AJS2\tmp
「%ALLUSERSPROFILE%」のデフォルトは「システムドライブ\ProgramData」です。
「システムで保護されたフォルダ」とは,次のパスを指します。
・「システムドライブ\Windows」配下
・「システムドライブ\Program Files」配下
・「システムドライブ\Program Files (x86)」配下(64ビット版のWindowsの場合)
- Windows Server 2003,またはWindows Server 2008でインストール先フォルダが上記以外の場合
JP1/AJS3 - Managerのインストール先フォルダ\tmp
- UNIXの場合
/var/opt/jp1ajs2/tmp
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(2) "IsHA"=dword:マネージャープロセスのクラスタ環境設定の定義
ジョブ実行制御マネージャープロセスのクラスタ環境設定の定義を指定します。このパラメーターは,クラスタ運用をやめる場合だけ設定してください。
- 指定できる値
- 0
- クラスタ運用しない場合に指定します。
- 1
- クラスタ運用する場合に指定します。クラスタシステム運用時のセットアップを実行すると,この値が自動的に設定されます。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- なし
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(3) "DatabasePath"="データベース格納ディレクトリ名"
ジョブ実行環境情報やジョブ情報が書き込まれる,ISAMファイルを格納するディレクトリの名称をフルパスで指定します。
デフォルトで設定されているディレクトリがあるディスク容量に,空きがない場合,ディスク容量に空きがあるディレクトリを指定してください。
- 指定できる値
- 180バイト以内の文字列
- デフォルト値
- Windows Server 2008でインストール先フォルダがデフォルトまたはシステムで保護されたフォルダ配下の場合
%ALLUSERSPROFILE%\HITACHI\JP1\JP1_DEFAULT\JP1AJS2\database\queue
「%ALLUSERSPROFILE%」のデフォルトは「システムドライブ\ProgramData」です。
「システムで保護されたフォルダ」とは,次のパスを指します。
・「システムドライブ\Windows」配下
・「システムドライブ\Program Files」配下
・「システムドライブ\Program Files (x86)」配下(64ビット版のWindowsの場合)
- Windows Server 2003,またはWindows Server 2008でインストール先フォルダが上記以外の場合
JP1/AJS3 - Managerのインストール先フォルダ\database\queue
- UNIXの場合
/var/opt/jp1ajs2/database/queue
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
- UNIXの場合,ここで指定したディレクトリに作成されたファイルに対してシンボリックリンクを作成しないでください。再編成を実施したときに,ファイルが再作成されるため,リンクが切れてしまいます。シンボリックリンクを作成したい場合は,ここで指定したディレクトリに対して作成してください。また,ここで指定するディレクトリに,NFSなどのネットワークを介したファイルシステムにマウントされたディレクトリ,またはネットワークドライブを使用しないでください。
(4) "PreserveTerm"=dword:ジョブ情報の保存日数
ジョブの実行結果情報を何日前のものまで保存しておくのかを指定します。
推奨値の保存日数の間に,ジョブ実行の件数が20万件を超える場合,必要に応じてこの値を変更してください。
なお,この指定で対象となるジョブにイベントジョブは含まれません。
- 指定できる値
- 16進数で0〜3E7(10進数で0〜999)(単位:日)
- 「dword:00000000」(0日)を指定した場合,実行結果情報はジョブの実行終了時に削除されます。
- ジョブ情報の保存日数を0日とした場合の,保存時間の設定方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 7.1.9 ジョブ情報の保存時間の設定」も参照してください。
- デフォルト値
- dword:00000007(7日)
- JP1/AJS3の新規のインストール時および新規のセットアップ時に「dword:00000001」が設定されます。
- 推奨値
- dword:00000001(1日)
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
- ジョブ情報保存日数は,ジョブ実行環境データベースに格納されたジョブ情報を保存する日数です。この指定で保存日数の値を小さくしても,スケジューラーデータベースが管理するジョブネットの世代保存数には影響しません。
- また,ジョブ情報保存日数の値を小さく変更したあと,次のジョブ情報削除基準時刻またはJP1/AJS3サービス再起動時に,削除対象のジョブ情報が大量にあると,ジョブ情報の削除処理と競合してジョブの実行性能が低下したり,システムへの負荷が高くなったりすることがあります。
- ジョブの実行数が少ない時間帯に変更したり,段階的に保存日数の値を小さくしたりするなど,設定の変更には十分に注意してください。
- 標準構成の場合,QUEUEジョブ,サブミットジョブ用データベースに登録できるジョブ数は,20万件未満です。
- データベースには,ジョブ情報の保存日数よりも1日分多くジョブの実行結果情報が登録されます。例えば,1日に実行するジョブ数が1万件で,ジョブ保存日数が10日の場合,11万件が登録されます。
- データベースに登録するジョブの実行結果情報が20万件未満になるように,ジョブ情報の保存日数の値を指定してください。
(5) "StandardTime"=dword:ジョブ情報削除の基準時刻
ジョブ実行結果情報を削除する時刻を指定します。ただし,JP1/AJS3サービス起動時にもジョブの実行結果情報が削除されます。その際,JP1/AJS3サービス起動時刻を基準時刻として,保存日数以前のジョブ実行結果情報が削除されます。その後は,この設定値の時刻にジョブの実行結果情報を削除するようになります。
ジョブ情報削除中にジョブが多量に実行されてジョブの実行性能に影響している場合,ジョブが多量に実行されていない時刻に変更してください。
JP1/AJS3サービス起動時にジョブ情報を削除しない設定もできます。詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 7.1.10 JP1/AJS3起動時にジョブ情報削除処理を抑止する設定」を参照してください。
なお,この指定で対象となるジョブにイベントジョブは含まれません。
- 指定できる値
- 16進数で,0:00〜23:59の間の,0:00を基準とした相対時刻(単位:分)
- 例えば,1:00に設定する場合は,「dword:0000003c」(1:00=60分)と指定します。
- デフォルト値
- dword:00000000(0:00)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(6) "FlashOption"=dword:データファイル更新モード
ISAMファイルの更新時に,同期書き込みを許可するかどうかを指定します。
- 指定できる値
- 0
- JP1/AJS3の処理とは同期を取らないで,OSのバッファーリングによってディスクに書き込みます。
- ジョブ実行環境のデータベースアクセスでOSのバッファーリングによるディスク書き込みを使用して信頼性よりジョブ実行性能を優先したい場合は,値を「0」にしてください。ただし,信頼性が低下するためクラスタ構成には向きません。
- 1
- ファイル更新時に,常に同期書き込みを実行します。この方法で書き込みを実行した場合,信頼性は向上しますが,性能は低下します。
- デフォルト値
- dword:00000001(同期方式)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(7) "DeleteFlashOption"=dword:ジョブ情報削除処理非同期オプション
ジョブ情報の削除処理について非同期で実行するかどうかを指定します。
ジョブ情報の削除処理の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 7.1.8 ジョブ情報削除処理非同期オプションの設定」を参照してください。
- 指定できる値
- 0
- ジョブ情報の削除を非同期で実行します。
- 1
- ジョブ情報の削除を同期して実行します。
- デフォルト値
- dword:00000001(10進数で1)(同期)
- JP1/AJS3の新規のインストール時および新規のセットアップ時に「0」が設定されます。
- 推奨値
- dword:00000000(10進数で0)(非同期)
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(8) "PreserveMinute"=dword:ジョブ情報保存日数0日指定時のジョブ情報の保存時間
ジョブ情報の保存日数を0日にした場合に,ジョブが終了してから削除するまでの保存時間を指定します。
ジョブ情報の削除処理の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 7.1.9 ジョブ情報の保存時間の設定」またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 7.1.8 ジョブ情報削除処理非同期オプションの設定」を参照してください。
- 指定できる値
- 16進数で0000000A〜000005A0(10進数で10〜1,440)(単位:分)
- デフォルト値
- dword:0000000A(10進数で10)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(9) "StartUpDelete"=dword:JP1/AJS3サービス起動時のジョブ情報削除処理抑止オプション
ジョブ情報の保存日数を1日以上設定している場合に,JP1/AJS3サービス起動時にジョブ情報の削除処理を抑止するかどうかを指定します。
ジョブ情報の削除処理の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 7.1.10 JP1/AJS3起動時にジョブ情報削除処理を抑止する設定」またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 7.1.8 ジョブ情報削除処理非同期オプションの設定」を参照してください。
- 指定できる値
- 0
- JP1/AJS3サービス起動時に,ジョブ情報削除の基準時刻を基点として保存日数を超えているジョブ情報をジョブ情報削除処理で削除します。
- JP1/AJS3サービス起動時,ジョブ情報削除の基準時刻からJP1/AJS3サービス起動時刻までの間に保存日数を超えたジョブ情報については削除しません。
- 前回のジョブ情報削除の基準時刻にJP1/AJS3サービスが停止していてジョブ情報削除処理が実施されなかった場合に,ジョブ情報削除の基準時刻を基点として保存日数を超えているジョブ情報が残っていることがあります。その場合は,JP1/AJS3サービス起動時に,これらのジョブ情報だけを削除します。
- 1
- JP1/AJS3サービス起動時に,JP1/AJS3サービス起動時刻を基点として保存日数を超えているジョブ情報をジョブ情報削除処理で削除します。
- JP1/AJS3サービス起動時,ジョブ情報削除の基準時刻からJP1/AJS3サービス起動時刻までの間に保存日数を超えたジョブ情報がある場合,これらのジョブ情報を削除します。
- 前回のジョブ情報削除の基準時刻にJP1/AJS3サービスが停止していてジョブ情報削除処理が実施されなかった場合に,ジョブ情報削除の基準時刻を基点として保存日数を超えているジョブ情報が残っていることがあります。その場合は,JP1/AJS3サービス起動時に,これらのジョブ情報も削除します。
- 2
- JP1/AJS3サービス起動時のジョブ情報削除処理を抑止します。ただし,ジョブ情報削除の基準時刻にJP1/AJS3サービスを停止する運用の場合はこの設定をしないでください。
- ジョブ情報削除の基準時刻にJP1/AJS3サービスが停止していると,ジョブ情報削除の基準時刻を基点として保存日数を超えているジョブ情報が削除されません。そのため,ジョブ実行環境データベースのディスク占有量が増加し続けます。ジョブ実行環境データベースのディスク占有量が増加すると,JP1/AJS3サービスの起動に失敗したり,ジョブが実行できなくなったりするといった影響が出るおそれがあります。
- デフォルト値
- dword:00000001(10進数で1)
- JP1/AJS3の新規のインストール時および新規のセットアップ時に「0」が設定されます。
- 推奨値
- dword:00000000(10進数で0)
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(10) "ColdStartMode"="{clear|noclear}"
JP1/AJS3サービスのコールドスタート時に,ジョブ実行環境データベースのジョブ情報を初期化するかどうかを指定します。
- 指定できる値
- clear
- JP1/AJS3サービスのコールドスタート時に,ジョブ実行環境データベースのジョブ情報を初期化します。ただし,自動起動しない設定のスケジューラーサービスが存在する場合は初期化しません。
- noclear
- JP1/AJS3サービスのコールドスタート時に,ジョブ実行環境データベースのジョブ情報を初期化しません。06-71以前の初期化しない動作に合わせたい場合に指定します。
- デフォルト値
- clear
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(11) "MaximumQueue"=dword:キューの最大定義数
キューを定義できる最大数を指定します。
マネージャーで定義するキューが推奨値で不足する場合,必要に応じてこの値を変更してください。
- 指定できる値
- 16進数で1〜2000(10進数で1〜8,192)
- デフォルト値
- dword:00000096(10進数で150)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
- 1台のマネージャーで使用できるキューの最大数は,エージェントで使用するデフォルトキューの数を含みます。環境設定パラメーターMaximumAgentに指定するエージェントの最大定義数がデフォルトキューの最大値となるので,環境設定パラメーターMaximumQueueには,環境設定パラメーターMaximumAgentに指定する値よりも大きい値を指定してください。
- ここで指定するキューの最大定義数と,1台のマネージャーで使用できるキューの最大数は次のような関係です。
環境設定パラメーターMaximumQueueに指定する値(環境設定パラメーターMaximumAgentに指定する値よりも大きい値)=1台のマネージャーで使用できるキューの最大数
(12) "MaximumContentJob"=dword:システム内の最大ジョブ数
システム内の作業領域上に保持できる最大ジョブ数を指定します。
大量のジョブを集中してジョブを登録および実行する運用の場合,必要に応じてこの値を変更してください。
JP1/AJS3サービス起動時に,ここで設定した値分のジョブ情報領域がメモリーに確保されます。運用時のキューイングジョブのピーク数を十分に補える値を設定してください。
ジョブ情報領域がすべて使用されていると(この項目の設定値と同数のジョブがキュー中に残っていると),サブミットが失敗してしまいます。また,この指定で対象となるジョブは,キューイング中(時間待ち,保留中を含む)および実行中のジョブです。終了したジョブ,イベントジョブ,判定ジョブは対象外です。
- 指定できる値
- 16進数で1〜14000(10進数で1〜81,920)
- デフォルト値
- スケジューラーサービス用ジョブ実行制御マネージャーの場合
dword:00001770(10進数で6,000)
- サブミットジョブ用および互換用ISAM構成のジョブ実行制御マネージャーの場合
dword:000007D0(10進数で2,000)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(13) "AlartContentJob"=dword:システム内の警告ジョブ数
システム内に保持されている作業領域上のジョブ情報領域の使用状況によって,警告メッセージを出力するためのしきい値を指定します。
環境設定パラメーターMaximumContentJob(システム内の最大ジョブ数)を変更した場合は,必要に応じてこの値も変更してください。
Windowsの場合,この指定で対象となるジョブは,キューイング中(時間待ち,保留中を含む)および実行中のジョブです。終了したジョブ,イベントジョブ,判定ジョブは対象外です。
UNIXの場合,この指定で対象となるジョブにイベントジョブは含まれません。
- 指定できる値
- 16進数で1〜14000(10進数で1〜81,920)
- デフォルト値
- スケジューラーサービス用ジョブ実行制御マネージャーの場合
dword:000012C0(10進数で4,800)
- サブミットジョブ用および互換用ISAM構成のジョブ実行制御マネージャーの場合
dword:00000640(10進数で1,600)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(14) "ReceiveFileSizeStatus"=dword:ファイルサイズが上限値に達したときの動作
ファイル受信サイズが上限値に達したときの動作を指定します。
詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.7 ファイル受信制限をするための設定」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.7 ファイル受信制限をするための設定」(UNIXの場合)を参照してください。
- 指定できる値
- 0
- ファイル受信サイズの上限値をチェックし,上限値に達した場合は次のメッセージを出力しますが,すべてのファイルデータを受信します。ファイル受信サイズが上限値を超えてもジョブの状態は変更しないで,エージェントホストでのジョブの終了状態を引き継ぎます。
- 結果ファイルの場合
メッセージKAVU4294-I
- 転送ファイルの場合
メッセージKAVU2243-I
- 1
- ファイル受信サイズの上限値をチェックし,上限値に達した場合はファイルの受信処理を中止して,ジョブの状態を変更します。
- 結果ファイルは,ファイルサイズの上限値(環境設定パラメーターLimitReceiveFileSize)まで受信し,上限値を超えたデータを破棄して,終了状態を「異常検出終了」にします。転送ファイルはすべてのファイルデータを受信しないで,終了状態を「起動失敗」にします。終了コードと状態については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.7(3) ファイル受信サイズが上限値を超えた場合の動作」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.7(3) ファイル受信サイズが上限値を超えた場合の動作」(UNIXの場合)を参照してください。
- 上限値に達した場合は次のメッセージを出力します。
- 結果ファイルの場合
メッセージKAVU4296-E
- 転送ファイルの場合
メッセージKAVU2244-E
- 2
- ファイル受信サイズの上限値をチェックし,上限値に達した場合はファイルの受信処理を中止して,ジョブの状態を変更します。
- 結果ファイルは,ファイルサイズの上限値(環境設定パラメーターLimitReceiveFileSize)まで受信し,上限値を超えたデータを破棄して,終了状態を「警告検出終了」にします。ただし,エージェントホストでのジョブの状態が「異常検出終了」だった場合はその状態を引き継ぎます。転送ファイルはすべてのファイルデータを受信しないで,終了状態を「起動失敗」にします。終了コードと状態については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.7(3) ファイル受信サイズが上限値を超えた場合の動作」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.7(3) ファイル受信サイズが上限値を超えた場合の動作」(UNIXの場合)を参照してください。
- 上限値に達した場合は次のメッセージを出力します。
- 結果ファイルの場合
メッセージKAVU4295-W
- 転送ファイルの場合
メッセージKAVU2244-E
- 3
- ファイル受信サイズの上限値をチェックし,上限値に達した場合はファイルの受信処理を中止します。
- 結果ファイルは,ファイルサイズの上限値(環境設定パラメーターLimitReceiveFileSize)まで受信し,上限値を超えたデータを破棄します。転送ファイルはすべてのファイルデータを破棄します。ジョブの終了状態は,エージェントホストでの終了状態を引き継ぎます。終了コードと状態については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.7(3) ファイル受信サイズが上限値を超えた場合の動作」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.7(3) ファイル受信サイズが上限値を超えた場合の動作」(UNIXの場合)を参照してください。
- 上限値に達した場合は次のメッセージを出力します。
- 結果ファイルの場合
メッセージKAVU4294-I
- 転送ファイルの場合
メッセージKAVU2243-I
- この指定をした場合,制限を超えてもジョブは「正常終了」になります。しかし,ファイルが完全に作成された状態ではないため,後続ジョブなどでファイルを参照する場合は,不完全なファイルでも問題ないことを確認して使用してください。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(15) "LimitReceiveFileSize"=dword:ファイルサイズの上限値
ファイル受信サイズの上限値を指定します。
ジョブ実行時に使用する転送ファイルや結果ファイルのサイズが運用上の見積もり値を超えたときに,マネージャーホスト側で受信するファイルのサイズを制限します。運用に合わせて5メガバイト程度で上限値を設定することを推奨します。
この設定は,一回に送信する転送ファイルが複数ある場合,それらのファイルサイズを合計した値に対して上限値をチェックします。結果ファイルの場合は,標準出力ファイルと標準エラー出力ファイルのサイズを合計した値でチェックします。
なお,上限値に対して±数百バイト程度の範囲で誤差が生じることがあります。
ファイルサイズの見積もり方法を次に示します(単位:バイト)。
ファイル数 Σ(ファイル名長+ファイルサイズ+(12*ファイル行数)+100)詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.7 ファイル受信制限をするための設定」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.7 ファイル受信制限をするための設定」(UNIXの場合)を参照してください。
- 指定できる値
- 16進数で80000〜40000000(10進数で524,288〜1,073,741,824)(単位:バイト)
- デフォルト値
- dword:00500000(10進数で5,242,880)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
- この設定は8000単位(10進数で32,768)で切り上げて設定されます。例えば,80001(10進数で524,289)を指定した場合,有効になる値は88000(10進数で557,056)です。
- アクションジョブについては,JP1/AJS3が出力する情報としては指定できる範囲の下限値(524,288バイト)を超えて出力されません。ただし,UNIX上で実行したときに,システムやジョブ実行OSユーザーのログインスクリプトで標準エラー出力を出力した場合は,下限値を超えることがあります。
(16) "ReceiveFileOption"=dword:ジョブの結果ファイルの二重受信防止定義
ジョブの結果ファイルの二重受信防止を行うかどうかを指定します。
詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.6 ジョブの結果ファイルの二重受信防止の設定」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.6 ジョブの結果ファイルの二重受信防止の設定」(UNIXの場合)を参照してください。
- 指定できる値
- 0
- ジョブの結果ファイルの二重受信を防止しません。
- 1
- ジョブの結果ファイルの二重受信を防止します。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(17) "QueuingJobRecoveryTime"=dword:キューイング中のジョブに対するエージェントの障害回復待ち時間
キューイング中のジョブに対するエージェントの障害回復待ち時間を指定します。
詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.12 エージェントの障害回復待ち時間を短縮する設定方法」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.12 エージェントの障害回復待ち時間を短縮する設定方法」(UNIXの場合)を参照してください。
- 指定できる値
- 16進数で0000001E〜00000E10(10進数で30〜3,600)(単位:秒)
- ジョブが実行されていない時間帯は,ジョブの異常を数十秒の間隔で監視しているため,ジョブの異常検知が数十秒遅れる場合があります。
- デフォルト値
- dword:00000258(10進数で600:10分)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(18) "ExecutingJobRecoveryTime"=dword:実行中のジョブに対するエージェントの障害回復待ち時間
実行中のジョブに対するエージェントの障害回復待ち時間を指定します。
詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.12 エージェントの障害回復待ち時間を短縮する設定方法」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.12 エージェントの障害回復待ち時間を短縮する設定方法」(UNIXの場合)を参照してください。
- 指定できる値
- 16進数で0000001E〜00000E10(10進数で30〜3,600)(単位:秒)
- デフォルト値
- dword:00000258(10進数で600:10分)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
- デフォルトの動作では,ジョブの異常検知までに実行中のジョブの状態確認を最大で3回実行します。また,実行中のジョブに対するエージェントの障害回復待ち時間をエージェント監視インターバル未満に設定した場合は,実行中のジョブの状態確認を実行する前に障害回復待ち時間に到達するため,実行中のジョブの状態確認を最大で2回実行します。障害検知までの合計時間の内訳は次のようになります。
障害検知までの合計時間 ≒ (エージェント監視インターバル * 1回) + (通信時間 * 2回) + 障害発生時間から最初の状態確認までの時間- また,エージェント監視インターバル,TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔,リトライ回数を短く変更すると,障害検知までの合計時間はさらに短くなります。
- エージェント監視インターバルの設定については,「(28) "ObserveInterval"=dword:エージェント監視インターバル」を参照してください。
- TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔,およびリトライ回数の設定の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.8 TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔・回数の変更」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.8 TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔・回数の変更」(UNIXの場合)を参照してください。
- エージェント監視インターバルを使用したポーリングはエージェントホストごとに行います。したがって,エージェント監視インターバルの設定値を短くしてポーリング回数が増えるとエージェントホスト数に比例して通信回数が増えるため,設定を変更する場合は十分に注意してください。また,TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔,リトライ回数を変更する際にも注意事項を十分に確認してください。
(19) "MaximumExecJobLogOption"=dword:ジョブ実行多重度到達を確認するメッセージを出力する設定
ジョブ実行多重度到達を確認するメッセージを出力するかどうかを指定します。
詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.13 ジョブ実行多重度到達を確認するメッセージを出力する設定」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.13 ジョブ実行多重度到達を確認するメッセージを出力する設定」(UNIXの場合)を参照してください。
- 指定できる値
- 0
- ジョブ実行多重度到達を確認するメッセージを出力しません。
- 1
- ジョブ実行多重度到達を確認するメッセージを出力します。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(20) "MaximumExecJobLogInterval"=dword:ジョブ実行多重度到達を確認するメッセージを出力する間隔
ジョブ実行多重度到達を確認するメッセージを出力する間隔を指定します。
最初にメッセージKAVU4310-Iを出力したあと,この設定値の間隔(デフォルト10分)の間は,ジョブのキューイング状態が続いてもメッセージKAVU4310-Iは出力されません。この設定値に指定した時間を過ぎてもジョブのキューイング状態が続いている場合は,再度メッセージKAVU4310-Iがこの設定値の間隔で出力されます。
詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.13 ジョブ実行多重度到達を確認するメッセージを出力する設定」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.13 ジョブ実行多重度到達を確認するメッセージを出力する設定」(UNIXの場合)を参照してください。
- 指定できる値
- 16進数で0000003C〜00015180(10進数で60〜86,400)(単位:秒)
- デフォルト値
- dword:00000258(10進数で600:10分)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(21) "PreventChangeJobOrder"=dword:サブミットジョブの実行順序の入れ替わりを防止する設定
サブミットジョブの実行順序の入れ替わりを防止するかを指定します。
詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 7.1.11 サブミットジョブの実行順序の入れ替わりを防止する設定」を参照してください。
- 指定できる値
- 0
- サブミットジョブの実行順序の入れ替わりを防止しません。
- 1
- サブミットジョブの実行順序の入れ替わりを防止します。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
- サブミットジョブの実行順序の入れ替わりを防止するために環境設定パラメーターPreventChangeJobOrderに「1」を設定した場合に,ジョブを配信する処理が変更されますが,次の設定が行われていないと実行順序の入れ替わりを防止できません。
- ジョブをサブミットしたキューに接続されているエージェント数は一つである。
- エージェントのジョブ実行多重度が1に設定されている。
- また,ジョブの実行順序を制御するために,ジョブ実行性能が数パーセントほど低下するおそれがあります。
(22) "EnumJobSaveMemory"=dword:ジョブ情報列挙時にジョブ実行制御マネージャーのメモリー消費量を少なくする設定
ジョブ情報列挙時にジョブ実行制御マネージャーのメモリー消費量を少なくするかを指定します。
詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 7.1.12 ジョブ情報列挙時にジョブ実行制御マネージャー(jpqman)のメモリー消費量を少なくする設定」を参照してください。
- 指定できる値
- 0
- ジョブ情報列挙時に,ジョブ実行制御マネージャーが列挙数に応じてメモリーを消費する場合に指定します。
- 1
- ジョブ情報列挙時に,ジョブ実行制御マネージャーのメモリー消費量を少なくする場合に指定します。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
- ジョブ情報列挙時のメモリー消費量の見積もりは,次のとおりです。
- 「0」を設定した場合
メモリー消費量は,ジョブ1件当たり最大で約100キロバイトです。
- 「1」を設定した場合
メモリー消費量は,ジョブの列挙数に関係なく,最大で約60メガバイトです。
(23) "ExecutingJobChangeStatus"=dword:通信障害時に実行中のジョブをすべて終了状態にする設定
通信障害時に実行中のジョブをすべて終了状態にするかを16進数で指定します。
定義内容の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.20 通信障害時に実行中のジョブをすべて終了状態にする設定方法」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.19 通信障害時に実行中のジョブをすべて終了状態にする設定方法」(UNIXの場合)を参照してください。
- 指定できる値
- 0
- 実行中のジョブのポーリング監視で通信障害が発生した場合に,ジョブの状態を1件ずつ終了状態にする場合に指定します。
- 1
- 実行中のジョブのポーリング監視で通信障害が発生した場合に,同じキューで実行中のジョブのうち,同じ実行先エージェントのジョブをすべて終了状態にする場合に指定します。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(24) "ConnectTimeout"=dword:ジョブ実行制御マネージャーのTCP/IP通信接続タイムアウト値の定義
TCP/IP通信の接続タイムアウト値を指定します。
定義内容の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.8 TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔・回数の変更」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.8 TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔・回数の変更」(UNIXの場合)を参照してください。
- 指定できる値
- 16進数で00002710〜000927C0(10進数で10,000〜600,000)(単位:ミリ秒)
- デフォルト値
- dword:00015F90(10進数で90,000:90秒)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
- 接続タイムアウトの値を小さくすると,接続が完了する前にタイムアウトとなり,TCP/IP通信の接続エラーが発生することがあります。
- OSの接続タイムアウト仕様とその設定によって,この環境設定パラメーターに設定した値より前に接続タイムアウトが発生することがあります。
(25) "CommunicateRetryCount"=dword:ジョブ実行制御マネージャーのTCP/IP通信接続エラーのリトライ回数の定義
TCP/IP通信の接続エラーのリトライ回数を指定します。
定義内容の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.8 TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔・回数の変更」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.8 TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔・回数の変更」(UNIXの場合)を参照してください。
- 指定できる値
- 16進数で00000000〜00000064(10進数で0〜100)
- デフォルト値
- dword:00000002(10進数で2)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
- リトライ回数の値を大きくし過ぎると,通信障害が回避できなくなり,TCP/IP通信の接続エラーが頻繁に発生することがあるため注意してください。
(26) "CommunicateRetryInterval"=dword:ジョブ実行制御マネージャーのTCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔の定義
TCP/IP通信の接続エラーのリトライ間隔を指定します。
定義内容の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.8 TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔・回数の変更」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.8 TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔・回数の変更」(UNIXの場合)を参照してください。
- 指定できる値
- 16進数で00000001〜0000012C(10進数で1〜300)(単位:秒)
- デフォルト値
- dword:00000014(10進数で20)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
- リトライ間隔の値を小さくし過ぎると,通信のリトライ間隔が短くなるため通信障害が回避できなくなり,TCP/IP通信の接続エラーが頻繁に発生することがあるため注意してください。
(27) "MaximumAgent"=dword:エージェントの最大定義数
定義をしているJP1/AJS3 - Managerから,ジョブを実行するエージェントの最大数を指定します。
マネージャーで定義するエージェントが推奨値で不足する場合,必要に応じてこの値を変更してください。
ここで指定した数を超えてジョブ実行エージェントと接続しようとした場合,接続できなくなります。
- 指定できる値
- 16進数で1〜400(10進数で1〜1,024)
- デフォルト値
- dword:00000032(10進数で50)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(28) "ObserveInterval"=dword:エージェント監視インターバル
ジョブ実行先のエージェントを監視する間隔を指定します。
エージェントの障害を監視する時間を調整した場合,必要に応じてこの値を変更してください。
- 指定できる値
- 16進数で3C〜15180(10進数で60〜86,400)(単位:秒)
- デフォルト値
- dword:0000012C(10進数で300)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(29) "AutoCreate"=dword:エージェント自動定義の制御フラグ
エージェント自動定義機能を有効にするかどうかを指定します。
この設定は,ジョブネットに定義されたキューレスジョブを除くPCジョブ,UNIXジョブ,またはアクションジョブ,もしくはjpqjobsubコマンドに定義されたサブミットジョブに対して有効です。QUEUEジョブ,およびイベントジョブは対象外です。
ジョブの実行に失敗しても,実行エージェントまたはエージェントは作成されたままとなります。いったん作成された実行エージェントまたはエージェントは,JP1/AJS3再起動後も有効です。
- 作成される実行エージェントについて
作成される実行エージェントの属性は次のとおりです。
実行エージェントの属性は,ajsagtaltコマンドで変更できます。ajsagtaltコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス1 2. コマンド ajsagtalt」を参照してください。
- 実行ホスト名:実行エージェント名と同じ
- ジョブの実行多重度:24時間,実行多重度は5
- 受付配信制限の状態:有効
- 説明文:なし
- 作成されるエージェントについて
作成されるエージェントの属性は次のとおりです。
作成されるエージェントのデフォルトキューの属性は次のとおりです。
- ジョブの実行多重度:24時間,実行多重度は5
エージェントおよびデフォルトキューの属性は,jpqagtalt,jpqquealt,jpqqueopen,jpqqueclose,jpqagtlink,およびjpqagtunlinkコマンドで変更できます。コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス2 3. 特別な運用で使用するコマンド」を参照してください。
- 最大ジョブ数:100
- 最大警告数:80
- キュー受付口状態:open
- キュー取出口状態:open
- 接続エージェント:自エージェントホスト
- エージェントの優先順位:1
なお,自動定義機能で作成される実行エージェントまたはエージェントの属性は,あらかじめ共通定義情報でカスタマイズできます。詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.3 エージェント自動定義機能で作成される実行エージェントまたはエージェントの属性値をカスタマイズする設定」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.3 エージェント自動定義機能で作成される実行エージェントまたはエージェントの属性値をカスタマイズする設定」(UNIXの場合)を参照してください。
この設定をすると,エージェント自動定義機能を使用して作成されるすべての実行エージェントまたはエージェントの属性値に対して有効になります。
- 指定できる値
- 0
- 実行エージェントまたはエージェントを自動定義しません。
- 1
- 実行エージェントまたはエージェントを自動定義します。
- 「1」を指定した場合,このパラメーターを指定したジョブ実行制御マネージャーが扱うすべてのジョブに対して,エージェントの自動定義機能が有効になります。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- なし
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
- この機能は,既存の実行エージェントまたはエージェント(ジョブ実行環境)に障害が発生したため,緊急に代替の実行エージェントまたはエージェントを作成し,ジョブを実行しなければならなくなった場合など,やむを得ない場合にだけ使用してください。通常の運用では,実行エージェントまたはエージェントはジョブ実行前に作成しておいてください。運用途中で実行エージェントを追加する必要が生じた場合はajsagtaddコマンドを,エージェントを追加する必要が生じた場合はjpqimportコマンドやjpqagtaddコマンド使用して追加してください。
- エージェント自動定義機能を有効にしてジョブを実行するときは,JP1_JPQ_User権限だけでなく,JP1_JPQ_Admin権限を持つJP1ユーザーでジョブを実行してください。
(30) "AutoCreateExecJobs"=dword:エージェント自動定義時のジョブの実行多重度
エージェント自動定義時に作成される実行エージェントまたはエージェントのジョブ実行多重度を指定します。
ここで指定した多重度は24時間共通の設定です。実行エージェントの実行多重度を30分単位で設定したい場合は,ajsagtaltコマンドを使用して変更してください。ajsagtaltコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス1 2. コマンド ajsagtalt」を参照してください。エージェントの実行多重度を30分単位で設定したい場合は,jpqagtaltコマンドを使用して変更してください。jpqagtaltコマンドの詳細については,「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス2 3. 特別な運用で使用するコマンド jpqagtalt」を参照してください。
- 指定できる値
- 16進数で1〜00000400(10進数で1〜1,024)
- デフォルト値
- dword:00000005(10進数で5)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(31) "AutoCreateMaxJobs"=dword:エージェント自動定義時のジョブ数の最大値
エージェント自動定義時に作成されるデフォルトキューのジョブの最大数を指定します。
- 指定できる値
- 16進数で1〜FFFFFFFF(10進数で1〜4,294,967,295)
- デフォルト値
- dword:00000064(10進数で100)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(32) "AutoCreateWarnJobs"=dword:エージェント自動定義時のジョブ数の警告値
エージェント自動定義時に作成されるデフォルトキューのジョブの警告数を指定します。
- 指定できる値
- 16進数で1〜FFFFFFFF(10進数で1〜4,294,967,295)
- デフォルト値
- dword:00000050(10進数で80)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(33) "AutoCreatePriority"=dword:エージェント自動定義時のエージェント優先順位
エージェント自動定義時に作成されるデフォルトキューのエージェント優先順位を指定します。
- 指定できる値
- 16進数で1〜00000010(10進数で1〜16)
- デフォルト値
- dword:00000001(10進数で1)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(34) "LeastRecentlyUsed"=dword:ジョブを配信するエージェントホストの決定方式
ジョブを配信するエージェントホストの決定方式を指定します。
詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.9 ジョブを配信するエージェントホストの決定方式の設定」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.9 ジョブを配信するエージェントホストの決定方式の設定」(UNIXの場合)を参照してください。QUEUEジョブ,サブミットジョブで指定する場合は,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 7.1.7 ジョブを配信するエージェントホストの決定方式の設定」を参照してください。
- 指定できる値
- 0
- 複数の接続エージェントが同じ優先順位で,さらにエージェント使用率が同じであった場合に,エージェントIDが大きいものをジョブの配信先エージェントホストに決定します。
- 1
- 複数の接続エージェントが同じ優先順位で,さらにエージェント使用率が同じであった場合に,ジョブを最後に配信してから最も未使用時間が長いエージェントホストをジョブの配信先エージェントホストに決定します。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(35) "MaximumResource"=dword:排他実行リソースの最大定義数
ジョブの同時実行を抑止するために使用する排他実行リソースの最大数を指定します。
JP1/AJS3サービス起動時に,ここで設定した値分の排他実行リソース情報領域がメモリーに確保されます。
なお,この指定で対象となるジョブにイベントジョブは含まれません。
排他実行リソースは,ジョブネットに定義したジョブでは使用できません。一方,jpqjobsubコマンドに定義したサブミットジョブでは使用できます。
コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス2 3. 特別な運用で使用するコマンド」を参照してください。
jpqresaddコマンドで追加できる排他実行リソースの最大定義数で不足する場合,必要に応じてこの値を変更してください。
- 指定できる値
- 16進数で1〜2000(10進数で1〜8,192)
- デフォルト値
- dword:00000032(10進数で50)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(36) "WorkPath"="エージェントプロセス実行時のワークディレクトリ名"
エージェントプロセス実行時のワークディレクトリ名です。このホストでジョブを実行する場合のワークディレクトリの名称をフルパスで指定します。
デフォルトで設定されているディレクトリがあるディスク容量に,空きがない場合,ディスク容量に空きがあるディレクトリを指定してください。
- 指定できる値
- 180バイト以内の文字列
- デフォルト値
- Windows Server 2008でインストール先フォルダがデフォルトまたはシステムで保護されたフォルダ配下の場合
%ALLUSERSPROFILE%\HITACHI\JP1\JP1_DEFAULT\JP1AJS2\tmp
「%ALLUSERSPROFILE%」のデフォルトは「システムドライブ\ProgramData」です。
「システムで保護されたフォルダ」とは,次のパスを指します。
・「システムドライブ\Windows」配下
・「システムドライブ\Program Files」配下
・「システムドライブ\Program Files (x86)」配下(64ビット版のWindowsの場合)
- Windows Server 2003,またはWindows Server 2008でインストール先フォルダが上記以外の場合
JP1/AJS3 - Manager:JP1/AJS3 - Managerのインストール先フォルダ\tmp
JP1/AJS3 - Agent:JP1/AJS3 - Agentのインストール先フォルダ\tmp
- UNIXの場合
/var/opt/jp1ajs2/tmp
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(37) "IsHA"=dword:エージェントプロセスのクラスタ環境設定の定義
ジョブ実行制御エージェントプロセスのクラスタ環境設定の定義を指定します。このパラメーターは,クラスタ運用をやめる場合だけ設定してください。
- 指定できる値
- 0
- クラスタ運用しない場合に指定します。
- 1
- クラスタ運用する場合に指定します。クラスタシステム運用時のセットアップを実行すると,この値が自動的に設定されます。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- なし
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(38) "IsExecFindExecutable"=dword:ジョブをロングファイル名で実行するための定義
ジョブの実行ファイルをショートファイル名に変換しないでロングファイル名で実行するかどうかを指定します。
詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.15 ジョブをロングファイル名で実行するための設定」を参照してください。
- 指定できる値
- 0
- 変換してショートファイル名で実行します。
- 1
- 変換しないでロングファイル名で実行します。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- ユーザー環境に依存します。
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(39) "LoadUserProfile"=dword:ユーザープロファイルを読み込むかどうかの定義
ジョブを実行するOSユーザーのユーザープロファイル情報をジョブ実行時に読み込むかどうかを指定します。
詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.16 ユーザープロファイルを必要とするジョブを実行するための設定」を参照してください。
- 指定できる値
- 0
- ユーザープロファイルを読み込みません。
- 1
- ユーザープロファイルを読み込みます。
- このパラメーターに「1」を設定した場合は,環境設定パラメーターIsAccessTokenCacheには「1」,または「2」を設定してください。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- ユーザー環境に依存します。
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(40) "IsAccessTokenCache"=dword:ジョブ実行時にアクセストークンを再利用するための設定
ジョブ実行時にアクセストークンを再利用するかどうかを指定します。
環境設定パラメーターLoadUserProfileに「1」を設定し,ユーザープロファイル情報を読み込む場合は,この値に「1」,または「2」を設定してください。
詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.17 ジョブ実行時にアクセストークンを再利用するための設定」を参照してください。
- 指定できる値
- 0
- ジョブを実行するごとにアクセストークンを取得し,実行終了後に解放します。この設定の場合,ジョブを実行するごとにデスクトップヒープ領域を確保して使用し,ジョブ実行終了後にデスクトップヒープ領域を解放します。
- 1
- ジョブ実行時に「ユーザー名」,「ドメイン名」,「パスワード」が同一のアクセストークンが保存されている場合,アクセストークンを再利用してジョブを実行します。
- この設定の場合,ジョブを実行するすべてのOSユーザーでデスクトップヒープ領域を共有して使用し,JP1/AJS3サービス停止時にデスクトップヒープ領域を解放します。
- 2
- ジョブ実行時に「ユーザー名」,「ドメイン名」,「パスワード」が同一のアクセストークンが保存されている場合,アクセストークンを再利用してジョブを実行します。
- この設定の場合,ジョブを実行するOSユーザーごとにデスクトップヒープ領域を共有して使用し,JP1/AJS3サービス停止時にデスクトップヒープ領域を解放します。
なお,どの設定でも,JP1/AJS3サービスを起動したユーザーと同一のOSユーザーでジョブを実行した場合は, JP1/AJS3サービス起動時に確保したデスクトップヒープ領域を共有して使用します。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(41) "DISABLE_FS_REDIRECTION"=dword:WOW64環境でジョブを実行する際にファイルシステムリダイレクトを無効にする設定
ジョブの実行先サービスに[標準]を指定している場合に,WOW64環境でジョブを実行する際にファイルシステムリダイレクトを無効にするかどうかを指定します。
詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.6.2 WOW64環境でジョブを実行する際にファイルシステムリダイレクトを無効にする設定」を参照してください。
- 指定できる値
- 0
- WOW64環境でジョブを実行する際に,ファイルシステムリダイレクトが有効になります。
- 1
- WOW64環境でジョブを実行する際に,ファイルシステムリダイレクトが無効になります。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- ユーザー環境に依存します。
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(42) "ENABLE_LONG_EXT"=dword:設定値
ジョブの実行先サービスに[標準]を指定している場合に,拡張子が4バイト以上の実行ファイルを,該当する拡張子に関連づけられたアプリケーションでジョブを実行するかどうかを指定します。
詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.18 拡張子が4バイト以上の実行ファイルのジョブを実行するための設定」を参照してください。
- 指定できる値
- 0
- 実行ファイルの拡張子が4バイト以上でも,拡張子の先頭から3バイトまでの文字列に関連づけられたアプリケーションでジョブを実行します。
- 先頭から3バイトまでの文字列に関連づけられたアプリケーションがない場合,ジョブは起動失敗になります。
- 1
- 実行ファイルの拡張子が4バイト以上の場合,該当する拡張子に関連づけられたアプリケーションでジョブを実行します。
- なお,ジョブの実行先サービスに[標準]を指定している場合で,拡張子が4バイト以上の実行ファイルを実行するときは,ロングファイル名のまま実行されます。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- ユーザー環境に依存します。
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(43) "IsLimitCoreSize"=dword:プロセスごとの最大コアファイルサイズの制限フラグ
JP1/AJS3から実行するジョブのプロセスごとのコアファイルサイズを制限するかどうかを指定します。
- 指定できる値
- 0
- ジョブのプロセスごとのコアファイルサイズを制限しません。
- 1
- ジョブのプロセスごとのコアファイルサイズを制限します。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(44) "LimitCoreSize"=dword:プロセスごとの最大コアファイルサイズ
JP1/AJS3から実行するジョブのプロセスごとの最大コアファイルサイズを指定します。
このパラメーターで指定した値は,最大コアファイルサイズの制限として環境設定パラメーターIsLimitCoreSizeに「1」を指定した場合に有効になります。
- 指定できる値
- 16進数で0〜7FFFFFFF(10進数で0〜2,147,483,647)
- デフォルト値
- dword:7FFFFFFF(10進数で2,147,483,647)
- 推奨値
- ユーザー環境に依存します。
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
- 0〜7FFFFFFFという指定範囲は,論理上の指定範囲です。実際の指定範囲は,OSのシステムコールsetrlimit()の設定範囲に依存します。
- 「dword:7FFFFFFF」を指定した場合,システムに設定されている上限値が上限になります。
- また,「dword:7FFFFFFF」より小さくても,その値がシステムの上限値よりも大きい場合は,システムの上限値が上限になります。
- 設定に失敗した場合はメッセージが出力され,制限値は変更されません。
(45) "IsLimitDataSize"=dword:プロセスごとの最大データセグメントサイズの制限フラグ
JP1/AJS3から実行するジョブのプロセスごとのデータセグメントサイズを制限するかどうかを指定します。
- 指定できる値
- 0
- ジョブのプロセスごとのデータセグメントサイズを制限しません。
- 1
- ジョブのプロセスごとのデータセグメントサイズを制限します。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(46) "LimitDataSize"=dword:プロセスごとの最大データセグメントサイズ
JP1/AJS3から実行するジョブのプロセスごとの,最大データセグメントサイズを指定します。
このパラメーターで指定した値は,最大データセグメントサイズの制限として環境設定パラメーターIsLimitDataSizeに「1」を指定した場合に有効になります。
- 指定できる値
- 16進数で0〜7FFFFFFF(10進数で0〜2,147,483,647)
- デフォルト値
- dword:7FFFFFFF(10進数で2,147,483,647)
- 推奨値
- ユーザー環境に依存します。
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
- 0〜7FFFFFFFという指定範囲は,論理上の指定範囲です。実際の指定範囲は,OSのシステムコールsetrlimit()の設定範囲に依存します。
- 「dword:7FFFFFFF」を指定した場合,システムに設定されている上限値が上限になります。
- また,「dword:7FFFFFFF」より小さくても,その値がシステムの上限値よりも大きい場合は,システムの上限値が上限になります。
- 設定に失敗した場合はメッセージが出力され,制限値は変更されません。
(47) "IsLimitFileSize"=dword:プロセスごとの最大パーマネントファイルサイズの制限フラグ
JP1/AJS3から実行するジョブのプロセスごとのパーマネントファイルサイズを制限するかどうかを指定します。
- 指定できる値
- 0
- ジョブのプロセスごとのパーマネントファイルサイズを制限しません。
- 1
- ジョブのプロセスごとのパーマネントファイルサイズを制限します。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(48) "LimitFileSize"=dword:プロセスごとの最大パーマネントファイルサイズ
JP1/AJS3から実行するジョブのプロセスごとの最大パーマネントファイルサイズを指定します。
このパラメーターで指定した値は,最大パーマネントファイルサイズの制限として環境設定パラメーターIsLimitFileSizeに「1」を指定した場合に有効になります。
- 指定できる値
- 16進数で0〜7FFFFFFF(10進数で0〜2,147,483,647)
- デフォルト値
- dword:7FFFFFFF(10進数で2,147,483,647)
- 推奨値
- ユーザー環境に依存します。
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
- 0〜7FFFFFFFという指定範囲は,論理上の指定範囲です。実際の指定範囲は,OSのシステムコールsetrlimit()の設定範囲に依存します。
- 「dword:7FFFFFFF」を指定した場合,システムに設定されている上限値が上限になります。
- また,「dword:7FFFFFFF」より小さくても,その値がシステムの上限値よりも大きい場合は,システムの上限値が上限になります。
- 設定に失敗した場合はメッセージが出力され,制限値は変更されません。
(49) "IsLimitMemorySize"=dword:プロセスごとの最大メモリーサイズの制限フラグ
JP1/AJS3から実行するジョブのプロセスごとのメモリーサイズ(物理メモリーとスワップとの合計サイズ)を制限するかどうかを指定します。
- 指定できる値
- 0
- ジョブのプロセスごとのメモリーサイズを制限しません。
- 1
- ジョブのプロセスごとのメモリーサイズを制限します。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(50) "LimitMemorySize"=dword:プロセスごとの最大メモリーサイズ
JP1/AJS3から実行するジョブのプロセスごとの最大メモリーサイズ(物理メモリーとスワップとの合計サイズ)を指定します。
このパラメーターで指定した値は,最大メモリーサイズの制限として環境設定パラメーターIsLimitMemorySizeに「1」を指定した場合に有効になります。
- 指定できる値
- 16進数で0〜7FFFFFFF(10進数で0〜2,147,483,647)
- デフォルト値
- dword:7FFFFFFF(10進数で2,147,483,647)
- 推奨値
- ユーザー環境に依存します。
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
- 0〜7FFFFFFFという指定範囲は,論理上の指定範囲です。実際の指定範囲は,OSのシステムコールsetrlimit()の設定範囲に依存します。
- 「dword:7FFFFFFF」を指定した場合,システムに設定されている上限値が上限になります。
- また,「dword:7FFFFFFF」より小さくても,その値がシステムの上限値よりも大きい場合は,システムの上限値が上限になります。
- 設定に失敗した場合はメッセージが出力され,制限値は変更されません。
(51) "IsLimitStackSize"=dword:プロセスごとの最大スタックセグメントサイズの制限フラグ
JP1/AJS3から実行するジョブのプロセスごとのスタックセグメントサイズを制限するかどうかを指定します。
- 指定できる値
- 0
- ジョブのプロセスごとのスタックセグメントサイズを制限しません。
- 1
- ジョブのプロセスごとのスタックセグメントサイズを制限します。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(52) "LimitStackSize"=dword:プロセスごとの最大スタックセグメントサイズ
JP1/AJS3から実行するジョブのプロセスごとの最大スタックセグメントサイズを指定します。
このパラメーターで指定した値は,最大スタックセグメントサイズの制限として環境設定パラメーターIsLimitStackSizeに「1」を指定した場合に有効になります。
- 指定できる値
- 16進数で0〜7FFFFFFF(10進数で0〜2,147,483,647)
- デフォルト値
- dword:7FFFFFFF(10進数で2,147,483,647)
- 推奨値
- ユーザー環境に依存します。
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
- 0〜7FFFFFFFという指定範囲は,論理上の指定範囲です。実際の指定範囲は,OSのシステムコールsetrlimit()の設定範囲に依存します。
- 「dword:7FFFFFFF」を指定した場合,システムに設定されている上限値が上限になります。
- また,「dword:7FFFFFFF」より小さくても,その値がシステムの上限値よりも大きい場合は,システムの上限値が上限になります。
- 設定に失敗した場合はメッセージが出力され,制限値は変更されません。
(53) "IsLimitCpuTime"=dword:プロセスごとの最大CPU時間の制限フラグ
JP1/AJS3から実行するジョブのプロセスごとのCPU時間を制限するかどうかを指定します。
- 指定できる値
- 0
- ジョブのプロセスごとのCPU時間を制限しません。
- 1
- ジョブのプロセスごとのCPU時間を制限します。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(54) "LimitCpuTime"=dword:プロセスごとの最大CPU時間
JP1/AJS3から実行するジョブのプロセスごとの最大CPU時間を指定します。
このパラメーターで指定した値は,最大CPU時間の制限として環境設定パラメーターIsLimitCpuTimeに「1」を指定した場合に有効になります。
- 指定できる値
- 16進数で0〜7FFFFFFF(10進数で0〜2,147,483,647)
- デフォルト値
- dword:7FFFFFFF(10進数で2,147,483,647)
- 推奨値
- ユーザー環境に依存します。
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
- 0〜7FFFFFFFという指定範囲は,論理上の指定範囲です。実際の指定範囲は,OSのシステムコールsetrlimit()の設定範囲に依存します。
- 「dword:7FFFFFFF」を指定した場合,システムに設定されている上限値が上限になります。
- また,「dword:7FFFFFFF」より小さくても,その値がシステムの上限値よりも大きい場合は,システムの上限値が上限になります。
- 設定に失敗した場合はメッセージが出力され,制限値は変更されません。
(55) "IsLimitWorkSize"=dword:プロセスごとの最大ワーキングセットサイズの制限フラグ
JP1/AJS3から実行するジョブのプロセスごとのワーキングセットサイズ(プロセスが使用する物理メモリーのサイズ)を制限するかどうかを指定します。
- 指定できる値
- 0
- ジョブのプロセスごとのワーキングセットサイズを制限しません。
- 1
- ジョブのプロセスごとのワーキングセットサイズを制限します。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
- Solarisを使用している場合,このフラグは指定しないでください。JP1/AJS3が起動できなくなるおそれがあります。
(56) "LimitWorkSize"=dword:プロセスごとの最大ワーキングセットサイズ
JP1/AJS3から実行するジョブのプロセスごとの最大ワーキングセットサイズ(プロセスが使用する物理メモリーのサイズ)を指定します。
このパラメーターで指定した値は,最大ワーキングセットサイズの制限として環境設定パラメーターIsLimitWorkSizeに「1」を指定した場合に有効になります。
- 指定できる値
- 16進数で0〜7FFFFFFF(10進数で0〜2,147,483,647)
- デフォルト値
- dword:7FFFFFFF(10進数で2,147,483,647)
- 推奨値
- ユーザー環境に依存します。
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
- 0〜7FFFFFFFという指定範囲は,論理上の指定範囲です。実際の指定範囲は,OSのシステムコールsetrlimit()の設定範囲に依存します。
- 「dword:7FFFFFFF」を指定した場合,システムに設定されている上限値が上限になります。
- また,「dword:7FFFFFFF」より小さくても,その値がシステムの上限値よりも大きい場合は,システムの上限値が上限になります。
- 設定に失敗した場合はメッセージが出力され,制限値は変更されません。
(57) "IsLimitNoFile"=dword:プロセスごとの最大ファイルディスクリプタ数の制限フラグ
JP1/AJS3から実行するジョブのプロセスごとのファイルディスクリプタ数を制限するかどうかを指定します。
- 指定できる値
- 0
- ジョブのプロセスごとのファイルディスクリプタ数を制限しません。
- 1
- ジョブのプロセスごとのファイルディスクリプタ数を制限します。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(58) "LimitNoFile"=dword:プロセスごとの最大ファイルディスクリプタ数
JP1/AJS3から実行するジョブのプロセスごとの最大ファイルディスクリプタ数を指定します。
このパラメーターで指定した値は,最大ファイルディスクリプタ数の制限として環境設定パラメーターIsLimitNoFileに「1」を指定した場合に有効になります。
- 指定できる値
- 16進数で0〜7FFFFFFF(10進数で0〜2,147,483,647)
- デフォルト値
- dword:7FFFFFFF(10進数で2,147,483,647)
- 推奨値
- ユーザー環境に依存します。
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
- 0〜7FFFFFFFという指定範囲は,論理上の指定範囲です。実際の指定範囲は,OSのシステムコールsetrlimit()の設定範囲に依存します。
- 「dword:7FFFFFFF」を指定した場合,システムに設定されている上限値が上限になります。
- また,「dword:7FFFFFFF」より小さくても,その値がシステムの上限値よりも大きい場合は,システムの上限値が上限になります。
- 設定に失敗した場合はメッセージが出力され,制限値は変更されません。
(59) "PipeComTimeout"=dword:エージェントのパイプ通信タイムアウト値
パイプ通信タイムアウト時間を指定します。
詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.15 エージェントのパイプ通信タイムアウト値の変更」を参照してください。
- 指定できる値
- 16進数で0000012C〜7FFFFFFF(10進数で300〜2,147,483,647)(単位:秒)
- デフォルト値
- dword:0000012C(10進数で300)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
- パイプ通信タイムアウト時間に長い時間を設定すると,ジョブの障害検知が遅くなるおそれがあるため注意してください。
- また,パイプ通信タイムアウト時間には,最小値として1秒から設定できますが,300秒未満を設定するとパイプ通信のタイムアウトエラーが発生しやすくなり,ジョブが起動失敗となります。そのため,指定できる範囲を300秒以上としています。ただし,すでに300秒未満の値を設定して運用している場合でもエラーにはならないため,そのまま継続して使用できます。
(60) "AfterForkPipeTimeout"=dword:ジョブプロセス実行準備完了通知時のタイムアウト値
ジョブプロセス実行準備完了通知のタイムアウト時間を指定します。
詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.16 ジョブプロセス実行準備完了通知時のタイムアウト値の設定」を参照してください。
- 指定できる値
- 16進数で00000384〜00015180(10進数で900〜86,400)(単位:秒)
- 最大値の00015180(10進数で86,400秒)は1日の秒数です。
- デフォルト値
- dword:00000384(10進数で900)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
- ジョブプロセス実行準備完了通知のタイムアウト時間に長い時間を設定すると,ジョブの障害検知が遅くなることがあるため注意してください。
- また,ジョブプロセス実行準備完了通知のタイムアウト時間には,最小値として0秒から設定できますが,900秒未満を設定するとタイムアウトエラーが発生しやすくなり,ジョブは起動失敗となります。そのため,指定できる範囲を900秒からとしています。ただし,すでに900秒未満の値を設定して運用している場合はエラーにはならないため,そのまま継続して使用できます。
(61) "IsCacheCmdSearchPath"=dword:コマンド検索パスの値のキャッシング指定フラグ
ジョブ起動時に使用するコマンド検索パスの値をキャッシングするかどうかを指定します。
キャッシングする場合,検索パスの取得処理に時間が掛からないため,ジョブ起動時の性能が改善されます。ただし,キャッシングしていると,パスを変更したときに直ちに変更が反映されません。キャッシングする設定でコマンド検索パスを変更した場合は,5分以上経過してからジョブを起動することを推奨します。
- 指定できる値
- 0
- コマンド検索パスの値をキャッシングしません。
- 1
- コマンド検索パスの値をキャッシングします。
- 「0」または「1」のどちらかではない値を指定した場合は,「1」が指定された場合と同じ動作になります。
- ジョブ実行OSユーザーの環境変数PATHの値を頻繁に変更するような環境で,その変更をジョブ実行時に直ちに有効にしたい場合は「0」に変更します。ただし,「0」を指定した場合はジョブ実行性能が劣化します。
- なお,06-71以前のバージョンの動作に合わせたい場合は,「dword:00000000」を指定してください。
- デフォルト値
- dword:00000001(10進数で1)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 補足事項
- コマンド検索パスは,実行OSユーザーのログインスクリプトに設定されている環境変数PATHです。
(62) "IsUseWorkPath"=dword:ジョブ実行時のワークパスの変更フラグ
ジョブ実行時のワークパスをJP1/AJS3のエージェントプロセス実行時のワークディレクトリにするかどうかを指定します。
- 指定できる値
- 0
- ジョブ実行時のワークパスをエージェントプロセス実行時のワークディレクトリにしません(設定を無効にします)。
- 1
- ジョブ実行時のワークパスをエージェントプロセス実行時のワークディレクトリにします。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 補足事項
- UNIXで実行するジョブの場合,ワークパス名の指定(jpqjobsubコマンドでは-wオプションの作業用パス名)を省略すると,実行ユーザーのホームディレクトリが仮定されます。ホームディレクトリが未定義の場合は,「/」(ルート)が仮定されます。
- ジョブの実行時,ワークパスにはJPQ_EXECで始まる名称のファイルが一時ファイルとして作成されます(それ以外のファイルは作成されません)。ワークパス名の指定を省略していてジョブが異常終了した場合は,ジョブ実行ユーザーのホームディレクトリにこれらのファイルが残ってしまいます。ジョブ実行ユーザーのホームディレクトリにこれらのファイルが残らないようにするには,ジョブ実行時のワークパスをJP1/AJS3のエージェントプロセス実行時のワークディレクトリに変更する必要があります。
(63) "IsSigchldDefault"=dword:JP1/AJS3から起動される子プロセスを,SIGCHLDシグナルを受信する設定(SIG_DFL)に変更する定義
SIGCHLDシグナルを受信するデフォルト設定(SIG_DFL)で実行するかどうかを指定します。
詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.17 JP1/AJS3から起動される子プロセスを,SIGCHLDシグナルを受信する設定(SIG_DFL)に変更する方法」を参照してください。
- 指定できる値
- 0
- SIGCHLDシグナルを無視する設定(SIG_IGN)でジョブを実行する場合に指定します。
- 1
- SIGCHLDシグナルを受信する設定(SIG_DFL)でジョブを実行する場合に指定します。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- JP1/AJS3の新規のインストール時および新規のセットアップ時に「1」が設定されます。
- 推奨値
- dword:000000001(10進数で1)
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(64) "FileAccessPermissionMode"=dword:UNIXジョブ実行時のファイルのアクセス権限をチェックする方法の設定
UNIXジョブ実行時の,次に示すファイルのアクセス権限についてチェックする方法を指定します。
- スクリプトファイル
- 環境変数ファイル
- 標準入力ファイル
- 標準出力ファイル
- 標準エラー出力ファイル
- 転送先ファイル
詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.18 ジョブ実行時のファイル権限チェックでアクセス制御リストやセカンダリーグループの設定を有効にする」を参照してください。
- 指定できる値
- 0
- 各ファイルのアクセス権限について,ファイルパーミッションの設定に基づいてチェックします。アクセス制御リストやセカンダリーグループの設定に基づくチェックは行いません。
- 1
- スクリプトファイルのアクセス権限について,ファイルパーミッション,アクセス制御リスト,およびセカンダリーグループの設定に基づいてチェックします。
- スクリプトファイル以外のファイルのアクセス権限については,ファイルパーミッションに基づくチェックだけ行います。
- 2
- 各ファイルのアクセス権限について,ファイルパーミッション,アクセス制御リスト,およびセカンダリーグループの設定に基づいてチェックします。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
- このパラメーターを「1」または「2」に変更する場合,デフォルトではアクセス制御リストやセカンダリーグループが設定されていても実行できていたジョブが起動失敗となることがあります。ファイルパーミッションと,アクセス制御リストやセカンダリーグループの設定との差異を考慮した上,ジョブの起動に影響がないように注意して設定してください。
(65) "NotfyJobStateInterval"=dword:ジョブの結果ファイルの再送間隔
ジョブの結果ファイルの再送間隔を指定します。
詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.5 ジョブの結果ファイルの再送間隔・再送回数の変更」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.5 ジョブの結果ファイルの再送間隔・再送回数の変更」(UNIXの場合)を参照してください。
- 指定できる値
- 16進数で0〜00015180(10進数で0〜86,400)(単位:秒)
- 最大値の00015180(10進数で86,400秒)は1日の秒数です。
- 結果ファイルの再送を行わないようにするには「0」を指定してください。
- デフォルト値
- dword:0000012C(10進数で300:5分)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
- このパラメーターに「0」を指定した場合は,結果ファイルの再送は行いません。このため,結果ファイルの転送に失敗するとジョブの終了通知を行わなくなり,マネージャーホスト側からのジョブ状態監視処理によってジョブの終了を検知します。ジョブ状態監視処理は通常5分間隔のポーリングで行っているため,ジョブの終了検知が遅れることがあります。
- また次の場合は,エージェントホスト上のジョブの終了情報が削除されるため,マネージャーホスト上の統合トレースログにメッセージ「KAVU4597-W エージェント(エージェントホスト名)で消失したジョブを強制終了します」が出力されて,ジョブの状態は強制終了となります。
- 環境設定パラメーターNotfyJobStateCountの上限値まで再送を繰り返し,最終的に結果ファイルの転送が失敗したとき
- マネージャーホストからのジョブの状態確認が行われる前にエージェントホストのJP1/AJS3サービスが停止したとき
(66) "NotfyJobStateCount"=dword:ジョブの結果ファイルの再送回数
ジョブの結果ファイルの再送回数を指定します。
詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.5 ジョブの結果ファイルの再送間隔・再送回数の変更」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.5 ジョブの結果ファイルの再送間隔・再送回数の変更」(UNIXの場合)を参照してください。
- 指定できる値
- 16進数で1〜00000800(10進数で1〜2,048)
- デフォルト値
- dword:00000120(10進数で288)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 補足事項
- このパラメーターおよび環境設定パラメーターNotfyJobStateIntervalをデフォルトで使用した場合,5分間隔で24時間再送します。
(67) "ConnectTimeout"=dword:ジョブ実行制御エージェントのTCP/IP通信接続タイムアウト値の定義
TCP/IP通信の接続タイムアウト値を指定します。
定義内容の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.8 TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔・回数の変更」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.8 TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔・回数の変更」(UNIXの場合)を参照してください。
- 指定できる値
- 16進数で00002710〜000927C0(10進数で10,000〜600,000)(単位:ミリ秒)
- デフォルト値
- dword:00015F90(10進数で90,000:90秒)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
- 接続タイムアウトの値を小さくすると,接続が完了する前にタイムアウトとなり,TCP/IP通信の接続エラーが発生することがあります。
- OSの接続タイムアウト仕様とその設定によって,この環境設定パラメーターに設定した値より前に接続タイムアウトが発生することがあります。
(68) "CommunicateRetryCount"=dword:ジョブ実行制御エージェントのTCP/IP通信接続エラーのリトライ回数の定義
TCP/IP通信の接続エラーのリトライ回数を指定します。
定義内容の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.8 TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔・回数の変更」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.8 TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔・回数の変更」(UNIXの場合)を参照してください。
- 指定できる値
- 16進数で00000000〜00000064(10進数で0〜100)
- デフォルト値
- dword:00000002(10進数で2)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
- リトライ回数の値を大きくし過ぎると,通信障害が回避できなくなり,TCP/IP通信の接続エラーが頻繁に発生することがあるため注意してください。
(69) "CommunicateRetryInterval"=dword:ジョブ実行制御エージェントのTCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔の定義
TCP/IP通信の接続エラーのリトライ間隔を指定します。
定義内容の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.8 TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔・回数の変更」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.8 TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔・回数の変更」(UNIXの場合)を参照してください。
- 指定できる値
- 16進数で00000001〜0000012C(10進数で1〜300)(単位:秒)
- デフォルト値
- dword:00000014(10進数で20)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
- リトライ間隔の値を小さくし過ぎると,通信のリトライ間隔が短くなるため通信障害が回避できなくなり,TCP/IP通信の接続エラーが頻繁に発生することがあるため注意してください。
(70) "LogonUserRetryCount"=dword:ジョブの実行先サービスに[標準]を指定している場合に,アクセストークンの取得をリトライする回数
ジョブの実行先サービスに[標準]を指定している場合に,アクセストークンの取得をリトライする回数を指定します。
詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.19 ジョブ実行時のログオンリトライを変更する設定」を参照してください。
- 指定できる値
- 16進数で00000000〜00000064(10進数で0〜100)
- デフォルト値
- dword:00000003(10進数で3)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
- 「0」を指定すると,リトライしません。
(71) "LogonUserRetryInterval"=dword:ジョブの実行先サービスに[標準]を指定している場合に,アクセストークンの取得をリトライする間隔
ジョブの実行先サービスに[標準]を指定している場合に,アクセストークンの取得をリトライする間隔を指定します。
詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.19 ジョブ実行時のログオンリトライを変更する設定」を参照してください。
- 指定できる値
- 16進数で00000001〜0000012C(10進数で0〜300)(単位:秒)
- デフォルト値
- dword:00000001(10進数で1)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 変数名
- 「$変数名$」で指定する文字列を入力します。なお,ここで定義した変数名は,ファイルパス名やパラメーターで使用できます。
- 値
- 変数名に対応した実行プログラムの,そのホストでのインストールパスを入力します。
- 注意事項
- 環境設定パラメーターを誤って設定した場合は,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 付録E 誤った環境設定パラメーターを設定したときの回復方法」を参照し,手順に従って回復してください。
- 詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.1 ジョブ実行時のワークパスを変数として定義する」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.1 ジョブ実行時のワークパスを変数として定義する」(UNIXの場合)を参照してください。
すべてのJP1ユーザーに対して検索パス名を指定します。
- 補足事項
- JP1ユーザーごとの設定と,すべてのJP1ユーザーに対する設定の順序は任意です。
- Windowsの場合,検索パス名を複数記述するときは,パス間を「::(コロン二つ)」で区切ります。また,「=」より後ろのパス名全体を「"」で囲みます。
- 設定が重複した場合の優先度は次のとおりです。
- すべてのJP1ユーザーに対する設定より,JP1ユーザーごとの設定が優先されます。JP1ユーザーごとに設定された検索パスで転送ファイルが見付かった場合,すべてのJP1ユーザーに対して設定された検索パスでは検索されません。
- JP1ユーザー名が重複している場合,あとに定義されている方が優先されます。
- 詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.2 転送元ファイルの検索パスを定義する」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.2 転送元ファイルの検索パスを定義する」(UNIXの場合)を参照してください。
ジョブを実行するJP1ユーザーごとに検索パス名を指定します。
- 補足事項
- JP1ユーザーごとの設定と,すべてのJP1ユーザーに対する設定の順序は任意です。
- Windowsの場合,検索パス名を複数記述するときは,パス間を「::(コロン二つ)」で区切ります。また,「=」より後ろのパス名全体を「"」で囲みます。
- 設定が重複した場合の優先度は次のとおりです。
- すべてのJP1ユーザーに対する設定より,JP1ユーザーごとの設定が優先されます。JP1ユーザーごとに設定された検索パスで転送ファイルが見付かった場合,すべてのJP1ユーザーに対して設定された検索パスでは検索されません。
- JP1ユーザー名が重複している場合,あとに定義されている方が優先されます。
- 詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.2 転送元ファイルの検索パスを定義する」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.2 転送元ファイルの検索パスを定義する」(UNIXの場合)を参照してください。
(75) "ConnectTimeout"=dword:ジョブ実行に使用するコマンドおよびスケジューラーのTCP/IP通信接続タイムアウト値の定義
TCP/IP通信の接続タイムアウト値を指定します。
定義内容の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.8 TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔・回数の変更」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.8 TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔・回数の変更」(UNIXの場合)を参照してください。
- 指定できる値
- 16進数で00002710〜000927C0(10進数で10,000〜600,000)(単位:ミリ秒)
- デフォルト値
- dword:00015F90(10進数で90,000:90秒)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
- 接続タイムアウトの値を小さくすると,接続が完了する前にタイムアウトとなり,TCP/IP通信の接続エラーが発生することがあります。
- OSの接続タイムアウト仕様とその設定によって,この環境設定パラメーターに設定した値より前に接続タイムアウトが発生することがあります。
(76) "CommunicateRetryCount"=dword:ジョブ実行に使用するコマンドおよびスケジューラーのTCP/IP通信接続エラーのリトライ回数の定義
TCP/IP通信の接続エラーのリトライ回数を指定します。
定義内容の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.8 TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔・回数の変更」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.8 TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔・回数の変更」(UNIXの場合)を参照してください。
- 指定できる値
- 16進数で00000000〜00000064(10進数で0〜100)
- デフォルト値
- dword:00000002(10進数で2)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
- リトライ回数の値を大きくし過ぎると,通信障害が回避できなくなり,TCP/IP通信の接続エラーが頻繁に発生することがあるため注意してください。
(77) "CommunicateRetryInterval"=dword:ジョブ実行に使用するコマンドおよびスケジューラーのTCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔の定義
TCP/IP通信の接続エラーのリトライ間隔を指定します。
定義内容の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.8 TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔・回数の変更」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.8 TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔・回数の変更」(UNIXの場合)を参照してください。
- 指定できる値
- 16進数で00000001〜0000012C(10進数で1〜300)(単位:秒)
- デフォルト値
- dword:00000014(10進数で20)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
- リトライ間隔の値を小さくし過ぎると,通信のリトライ間隔が短くなるため通信障害が回避できなくなり,TCP/IP通信の接続エラーが頻繁に発生することがあるため注意してください。
(78) "CommunicateTimeout"=dword:設定値
通信タイムアウト時間を指定します。
詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.14 ジョブ実行制御のマネージャープロセスに対する通信タイムアウト時間の変更」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.14 ジョブ実行制御のマネージャープロセスに対する通信タイムアウト時間の変更」(UNIXの場合)を参照してください。
- 指定できる値
- 16進数で000927c0〜0036EE80(10進数で600,000〜3,600,000)(単位:ミリ秒)
- デフォルト値
- dword:000927c0(10進数で600,000:10分)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(79) "MacroOptionReplaceMode"=dword:マクロ変数の引き継ぎ情報がNULL文字列の場合の置き換え方法の設定
前後に文字列がないマクロ変数の引き継ぎ情報がNULL文字列の場合に,マクロ変数名をNULL文字列に置き換えるかどうかを指定します。
詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.11 マクロ変数の引き継ぎ情報がNULL文字列の場合の置き換え方法の設定」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.11 マクロ変数の引き継ぎ情報がNULL文字列の場合の置き換え方法の設定」(UNIXの場合)を参照してください。
- 指定できる値
- 0
- マクロ変数名をNULL文字列に置き換えないで,指定されたマクロ変数名をそのままの文字列として使用します。
- 1
- マクロ変数名をNULL文字列に置き換えます。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(80) "IsHA"=dword:ジョブ実行に使用するコマンドおよびスケジューラーのクラスタ環境設定の定義
ジョブ実行に使用するコマンドおよびスケジューラーのクラスタ環境設定の定義を指定します。このパラメーターは,クラスタ運用をやめる場合だけ設定してください。
- 指定できる値
- 0
- クラスタ運用しない場合に指定します。
- 1
- クラスタ運用する場合に指定します。クラスタシステム運用時のセットアップを実行すると,この値が自動的に設定されます。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- なし
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(81) "ConnectTimeout"=dword:ジョブ実行制御状態通知プロセスのTCP/IP通信接続タイムアウト値の定義
TCP/IP通信の接続タイムアウト値を指定します。
定義内容の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.8 TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔・回数の変更」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.8 TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔・回数の変更」(UNIXの場合)を参照してください。
- 指定できる値
- 16進数で00002710〜000927C0(10進数で10,000〜600,000)(単位:ミリ秒)
- デフォルト値
- dword:00015F90(10進数で90,000:90秒)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
- 接続タイムアウトの値を小さくすると,接続が完了する前にタイムアウトとなり,TCP/IP通信の接続エラーが発生することがあります。
- OSの接続タイムアウト仕様とその設定によって,この環境設定パラメーターに設定した値より前に接続タイムアウトが発生することがあります。
(82) "CommunicateRetryCount"=dword:ジョブ実行制御状態通知プロセスのTCP/IP通信接続エラーのリトライ回数の定義
TCP/IP通信の接続エラーのリトライ回数を指定します。
定義内容の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.8 TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔・回数の変更」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.8 TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔・回数の変更」(UNIXの場合)を参照してください。
- 指定できる値
- 16進数で00000000〜00000064(10進数で0〜100)
- デフォルト値
- dword:00000002(10進数で2)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
- リトライ回数の値を大きくし過ぎると,通信障害が回避できなくなり,TCP/IP通信の接続エラーが頻繁に発生することがあるため注意してください。
(83) "CommunicateRetryInterval"=dword:ジョブ実行制御状態通知プロセスのTCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔の定義
TCP/IP通信の接続エラーのリトライ間隔を指定します。
定義内容の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.8 TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔・回数の変更」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.8 TCP/IP通信接続エラーのリトライ間隔・回数の変更」(UNIXの場合)を参照してください。
- 指定できる値
- 16進数で00000001〜0000012C(10進数で1〜300)(単位:秒)
- デフォルト値
- dword:00000014(10進数で20)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
- 注意事項
- リトライ間隔の値を小さくし過ぎると,通信のリトライ間隔が短くなるため通信障害が回避できなくなり,TCP/IP通信の接続エラーが頻繁に発生することがあるため注意してください。
(84) "IsHA"=dword:ジョブ実行制御状態通知プロセスのクラスタ環境設定の定義
ジョブ実行制御状態通知プロセスのクラスタ環境設定の定義を指定します。このパラメーターは,クラスタ運用をやめる場合だけ設定してください。
- 指定できる値
- 0
- クラスタ運用しない場合に指定します。
- 1
- クラスタ運用する場合に指定します。クラスタシステム運用時のセットアップを実行すると,この値が自動的に設定されます。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- なし
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(85) "MergeEnvMode"=dword:システム環境変数とジョブ定義の環境変数が重複した場合にジョブ定義の環境変数を有効にするかどうかの定義
システム環境変数とジョブ定義の環境変数が重複した場合に,ジョブ定義の環境変数を有効にするかどうかを指定します。
詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.21 システム環境変数とジョブ定義の環境変数が重複した場合にジョブ定義の環境変数を有効にするための設定」を参照してください。
- 指定できる値
- 0
- ジョブ定義に指定した環境変数がシステム環境変数と重複した場合に,ジョブ定義の環境変数を有効にしないときに指定します。
- 1
- ジョブ定義に指定した環境変数がシステム環境変数と重複した場合に,ジョブ定義の環境変数を有効にするときに指定します。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(86) "UACAdministratorsExec"=dword:UAC機能有効時にAdministrators権限でジョブを実行するかどうかの定義
ジョブの実行先サービスに[標準]を指定している場合に,UAC機能が有効なときにAdministrators権限でジョブを実行するかどうかを指定します。
なお,Windows Server 2003では,このパラメーターを設定しても無効になります。
詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.22 UAC機能有効時にAdministrators権限でジョブを実行するための設定」を参照してください。
- 指定できる値
- 0
- UAC機能が有効なときにAdministratorsグループのOSユーザーから実行されるジョブをAdministrators権限が無効な状態で実行します。ただし,ビルトインAdministratorおよびJP1/AJS3のサービスアカウントと同一のAdministratorsグループのOSユーザーを除きます。
- 1
- UAC機能が有効なときにAdministratorsグループのOSユーザーから実行されるジョブをAdministrators権限で実行します。
- 「1」を指定した場合,ジョブを実行するすべてのOSユーザー(標準ユーザーも含む)に「バッチ ジョブとしてログオン」の権限が必要になります。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(87) "GetPasswd_RetryCount"=dword:OSのパスワードファイルからユーザー情報の取得に失敗した場合のリトライ回数
OSのパスワードファイルからユーザー情報の取得に失敗した場合にリトライする回数を指定します。
通常,この値を変更する必要はありません。
詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.20 ユーザー情報取得時のリトライを変更する設定」を参照してください。
- 指定できる値
- 16進数で00000000〜0000000A(10進数で0〜10)
- 「dword:00000000」を指定した場合,リトライしません。
- デフォルト値
- dword:00000002(10進数で2)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(88) "GetPasswd_RetryInterval"=dword:OSのパスワードファイルからユーザー情報の取得に失敗した場合のリトライ間隔
OSのパスワードファイルからユーザー情報の取得に失敗した場合にリトライする間隔を指定します。
通常,この値を変更する必要はありません。
詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.20 ユーザー情報取得時のリトライを変更する設定」を参照してください。
- 指定できる値
- 16進数で00000000〜00002710(10進数で0〜10,000)(単位:ミリ秒)
- 「dword:00000000」を指定した場合,すぐにリトライします。
- デフォルト値
- dword:000003E8(10進数で1,000)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(89) "IgnoreResultFileError"=dword:ジョブの結果ファイルで転送エラーが発生したときの動作
ジョブの実行先サービスに[標準]を指定している場合に,ジョブの結果ファイル(標準出力ファイル・標準エラー出力ファイル)の転送処理でエラーが発生したときの動作を指定します。
詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.23 ジョブの結果ファイル転送失敗時の動作の設定」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.21 ジョブの結果ファイル転送失敗時の動作の設定」(UNIXの場合)を参照してください。
- 指定できる値
- 0
- ジョブの結果ファイルの転送処理でエラーが発生した場合に,ジョブの終了コードに「-1」を設定するとともに,ジョブの状態を異常検出終了とします。
- 1
- ジョブの結果ファイルの転送処理でエラーが発生した場合に,ジョブの終了コードに「ジョブプロセスの終了コード」を設定するとともに,ジョブの状態を終了判定に従って,正常終了,警告検出終了または異常検出終了とします。
- デフォルト値
- dword:00000000(10進数で0)
- 推奨値
- デフォルト値
- 設定が有効になるタイミング
- JP1/AJS3の再起動後
(90) "PassingInfoUsePreRc"=dword:引き継ぎ情報設定ジョブで先行ジョブの戻り値を使用するための設定
引き継ぎ情報設定ジョブで先行ジョブの戻り値を使用するかどうかを指定します。詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.24 引き継ぎ情報設定ジョブで先行ジョブの戻り値を使用するための設定」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.22 引き継ぎ情報設定ジョブで先行ジョブの戻り値を使用するための設定」(UNIXの場合)を参照してください。
- 指定できる値
- 0
- 先行ジョブの戻り値に関係なく,引き継ぎ情報設定ジョブ自体の戻り値を設定します。
- 1
- 先行ジョブの戻り値が0の場合,引き継ぎ情報設定ジョブ自体の戻り値を設定します。
- 先行ジョブの戻り値が0以外の場合,先行ジョブの戻り値を引き継ぎ情報設定ジョブの戻り値に設定します。
- デフォルト値
- dword:00000001(10進数で1)
- 推奨値
- ユーザー環境に依存します。
- 設定が有効になるタイミング
- 即時(次回の引き継ぎ情報設定ジョブ実行時)
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