JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド
JP1/AJS3 Consoleでは,業務スコープおよびAJS3ユニット監視オブジェクトを使用してJP1/AJS3のジョブネットを監視します。JP1/AJS3 Consoleで使用するオブジェクトには,次の二つがあります。
- AJS3ユニット監視オブジェクト
- 業務スコープ
JP1/AJS3 Consoleの画面である[スコープ]ウィンドウと使用するオブジェクトを,次の図に示します。
図7-6 [スコープ]ウィンドウ([メインスコープ]ウィンドウ)とオブジェクト
それぞれのオブジェクトについて説明します。
- <この項の構成>
- (1) AJS3ユニット監視オブジェクト
- (2) 業務スコープ
(1) AJS3ユニット監視オブジェクト
AJS3ユニット監視オブジェクトとは,監視対象となるジョブネットの情報(ジョブネットの完全名や定義先のホスト名など)を定義したものです。[スコープ]ウィンドウではアイコンで表示され,その表示色の変化によってジョブネットの状態を監視します。
業務スコープとは,監視オブジェクトをグループ化するためのオブジェクトです。
業務スコープは,必要に応じて階層化でき,階層化したときの最上位の業務スコープをルート業務スコープ,下位の業務スコープをネスト業務スコープといいます。
ルート業務スコープは,最上位の業務スコープです。JP1/AJS3 Console ViewでJP1/AJS3 Console Managerにログインしたとき,最初に[スコープ]ウィンドウに表示されます。
ルート業務スコープは,ログインしたJP1ユーザーごとに監視対象を独自に定義できます。
ネスト業務スコープは,ルート業務スコープの下位に定義した業務スコープです。
ネスト業務スコープは最大3階層まで作成できます。上位の業務スコープ上では,アイコンで表示されます。
Copyright (C) 2009, 2014, Hitachi, Ltd.
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