JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド
実行エージェントごとにジョブの受付および配信を制限できます。受付配信制限は,ジョブの受け付け時にエラーにするか,配信を保留するかの二つがあります。それぞれの動作を次に示します。
なお,イベントジョブの場合は,受付配信制限が設定されていてもイベントを監視します。
- 受け付け時にエラーにする
ジョブの受け付けを停止し,ジョブを異常終了します。
- 配信を保留する
ジョブの配信を保留し,保留を解除した時点で,ジョブを配信します。
実行エージェントの受付配信制限の各状態での動作を次の表に示します。
表5-3 実行エージェントの受付配信制限の各状態での動作
状態(英語名) ajsagtshow
コマンドでの表示説明 有効(Effective)
Ef
- ジョブの受け付け可
- エージェントホストへのジョブの配信可
無効(Ineffective)
In
- ジョブの受け付け不可(ジョブ実行時に「起動失敗」状態になる)
- エージェントホストへのジョブの配信可
保留(Hold)
Hd
- ジョブの受け付け可
- エージェントホストへのジョブの配信不可(ジョブはJP1/AJS3 - Manager上にたまる)
閉塞(Blockade)
Bl
- ジョブの受け付け不可(ジョブ実行時に「起動失敗」状態になる)
- エージェントホストへのジョブの配信不可(ジョブはJP1/AJS3 - Manager上にたまる)
実行エージェントの受付配信制限の各状態によるジョブの状態遷移を次の表に示します。
表5-4 実行エージェントの受付配信制限の各状態によるジョブの状態遷移
状態(英語名) ジョブの状態遷移 イベントジョブの状態遷移 有効(Effective) キューイング→実行中→終了 キューイング→実行中→終了
(配信制限の対象にならない)無効(Ineffective) 起動失敗
(キューイング状態のジョブは「有効」状態と同じ)保留(Hold) キューイング 閉塞(Blockade) 起動失敗
(キューイング状態のジョブは「保留」状態と同じ)
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