JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド
起動条件付きジョブネットを実行すると,事象の発生の監視を制御する世代(監視世代)と事象の発生を待つ世代(実行世代)が生成されます。監視している事象が発生すると起動条件が成立し,実行世代が実行されます。
監視世代と実行世代について,次の図に示します。
図3-46 監視世代と実行世代
起動条件付きジョブネットを実行登録し,スケジュールルールに設定されている開始時刻に到達してジョブネットが開始すると,「監視中」状態の監視世代と「起動条件待ち」状態の実行世代が生成されます。
事象が発生して起動条件が成立すると,「起動条件待ち」状態の実行世代は「実行中」状態になり,新たな「起動条件待ち」状態の実行世代が生成されます。
なお,「監視中」状態の監視世代は,監視を終えると「監視正常終了」状態になります。監視中に一度も条件が成立しないで終了した場合は,「監視未起動終了」状態になります。「監視中」状態の監視世代にエラーが発生した場合,実行世代は起動条件が成立しても実行されないで「異常検出終了」状態になります。
これらの状態は[デイリースケジュール]ウィンドウ,または[マンスリースケジュール]ウィンドウで確認できます。
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