JP1/Performance Management - Agent Option for Platform(UNIX(R)用)

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Workgroup SummaryPI_WGRP

機能

Workgroup Summary(PI_WGRP)レコードには,Process Detail(PD)レコードに格納されるデータを,ある時点での状態でワークグループ単位に要約したパフォーマンスデータが格納されます。ワークグループごとに1件のレコードが格納されます。ワークグループ情報の収集については,「4. ユーザーレコードの収集」を参照してください。

定義されたワークグループのどれにも属さないプロセスレコードすべてのために,「Other」という名前のワークグループが自動的に生成されます。

このレコードは,複数インスタンスレコードです。

なお,Process Detail(PD)レコードを収集しなくても,このレコードにはパフォーマンスデータが格納されます。

注意
  • 該当マシンのプロセス数が多い場合など,収集する対象数が多くなった場合,処理量が多くなるためCPU使用率などの負荷が高くなります。
  • ワークグループの定義を変更するには,PFM - Agent for Platformを再起動する必要があります。
  • グループ名は,実効グループ名ではなく,実際のグループ名に基づいています。

デフォルト値および変更できる値

項目 デフォルト値 変更可否
Collection Interval 60
Collection Offset 0
Log No
LOGIF 空白

ODBCキーフィールド

PI_WGRP_WORKGROUP_NAME

ライフタイム

なし

レコードサイズ

フィールド

PFM-View名
(PFM-Manager名)
説明 要約 形式 デルタ サポート対象外 データソース
Argument Lists(ARGUMENT_LISTS) プロセスの引数リスト。30バイト以上の場合,最後の文字は「>」。wgfileファイルのarguments_02パラメーターに指定した文字列が表示される。 COPY string(30) No
Avg I/O Kbytes(AVG_IO_KBYTES) I/O処理の平均転送サイズ(キロバイト単位)。 COPY float No HP-UX,
AIX,
Linux
TOTAL_IO_KBYTES / (READ_OPS + WRITE_OPS)
CPU %(CPU_PERCENT_USED) ワークグループのCPU使用率をプロセッサ数で割った平均値(%)。 COPY float No (((USER_CPU_TIME + SYSTEM_CPU_TIME) / INTERVAL) / プロセッサ数) * 100
CPU % Each(CPU_PERCENT_USED_EACH) ワークグループのCPU使用率(%)。 COPY float No ((USER_CPU_TIME + SYSTEM_CPU_TIME) / INTERVAL) * 100
Context Switches(CONTEXT_SWITCHES) コンテキストスイッチが実行された回数。 COPY ulong Yes HP-UX,
Linux
Groups(GROUPS) グループ名リスト。30バイト以上の場合,最後の文字は「>」。
このフィールドはwgfileファイルのgroupsパラメーターに指定した文字列が表示される。
08-00以降の場合は,wgfileファイルのgroupsまたはgroups_02パラメーターに指定した文字列が表示される。
COPY string(30) No ワークグループが実行している各プロセスについて,PFM - Agent for Platformがプロセスのグループ名をこのフィールドに追加する。
Interval(INTERVAL) Workgroup Summary(PI_WGRP)レコードが格納されたインターバル時間(秒単位)。 COPY ulong Yes ・ デルタ値を収集しない場合各プロセスの稼働時間の合計。
・ デルタ値を収集する場合RECORD_TIME - 前のレコード時
Major Faults(MAJOR_FAULTS) 物理的なI/Oを引き起こすページフォルトの回数。 COPY ulong Yes
Process Count(PROCESS_COUNT) ワークグループが実行しているプロセス数。 COPY ulong No プロセステーブル内のプロセスのうち,ワークグループの定義にマッチするユーザー属性,グループ属性,またはプログラム属性を持つプロセス数。
Programs(PROGRAMS) プログラム名リスト。30バイト以上の場合,最後の文字は「>」。
このフィールドはwgfileファイルのprogramsパラメーターに指定した文字列が表示される。
08-00以降の場合は,wgfileファイルのprogramsまたはprograms_02パラメーターに指定した文字列が表示される。
COPY string(30) No ワークグループが実行している各プロセスについて,PFM - Agent for Platformがプロセスのプログラム名をこのフィールドに追加する。
Reads(READ_OPS) AIXでは,RAW読み取り処理が発生した回数。Solarisでは,Block読み取り処理が発生した回数。 COPY ulong Yes HP-UX,
Linux
Reads/sec(READ_OPS_PER_SECOND) 読み取り処理が発生した頻度(1秒当たりの回数)。 R float Yes HP-UX,
Linux
READ_OPS / ワークグループのために実行している,すべてのプロセスの合計経過時間。
Real Mem Kbytes(REAL_MEMORY_KBYTES) 使用している物理メモリーのサイズ(キロバイト単位)。 COPY ulong No
Record Time(RECORD_TIME) レコードが作成された時刻(グリニッジ標準時)。 COPY time_t No
Record Type(INPUT_RECORD_TYPE) レコード種別。常に「WGRP」。 COPY char(8) No
Swaps(SWAPS) スワップ処理が発生した回数。 COPY ulong Yes Linux
System CPU(SYSTEM_CPU_TIME) カーネルモードで動作した時間。 COPY utime Yes
Throughput/sec(IO_KBYTES_PER_SECOND) I/O処理の速度(1秒当たりのキロバイト数)。 R float Yes AIX,
Linux
TOTAL_IO_KBYTES / ワークグループが実行しているすべてのプロセスの合計経過時間
Total I/O Kbytes(TOTAL_IO_KBYTES) I/O処理の合計転送サイズ(キロバイト単位)。 COPY double Yes AIX,
Linux
Total I/O Ops(TOTAL_IO_OPS) I/O処理が発生した回数。 COPY ulong Yes HP-UX,
AIX,
Linux
READ_OPS + WRITE_OPS
Total I/O Ops/sec(TOTAL_IO_OPS_PER_SECOND) I/O処理が発生した頻度(1秒当たりの回数)。 R float Yes HP-UX,
AIX,
Linux
TOTAL_IO_OPS / ワークグループが実行しているすべてのプロセスの合計経過時間
User CPU(USER_CPU_TIME) ユーザーモードで動作した時間(秒単位)。 COPY utime Yes
Users(USERS) ユーザー名リスト。30バイト以上の場合,最後の文字は「>」。
このフィールドはwgfileファイルのusersパラメーターに指定した文字列が表示される。
08-00以降の場合は,wgfileファイルのusersまたはusers_02パラメーターに指定した文字列が表示される。
COPY string(30) No ワークグループが実行している各プロセスについて,PFM - Agent for Platformは,プロセスのユーザー名をこのフィールドに追加する。
Virtual Mem Kbytes(VIRTUAL_MEMORY_KBYTES) 使用している仮想メモリーのサイズ(キロバイト単位)。 COPY ulong No Solaris
Workgroup(WORKGROUP_NAME) ワークグループ名。定義されたどのワークグループにも属さない場合は,「Other」。
このフィールドはwgfileファイルのworkgroupパラメーターに指定した文字列が表示される。
COPY string(30) No
Writes(WRITE_OPS) AIXでは,RAW書き込み処理が発生した回数。Solarisでは,Block書き込み処理が発生した回数。 COPY ulong Yes HP-UX,
Linux
Writes/sec(WRITE_OPS_PER_SECOND) 書き込み処理が発生した頻度(1秒当たりの回数)。 R float Yes HP-UX,
Linux
WRITE_OPS / ワークグループが実行している,すべてのプロセスの合計経過時間

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