JP1/Performance Management - Agent Option for Platform(UNIX(R)用)
機能
Network Interface Summary(PI_NINS)レコードには,Network Interface Detail(PI_NIND)レコードに格納されるデータを,ある一定の時間を単位として要約したパフォーマンスデータが格納されます。
インターフェースには,ループバック,ローカルトークンリングアダプター,およびEthernetアダプターがあり,1台のマシンに複数のネットワークインターフェースを置けます。各インターフェースは,複数のIPアドレスを持てます。パフォーマンスデータを収集するごとに,一つのネットワークインターフェースにつき1件のレコードが作成されますが,最初に見つかったIPアドレスだけが使用されます。なお,Network Interface Detail(PI_NIND)レコードを収集しなくても,このレコードにはパフォーマンスデータが格納されます。
- 注意
- PFM - Agent for Platformのサービス起動中に,Solaris 9以降のDR機能を使用してシステムリソースを変更した場合に,正しく収集できないパフォーマンスデータがあります。変更の影響を受けるシステムリソースの種類と変更後に正しくレポートを表示するための対処方法を次の表に示します。
システムリソースの変更の影響を受けるフィールドは,次に示す以外のフィールドです。
システムリソースの種類 レポートの種類 変更後の対処方法 LANボード リアルタイム レポートを再表示する。 履歴 表示期間にシステムリソースを変更した日時を含めないように指定する。
・Interval(INTERVAL)
・Record Time(RECORD_TIME)
・Record Type(INPUT_RECORD_TYPE)
・Storeデータベースに記録されるときだけ追加されるフィールド
なお,システムリソースを変更する場合の注意事項の詳細は,この章の「レコードの注意事項」の「システムリソースを変更する場合の性能情報」を参照してください。
- このレコードは,Solaris10のShared-IP Non-Global Zoneでは使用できません。Exclusive-IP Non-Global Zoneでは使用できます。なお,Shared-IP Non-Global Zoneではレポートを表示できますが,Intervalフィールド,Record Timeフィールド,およびRecord Typeフィールドの値以外はすべて0が表示されます。
デフォルト値および変更できる値
項目 デフォルト値 変更可否 Collection Interval 60 ○ Collection Offset 0 ○ Log No ○ LOGIF 空白 ○
ODBCキーフィールド
なし
ライフタイム
なし
レコードサイズ
- 固定部:797バイト
- 可変部:0バイト
フィールド
PFM-View名
(PFM-Manager名)説明 要約 形式 デルタ サポート対象外 データソース Interface Count(NUMBER_OF_INTERFACES) インターフェースの数。 COPY ulong No − Network Interface Summary(PI_NINS)レコードで要約されたNetwork Interface Detail(PI_NIND)レコードの数。 Interval(INTERVAL) Network Interface Summary(PI_NINS)レコードが格納されたインターバル時間(秒単位)。 COPY ulong Yes − ・ リアルタイムの場合RECORD_TIME - 最後のブート時刻
・ その他の場合RECORD_TIME - 前のレコード時刻Pkt Collisions(PACKET_COLLISIONS) パケット衝突が発生した回数。 AVG ulong Yes − − Pkt Receive Errors(PACKET_RECEIVE_ERRORS) パケット受信時のエラー数。 AVG ulong Yes − − Pkt Xmit Errors(PACKET_TRANSMIT_ERRORS) パケット送信時のエラー数。 AVG ulong Yes − − Pkts Rcvd(TOTAL_PACKETS_RECEIVED) 受信したパケット数。 AVG ulong Yes − − Pkts Rcvd/sec(PACKETS_RECEIVED_PER_SECOND) パケットを受信した頻度(1秒当たりのパケット数)。 R float Yes − TOTAL_PACKETS_RECEIVED / INTERVAL Pkts Xmitd(PACKETS_TRANSMITTED) 送信したパケット数。 AVG ulong Yes − − Pkts Xmitd/sec(PACKETS_TRANSMITTED_PER_SECOND) パケットを送信した頻度(1秒当たりのパケット数)。 R float Yes − PACKETS_TRANSMITTED / INTERVAL Record Time(RECORD_TIME) レコードが作成された時刻(グリニッジ標準時)。 COPY time_t No − − Record Type(INPUT_RECORD_TYPE) レコード種別。常に「NINS」。 COPY char(8) No − −
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