JP1/Performance Management 運用ガイド

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3.3 コマンドでのエージェント階層の作成・編集

jpcconf agttreeコマンドでエージェント階層を作成および編集する手順を説明します。

ここでは対話形式の実行例を示していますが,jpcconf agttreeコマンドは非対話形式でも実行できます。jpcconf agttreeコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。

<この節の構成>
(1) エージェント階層を作成する
(2) エージェント階層を編集する

(1) エージェント階層を作成する

エージェント階層を作成する手順を次に示します。

  1. エージェント階層定義ファイルのテンプレートファイルをエクスポートする。
    テンプレートファイルをエクスポートするには,-templateオプションを指定してjpcconf agttree exportコマンドを実行します。実行例を次に示します。
     
    jpcconf agttree export -template -f agttree_def.xml
     
  2. エクスポートしたエージェント階層定義ファイルを編集する。
    エージェント階層定義ファイルの書式については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
    エージェント階層定義ファイルの記載例を次に示します。
    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
    <!DOCTYPE tree SYSTEM "agttree_param.dtd">
     
    <tree owner="pfm-user">
        <folder name="Test Company">
            <folder name="Business Department">
                <agent name="7A1inst_BD[tHOST_01@host_111]"/>
            </folder>
            <folder name="Development Departmant">
                <agent name="7A1inst_DD[tHOST_02@host_111]"/>
                <agent name="7A1inst_DD[tHOST_03@host_111]"/>
            </folder>
            <agent name="TA1host_111"/>
        </folder>
        <agent name="TA1host_999"/>
    </tree>
  3. エージェント階層定義ファイルをインポートする。
    エージェント階層定義ファイルをインポートするには,jpcconf agttree importコマンドを実行します。実行例を次に示します。
     
    jpcconf agttree import -f agttree_def.xml
     
    Performance Managementに認識されていない([Products]のエージェント階層に存在しない)エージェントを指定したい場合は,-nocheckオプションを指定してください。-nocheckオプションを指定しない場合,Performance Managementに認識されていないエージェントが検出された時点で処理が中断されます。
    論理ホスト運用の場合,-lhostオプションに論理ホスト名を指定してください。

作成したエージェント階層は,PFM - Web Consoleの[エージェント階層]画面の表示を更新するか,PFM - Web Consoleに再度ログインすることによって画面に反映されます。

(2) エージェント階層を編集する

エージェント階層を編集する手順を次に示します。

  1. エージェント階層の情報をエージェント階層定義ファイルにエクスポートする。
    エージェント階層の情報をエクスポートするには,出力したいエージェント階層を定義しているユーザーを-ownerオプションの引数に指定して,jpcconf agttree exportコマンドを実行します。実行例を次に示します。
     
    jpcconf agttree export -owner pfm-user -f agttree_def.xml
     
    論理ホスト運用の場合,-lhostオプションに論理ホスト名を指定してください。
  2. エクスポートしたエージェント階層定義ファイルを編集する。
    エージェント階層定義ファイルの書式については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
  3. エージェント階層定義ファイルをインポートする。
    エージェント階層定義ファイルをインポートするには,jpcconf agttree importコマンドを実行します。実行例を次に示します。
     
    jpcconf agttree import -f agttree_def.xml
     
    Performance Managementに認識されていない([Products]のエージェント階層に存在しない)エージェントを指定したい場合は,-nocheckオプションを指定してください。-nocheckオプションを指定しない場合,Performance Managementに認識されていないエージェントが検出された時点で処理が中断されます。
    論理ホスト運用の場合,-lhostオプションに論理ホスト名を指定してください。

編集したエージェント階層は,PFM - Web Consoleの[エージェント階層]画面の表示を更新するか,PFM - Web Consoleに再度ログインすることによって画面に反映されます。

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