uCosminexus 電子フォームワークフロー システム構築ガイド

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3.1 電子フォームワークフローサーバへのソフトウェアのインストール(電子フォームワークフロー Setの場合)

ここでは,電子フォームワークフローサーバへのソフトウェアのインストール方法について説明します。

電子フォームワークフローサーバの構築に必要なソフトウェアをインストールします。次に示すソフトウェアを,上から順番にインストーラの指示に従ってインストールしてください。

データベースを別マシンにインストールする場合は,次に示すJDBCドライバを用意してください。ただし,SQL Serverをインストールする場合は,インストール先に関係なく,必ずJDBCドライバを用意してください。また,データベースサーバがOracleの場合は,Oracle Clientもインストールしてください。

以降では,各ソフトウェアを次に示すデフォルトのインストール先にインストールしたものとして説明します。なお,システムドライブをCドライブとして示しています。

表3-1 ソフトウェアのデフォルトのインストール先(電子フォームワークフロー Set)

ソフトウェア名 インストール先(デフォルト)
Hitachi Business Logic - Container 2 C:\Program Files\HITACHI\HBPM2
uCosminexus Application Server C:\Program Files\HITACHI\Cosminexus
uCosminexus EUR Form Service C:\Program Files\HITACHI\EUR Form Service
uCosminexus Portal Framework C:\Program Files\HITACHI\CosmiPortal
uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow C:\Program Files\HITACHI\CSCIW
データベース HiRDB C:\win32app\Hitachi\hirdb_s
Oracle C:\oracle\product\11.1.0\db_1
SQL Server C:\Program Files\Microsoft SQL Server
JDBCドライバ SQL Server C:\Program Files\Microsoft SQL Server JDBC Driver 3.0\sqljdbc_3.0\jpn
Windowsのファイアウォールを有効にしている場合の注意
ソフトウェアのインストール後,DOSプロンプトを開いて次のコマンドを実行し,ファイアウォールの例外リストに登録してください。

表3-2 例外リスト登録コマンド(Windows Server 2008の場合)

項番 実行コマンド
1
netsh firewall add allowedprogram program="%COSMINEXUS_HOME%\CC\server\bin\cjstartsv.exe" name="Cosminexus Component Container" mode=ENABLE
2
netsh firewall add allowedprogram program="%COSMINEXUS_HOME%\httpsd\httpsd.exe" name="Cosminexus (Cosminexus HTTP Server)" mode=ENABLE

表3-3 例外リスト登録コマンド(Windows Server 2008 R2,Windows Server 2012,またはWindows Server2012 R2の場合)

項番 実行コマンド
1
netsh advfirewall firewall add rule name="Cosminexus Component Container" dir=in program="%COSMINEXUS_HOME%\CC\server\bin\cjstartsv.exe" action=allow
2
netsh advfirewall firewall add rule name="Cosminexus (Cosminexus HTTP Server)" dir=in program="%COSMINEXUS_HOME%\httpsd\httpsd.exe" action=allow
 
また,データベースにHiRDBを使用し,かつデータベースサーバと電子フォームワークフローサーバのマシンが異なる場合,Javaを使用してデータベースサーバに接続するための例外リスト登録が必要です。
例として,java.exeプログラムを例外リストに登録する方法を次に示します。
DOSプロンプトを開き,次のコマンドを実行してください。
  • Windows Server 2008の場合
    netsh firewall add allowedprogram program="%COSMINEXUS_HOME%\jdk\bin\java.exe" name="Java" mode=ENABLE
  • Windows Server 2008 R2,Windows Server 2012,またはWindows Server2012 R2の場合
    netsh advfirewall firewall add rule name="Java" dir=in program="%COSMINEXUS_HOME%\jdk\bin\java.exe" action=allow
また,必要に応じて,ファイアウォールの設定の「スコープの変更」で,接続を許可するマシンをデータベースサーバのIPアドレスに限定してください。
なお,ここでは,電子フォームワークフロー Setを利用する上で最低限の設定についてだけ説明しています。例外リストの詳細な設定については,各ソフトウェアのファイアウォールに関する説明を参照してください。