uCosminexus 電子フォームワークフロー システム構築ガイド
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1.3 システム構築の適用範囲と前提条件
このマニュアルでは,電子フォームワークフローシステムを構築し,サンプルプログラム「販売契約稟議EUR」を実行する手順について説明します。このマニュアルに記載されたシステムを構築する場合は,「(2) システム構築の前提条件」の条件を満たす必要があります。
ただし,システムの規模や運用形態によって,設定の変更が必要になります。個々のシステムで適用範囲を検討してから,必要に応じて各種設定を変更してください。
電子フォームワークフローシステムを構築するときの前提条件を示します。
- システムのホスト名
電子フォームワークフローシステムでは,ホスト名に「_(アンダーバー)」を含めないでください。
- Windows Server 2008使用時の操作
Windows Server 2008を使用して電子フォームワークフローシステムを構築する場合,コマンドの実行,ファイルの編集などの操作は,管理者特権で実行してください。
- JSPファイルの文字コード体系
システムで利用するJSPファイルの文字コードはShift_JISです。BLCでは,次のように設定されています。
<%@ page contentType="text/html; charset=Shift_JIS" pageEncoding="Shift_JIS" %>
|
Webブラウザの表示にUTF-8を使用する場合は,BLCで別途設定が必要です。設定方法については,「付録E UTF-8環境の設定」を参照してください。
また,外字を使用する場合は,構築後にUTF-8環境に設定してください。
- データベースサーバ
HiRDBの構築手順は,HiRDB/Single Server Version 8を使用するものとして説明します。
Oracleの構築手順は,Oracle 11gを使用するものとして説明します。
SQL Serverの構築手順は,Microsoft(R) SQL Server 2005を使用するものとして説明します。
- 開発環境(開発クライアント)でのEUR Form帳票格納フォルダの指定
EUR Form帳票格納フォルダは,EUR Form Serviceのプロパティファイル(環境設定ファイル)に相対パスで指定するものとして説明します。
ただし,ServletConfigオブジェクトを取得できない場所でEUR Form Serviceを初期化する場合は,EUR Form帳票格納フォルダを絶対パスで指定してください。
(例)ServletConfigオブジェクトを取得できない場合
- BLSGで指定したユーザ定義クラス内の処理である場合
- EUR Form Serviceの初期化性能向上のためにイベントリスナ機能を使用する場合
EUR Form帳票格納フォルダを相対パスで指定する場合,大量のEUR Form帳票がWebアプリケーションに含まれていると,Webアプリケーションのサイズが大きくなりデプロイに失敗することがあります。大量のEUR Form帳票をWebアプリケーションに含める場合は,EUR Form帳票格納フォルダを絶対パスで指定してください。
EUR Form帳票格納フォルダを絶対パスで指定する場合は,マニュアル「電子フォームシステム EUR Form uCosminexus EUR Form サーバプログラム開発」のEFormServiceクラスに関する内容を参照してください。また,EUR Form Serviceの初期化性能を向上するためにイベントリスナ機能を使用する場合,マニュアル「電子フォームシステム EUR Form uCosminexus EUR Form サーバプログラム開発」の業務アプリケーションを運用するときの注意に関する内容を参照してください。
- コマンドの実行権限
このマニュアルに記載しているすべてのコマンドを実行するには,実行時のユーザにAdministrators権限が必要です。必要に応じてユーザの権限にAdministrators権限を追加してください。
Windows Vista,Windows 7,Windows 8,Windows 8.1,Windows Server 2008 ,またはWindows Server 2012使用時には次の点に注意してください。
- このマニュアルに記載しているコマンドは,管理者特権で実行するか,「管理者:コマンドプロンプト」で実行してください。
- 「管理者:コマンドプロンプト」は,Windows Vista,Windows 7,Windows 8,Windows 8.1,Windows Server 2008,またはWindows Server 2012で提供されている機能を使用して起動します。起動方法の例を次に示します。
1.[スタート]ボタンをクリックする。
2.[プログラム]−[アクセサリ]を選択する。
3.[コマンド プロンプト]を右クリックして,[管理者として実行]をクリックする。
管理者のパスワードまたは確認を求められた場合は,画面の指示に従って,パスワードを入力してください。
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