Hitachi Protection Manager Software ユーザーズガイド
ローカルサイトに障害が発生している場合に,ファイルシステムをリモートサイトでリストアする例について説明します。
- この項の構成
- (1) リモートサイトでの操作
- TrueCopyのペア(常時ペア)を分割します。
BKServer > pairsplit -g TC01 -d FS11 -SBKServer >- バックアップデータのバックアップIDを確認します。
バックアップIDを確認するには,バックアップサーバでdrmtapecatコマンドを実行します。BKServer > drmtapecatBACKUP-ID BACKUP-OBJECT SNAPSHOT TIME EXPIRATION TIME BACKUP-MEDIA0000000002 FILESYSTEM 2004/08/05 10:00:00 2004/11/05 10:00:00 MEDIA1::BKServer >- バックアップしたデータをテープから副ボリュームへリストアします。
リストアするには,バックアップサーバでEX_DRM_TAPE_RESTOREを実行します。
Windowsの場合は,マウントポイントとして「G:」ドライブを指定します。Solarisの場合はマウントポイントとして「/mnt1」を指定します。リストアを実行すると,バックアップサーバのバックアップカタログに,このリストア操作に関する情報が新しいバックアップID「0000000003」で登録されます。
- Windowsの場合
- BKServer > EX_DRM_TAPE_RESTORE Operation_A -backup_id 0000000002 -mount_pt G:
- Solarisの場合
- BKServer > EX_DRM_TAPE_RESTORE Operation_A -backup_id 0000000002 -exopt -mount_pt /mnt1
- 正しくテープから副ボリュームへリストアされていることを確認します。
バックアップサーバでdrmfscatコマンドを実行して,主ボリュームから副ボリュームへのバックアップを実行した日付のバックアップ情報がバックアップサーバにリストアされていることを確認します。BKServer > drmfscat G:INSTANCE: G:BACKUP-ID:0000000003 BACKUP-MODE: COLD INSTANCE: G: ORIGINAL-ID: 0000000001START-TIME:2004/08/05 10:00:00 END-TIME: 2004/08/05 10:03:00 HOSTNAME: FSServerT FILE FS DG DEVICE COPY-GROUPF G: G: - Harddisk2 TC01,FS11F - - - - TC01,FS11BKServer >- リストアしたボリュームを,ディスク管理機能を使用してマウントします。
Windowsの場合は,「G:」ドライブにマウントします。Solarisの場合は「/mnt1」にマウントします。