Hitachi Protection Manager Software ユーザーズガイド
副ボリューム上にバックアップデータが保存されている場合に,ファイルシステムをリストアする例について説明します。この例では,副ボリュームと主ボリュームを再同期することでリストアします。リストア対象を特定するオペレーションIDとして,「Operation_A」を使用します。
ファイルシステムをリストアするには:
- バックアップデータのバックアップIDを確認します。
リストアに使用するバックアップデータのバックアップIDを確認します。バックアップIDを確認するには,ファイルサーバで,マウントポイントディレクトリ名またはマウントポイントディレクトリ一括定義ファイル名を引数にして,drmfscatコマンドを実行します。FSServer >drmfscat E:INSTANCE: E:BACKUP-ID: 0000000001 BACKUP-MODE: ONLINE INSTANCE: E: ORIGINAL-ID: 0000000001START-TIME:2002/06/01 10:00:00 END-TIME: 2002/06/01 10:03:00 HOSTNAME: FSServerT FILE FS DG DEVICE COPY-GROUPF - E: - Harddisk2 VG01,vol01F - - - - VG01,vol01:なお,リストアコマンド実行時に-targetオプションを指定して,特定のファイルやディレクトリを含むファイルシステムをリストアする場合には,リストア対象を確認してください。- バックアップID記録ファイルを作成します。
バックアップIDを指定してEX_DRM_BACKUPID_SETを実行し,バックアップID記録ファイルを作成します。FSServer > EX_DRM_BACKUPID_SET Operation_A -backup_id 0000000001- 副ボリュームのデータを主ボリュームへリストアします。
主ボリュームと副ボリュームを再同期することでリストアします。リストアするには,ファイルサーバでEX_DRM_FS_RESTOREを実行します。FSServer > EX_DRM_FS_RESTORE Operation_A -resync