Hitachi Protection Manager Software ユーザーズガイド
Protection Managerのコマンドを実行するときは,次の権限が必要です。
- OSの管理者権限および管理者特権
- Windowsの場合
- Protection Managerのコマンドを実行するサーバで,実行するユーザーにローカルでのAdministrator権限が必要です。
- また,OSがWindows Server 2008の場合,さらにOSの管理者特権が必要になります。OSの管理者特権がないと,コマンドを実行する権限がないことを表すエラーメッセージが表示されて,コマンドの実行が失敗します。
- Solarisの場合
- Protection Managerのコマンドを実行するユーザーにroot権限が必要です。
- データベースアクセス権限
- バックアップ対象がSQL Serverデータベースの場合
Protection Managerのコマンドを実行するときは,SQL Serverに,Windows認証でアクセスします。このため,Protection Managerのコマンド実行ユーザーを,SQL Serverのsysadmin固定サーバロールのメンバーとして登録する必要があります。- バックアップ対象がExchangeデータベースの場合
Protection Managerのコマンドを実行するユーザーを,ドメインのEnterprise AdminsグループまたはExchange Domain Serversグループに所属させる必要があります。- バックアップ対象がOracleデータベースの場合
Protection Managerのコマンドを実行するときは,drmorainitコマンドで登録するOracleログインユーザー名でOracleにアクセスします。このため,Oracleログインユーザー名に,SYSDBAシステム権限が必要です。
ASMを使用する場合には,ASMインスタンス接続ユーザーにSYSASM権限が必要です。表5-8 コマンドごとに必要な権限(ファイルシステムのバックアップとリストアに使用するコマンド)
拡張コマンド名 OS管理者権限※ データベースアクセス権限 EX_DRM_FS_BACKUP ○ - EX_DRM_FS_DEF_CHECK ○ - EX_DRM_FS_RESTORE ○ - drmfsbackup ○ - drmfsrestore ○ - drmfscat ○ - drmfsdisplay ○ -
- (凡例)
- ○:必要
- -:不要
- 注※
- OSがWindows Server 2008の場合はOSの管理者特権も含みます。
拡張コマンド名 OS管理者権限※1 データベースアクセス権限 EX_DRM_BACKUPID_SET ○ - EX_DRM_CG_DEF_CHECK ○ - EX_DRM_DB_EXPORT ○ - EX_DRM_DB_IMPORT ○ - EX_DRM_FTP_GET ○※2 - EX_DRM_FTP_PUT ○※2 - EX_DRM_HOST_DEF_CHECK ○ - EX_DRM_RESYNC ○ - drmappcat ○ - drmcgctl ○ - drmclusinit ○ - drmdbexport ○ - drmdbimport ○ - drmdevctl ○ - drmhostinfo ○ - drmlicense ○ - drmresync ○ - drmvssimport ○ -
- (凡例)
- ○:必要
- -:不要
- 注※1
- OSがWindows Server 2008の場合はOSの管理者特権も含みます。
- 注※2
- FTPユーザーには,バックアップサーバに対するOSの管理者権限が必要です。
拡張コマンド名 OS管理者権限※ データベースアクセス権限 EX_DRM_CACHE_PURGE ○ - EX_DRM_MOUNT ○ - EX_DRM_TAPE_BACKUP ○ - EX_DRM_TAPE_RESTORE ○ - EX_DRM_UMOUNT ○ - drmmediabackup ○ - drmmediarestore ○ - drmmount ○ - drmtapebackup ○ - drmtapecat ○ - drmtapeinit ○ - drmtaperestore ○ - drmumount ○ -
- (凡例)
- ○:必要
- -:不要
- 注※
- OSがWindows Server 2008の場合はOSの管理者特権も含みます。
表5-11 コマンドごとに必要な権限(ユーティリティコマンド)
拡張コマンド名 OS管理者権限※ データベースアクセス権限 drmdbconvert ○ - drmdbsetup ○ -
- (凡例)
- ○:必要
- -:不要
- 注※
- OSがWindows Server 2008の場合はOSの管理者特権も含みます。
表5-12 コマンドごとに必要な権限(バックアップ対象がSQL Serverデータベースの場合)
拡張コマンド名 OS管理者権限※ データベースアクセス権限 EX_DRM_SQL_BACKUP ○ ○ EX_DRM_SQL_DEF_CHECK ○ ○ EX_DRM_SQL_RESTORE ○ ○ EX_DRM_SQL_TLOG_BACKUP ○ ○ EX_DRM_SQLFILE_EXTRACT ○ - EX_DRM_SQLFILE_PACK ○ - drmsqlbackup ○ ○ drmsqlcat ○ - drmsqldisplay ○ ○ drmsqlinit ○ ○ drmsqllogbackup ○ ○ drmsqlrecover ○ ○ drmsqlrecovertool ○ ○ drmsqlrestore ○ ○
- (凡例)
- ○:必要
- -:不要
- 注※
- OSがWindows Server 2008の場合はOSの管理者特権も含みます。
表5-13 コマンドごとに必要な権限(バックアップ対象がExchangeデータベースの場合)
拡張コマンド名 OS管理者権限※ データベースアクセス権限 EX_DRM_EXG_BACKUP ○ ○ EX_DRM_EXG_DEF_CHECK ○ ○ EX_DRM_EXG_RESTORE ○ ○ EX_DRM_EXG_VERIFY ○ - drmexgbackup ○ ○ drmexgcat ○ - drmexgdisplay ○ ○ drmexgrestore ○ ○ drmexgverify ○ -
- (凡例)
- ○:必要
- -:不要
- 注※
- OSがWindows Server 2008の場合はOSの管理者特権も含みます。
表5-14 コマンドごとに必要な権限(バックアップ対象がOracleデータベースの場合)
拡張コマンド名 OS管理者権限 データベースアクセス権限 EX_DRM_ORA_BACKUP ○ ○ EX_DRM_ORA_DEF_CHECK ○ ○ EX_DRM_ORA_RESTORE ○ ○ EX_DRM_ORA_TLOG_BACKUP ○ ○ EX_DRM_ORAFILE_EXTRACT ○ - EX_DRM_ORAFILE_PACK ○ - drmorabackup ○ ○ drmoracat ○ - drmoradisplay ○ ○ drmorainit ○ ○ drmoralogbackup ○ ○ drmorarestore ○ ○
- (凡例)
- ○:必要
- -:不要