Hitachi Protection Manager Software ユーザーズガイド
IPv6を使用するシステム構成の条件について説明します。
- この項の構成
- (1) Protection Managerがサポートする対応ノードの組み合わせ
- (2) Protection ManagerがFTPを使用する場合にIPv6をサポートするOS
(1) Protection Managerがサポートする対応ノードの組み合わせ
Protection Managerは,デュアルスタックノードを使用した構成でIPv6をサポートしています。
Protection Managerがサポートするサーバ側とクライアント側の対応ノードを次の表に示します。
表1-5 Protection Managerがサポートする対応ノードの組み合わせ
クライアント側 サーバ側 IPv4ノード IPv6ノード※1※2 デュアルスタックノード※1 IPv4ノード ○ ×※3 ○ IPv6ノード※1※2 ×※3 × × デュアルスタックノード※1 ○ × ○※4
- (凡例)
- ○:サポート
- ×:非サポート
- 注※1
- クライアント側がWindows Server 2003 SP2またはWindows Server 2008で構成されている場合だけ,IPv6が使用できます。
- 注※2
- IPv6ノードを使用した構成は,Protection Managerの動作保証の対象外とします。
- 注※3
- IPv4とIPv6では使用するプロトコルが異なるため,IPv4ノードとIPv6ノードの間で通信はできません。
- 注※4
- ホスト名を指定した場合,名前解決したIPアドレスを使ってIPv4形式で接続を試行します。IPv4形式で接続に成功した場合,それ以降は常にIPv4形式で接続します。IPv4形式で接続に失敗した場合,IPv6形式で接続を試行します。IPv6形式で接続に成功した場合,それ以降は常にIPv6形式で接続します。
(2) Protection ManagerがFTPを使用する場合にIPv6をサポートするOS
Protection ManagerがFTPを使用する場合に,IPv6による通信をサポートしているOSを次に示します。
- Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Datacenter
- Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Enterprise
- Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Standard
- Solaris 10 (SPARC)
Protection Managerは,EX_DRM_FTP_PUTコマンドまたはEX_DRM_FTP_GETコマンドでFTPを使用します。