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付録I 書式イメージの生成規則

書式イメージ生成機能では,次に示す製品で正常に書式オーバレイモジュールを生成できる書式記述文をサポートしています。

書式記述文のサポート範囲および書式イメージの生成規則を次の表に示します。

表I-1 書式記述文のサポート範囲および書式イメージの生成規則

分類 書式記述文 サポート有無 サポート範囲の制限 書式イメージ
書式の構成の設定 FORMS ・ます目大※1
 10〜100
・X長※2
 1,064〜8,191
・Y長※3
 600〜8,191
書式情報
FRMEND
END
SECTOR ×
OPTION ×
セグメントの作成と配置 SEGMENT 線,文字およびドットパターンに展開されます。
SGEND
INCLUDE
線の作成 RLINE
LINE
・線の太さ※4※5
 1〜9
水平線/垂直線
ELINE ・線の太さ※4※5
 1〜9
斜線
CIRCLE ・半径※6
 2以上
・線の太さ※4※7
 1〜9かつ半径未満
ARC ・半径※6
 2以上
・線の太さ※4※7
 1〜9かつ半径未満
円弧
BOX ・線の太さ※4
 1〜9
矩形
文字パターン情報の配置 CHAR ※8 字間指定の文字列
LAY ※8※9 均等配置の文字列
ADJUST ※8※9 両端揃えの文字列
NXCODE
CODE
CHAR文,LAY文またはADJUST文の文字列として使用されます。
NCODE
NNCODE 文字列は「■」1文字に置換されます。※10
NACODE
NKCODE
NHCODE
CONST 仮名漢字変換種別NNの文字列は「■」1文字に置換されます。※10
ECODE
CHARC ※8 変換種別NNの文字列は「■」1文字に置換されます。※10 字間指定の文字列
CHSIZE 拡大後のサイズが19ポイントの場合だけサポートします。※11
ドットパターン情報の作成と配置 GRAPHIC ・X長※12
 1〜256(ドットデータ名指定時)
・Y長※12
 1〜256(ドットデータ名指定時)
・網掛け種別
 4,6,8※13
網掛けまたはパターン
DOT GRAPHIC文のパターンとして使用されます。

(凡例)
○:サポートしています。
×:サポートしていません。
△:制限付きでサポートしています。
−:該当しません。

注1 各書式記述文の構文の詳細については,次に示すマニュアルを参照してください。
  • マニュアル「VOS3 書式オーバレイゼネレータ FOG2 E2」
  • マニュアル「VOS1 書式オーバレイゼネレータ FOG2 E2」
  • マニュアル「VOSK 書式オーバレイゼネレータFOG2 E2」

注2 可変記号が存在する行は無視します。

注3 書式記述文以外のアセンブラは,MACRO,MENDおよびCOPYを除きすべて無視します。

注※1 ます目大が9以下の場合は10を,101以上の場合は100を仮定値とします(線,文字およびドットパターンの座標には影響しません)。

注※2 FORMS文のX長が範囲外の場合は3,264を仮定値とします。

注※3 FORMS文のY長が範囲外の場合は2,400を仮定値とします。

注※4 線の太さが10以上の場合は9を仮定値とします。

注※5 RLINE文またはLINE文の長さが1で,かつ線の太さが2以上の場合,1を仮定値とします。ELINE文の開始位置と終了位置が等しく,かつ線の太さが2以上の場合,1を仮定値とします。

注※6 半径が1以下の場合は2を仮定値とします。

注※7 線の太さが半径以上の場合は半径-1を仮定値とします。

注※8 オプション設定ファイルに文字属性を設定しておく必要があります。

注※9 LAY文やADJUST文のボディサイズと文字属性の文字サイズが不一致の場合,文字属性の文字サイズによって文字を配置します。

注※10 置換する文字はオプション設定ファイルで変更できます。

注※11 文字属性2および種別の指定に関係なく,書体番号1の19ポ(全角は64×64ドット,半角は32×64ドット)の文字属性として扱います。

注※12 GRAPHIC文のX長またはY長が範囲外の場合,該当する書式記述文は無視します。

注※13 GRAPHIC文の網掛け種別1を指定した場合は網掛け種別8を仮定値とします。

なお,複数の書式記述文の組み合わせ(セグメントまたはユーザ定義マクロ中での指定も含めます)で,次に示す制限があります。

[オプション設定]画面の[異なるパターン,文字,ラウンドコーナーの合計]の値に「240」「384」「1024」を指定した場合
  • (ドットデータ名指定のGRAPHIC文の数)≦99
    ただし,ドットデータ名および図形変換種別がすべて等しいGRAPHIC文群は,一つのGRAPHIC文として計算します。
  • (ドットデータ名指定のGRAPHIC文の数+異なる文字データ名の各種CODE文の数+CHARC文の数)≦([異なるパターン,文字,ラウンドコーナーの合計]の値)
    ただし,ドットデータ名および図形変換種別がすべて等しいGRAPHIC文群は,一つのGRAPHIC文として計算します。
  • (LINE文の数+RLINE文の数+ELINE文の数+CIRCLE文の数+ARC文の数+BOX文の数+CHAR文の数+LAY文の数+ADJUST文の数+CHARC文の数+GRAPHIC文の数)≦2,047
  • ((すべての各種CODE文およびCHARC文の変換後文字列の合計が占めるバイト数)+(異なる文字データ名の各種CODE文の数+CHARC文の数)×5)≦65,520
  • ((ドットデータ名指定のGRAPHIC文のX長を8の倍数に切り上げた値×Y長÷8の合計数)+(ドットデータ名指定のGRAPHIC文の合計数×2))≦63,520
    ただし,ドットデータ名および図形変換種別がすべて等しいGRAPHIC文群は,一つのGRAPHIC文として計算します。

[オプション設定]画面の[異なるパターン,文字,およびラウンドコーナーの合計]の値に「4096」を指定した場合
  • (ドットデータ名指定のGRAPHIC文の数)≦4,096
    ただし,ドットデータ名および図形変換種別がすべて等しいGRAPHIC文群は,一つのGRAPHIC文として計算します。
  • (ドットデータ名指定のGRAPHIC文の数+異なる文字データ名の各種CODE文の数+CHARC文の数)≦4,096
    ただし,ドットデータ名および図形変換種別がすべて等しいGRAPHIC文群は,一つのGRAPHIC文として計算します。
  • (LINE文の数+RLINE文の数+ELINE文の数+CIRCLE文の数+ARC文の数+BOX文の数+CHAR文の数+LAY文の数+ADJUST文の数+CHARC文の数+GRAPHIC文の数)≦4,096
  • ((すべての各種CODE文およびCHARC文の変換後文字列の合計が占めるバイト数)+(異なる文字データ名の各種CODE文の数+CHARC文の数)×5)≦65,520
  • ((ドットデータ名指定のGRAPHIC文のX長を8の倍数に切り上げた値×Y長÷8の合計数)+(ドットデータ名指定のGRAPHIC文の合計数×2))≦5,242,880
    ただし,ドットデータ名および図形変換種別がすべて等しいGRAPHIC文群は,一つのGRAPHIC文として計算します。

また,FORMS文の指定より前に次の書式記述文を指定した場合,その書式記述文の直前にFORMS文が仮定され,以降のFORMS文は無視されます。