付録C 出力できるCOBOL命令文の範囲とUAP移行手順
出力できるCOBOL命令文の範囲とUAP移行手順について次に示します。
COBOLの指定 |
移行可否 |
COBOL移行手順の説明 |
---|---|---|
DISPLAY UPON SYSOUT,DISPLAY UPON SYSLST |
△ |
|
WRITE ADVANCING(WRITE AFTER ADVANCINGまたはWRITE BEFORE ADVANCING) |
○※1 |
WRITE ADVANCINGの使用方法には次のパターンがあります。
|
WRITE POSITIONING(WRITE AFTER POSITIONING) |
○※1 |
|
APPLY FORMS-OVERLAYによる書式オーバレイ印刷 |
○※1 |
|
WRITE(固定長データ形式) |
○ |
|
WRITE(可変長データ形式) |
○※1 |
次の場合に可変長データ形式となります。
|
CHARACTER TYPE |
○※1 |
|
XMAP2を使用したオンライン帳票印刷 |
× |
− |
画像出力サブルーチン(文字データ) |
△ |
文字列レコードをUAPで作成してください。 文字列レコードの詳細は「2.1.3(4)(a) 文字列レコード」を参照してください。 |
画像出力サブルーチン(画像データ) |
△※2 |
画像データレコードをUAPで作成してください (元のレコード長が短い場合は,レコード長を長くしてください)。 画像データレコードの詳細は「2.1.3(4)(c) 画像データレコード」を参照してください。 |
画像出力サブルーチン(図形データ) |
× |
− |
画像出力サブルーチン(座標指定による文字データ) |
△※2 |
任意座標指定文字レコードをUAPで作成してください(元のレコード長が短い場合は,レコード長を長くしてください)。 任意座標指定文字レコードの詳細は「2.1.3(4)(d) 任意座標指定文字レコード」を参照してください。 |
画像出力サブルーチン(SETPRT機能) |
△※3 |
SETPRTテキストレコードをUAPで作成してください (元のレコード長が短い場合は,レコード長を長くしてください)。 SETPRTテキストレコードの詳細は「2.1.3(4)(b) SETPRTテキストレコード」を参照してください。 |
報告書作成機能 |
○ |
|
- (凡例)
-
○:移行できます。
△:移行できます(ソースの修正が必要)。
×:移行できません。
−:該当なし。
- 注※1
-
ファイル形式1の場合はソースの修正が必要です。
- 注※2
-
画像データレコードや任意座標指定文字レコードを出力する場合,重ね印字指定で出力してください。重ね印字指定以外で出力すると,意図しない改行が発生することがあります。
- 注※3
-
SETPRTテキストレコードを出力する場合,重ね印字または改ページ指定で出力してください。重ね印字または改ページ指定以外で出力すると,意図しない空白ページが出力されることがあります。
ファイル形式1の場合,順編成ファイルにUTF-8で日本語定数を入力するには,PICTURE句のPICTURE文字を「X」とする必要があります。ファイル形式2の場合,UTF-8は使用できません。