リポジトリの初期化は,初期設定ユティリティを使用してシステム管理者が実行します。
(a) リポジトリの初期化の手順
- Windows 2000 Server,Windows Server 2003またはWindows Server 2003 x64に「Administrators」権限でログインする
- [サービス]でデータベース(Object Server)のサービスが起動されていることを確認する
データベースのサービスが起動されていなければ,起動してください。
- [スタート]メニューの[プログラム]または[すべてのプログラム]から[Sewb+]−[Repository]−[初期設定ユティリティ]を選ぶ
- 表示された[初期設定ユティリティ]ダイアログで,データベース名称とドキュメントオプションを設定する
詳細は,「3.2.3(2)(b)データベース名称」および「3.2.3(2)(c)ドキュメントオプション」を参照してください。
- 設定内容を確認したあと,[初期化]ボタンを選ぶ
リポジトリの初期化が実行されます。
リポジトリの初期化の終了後,コンピュータを再起動してから,[サービス]でSEWB+/REPOSITORYのサービスを起動してください。
リポジトリの初期化が実行できるのは1回だけです。初期化が実行済みの場合には,[初期化]ボタンが非活性となります。
サーバに作成するリポジトリのデータベースの名称を設定します。
データベース名称は,次の規則に従って設定してください。
- データベース名称の長さ
63バイト以内で設定します。
- データベース名称に使用できる文字
英数字,「_」および日本語文字が使用できます。ただし,全角の空白は使用できません。
- 使用できない名称
先頭が「_」,「IS」または「WF」で始まる名称
「MASTER」という名称
ドキュメントオプションでは,ドキュメントファイルディレクトリとバージョン管理システムを設定します。
- (i)ドキュメントファイルディレクトリ
- ドキュメントを格納するディレクトリのパス名を設定します。デフォルトでは,SEWB+/REPOSITORYが組み込まれているディレクトリのパス名が設定されています。
- ディレクトリのパス名は,次の規則に従って設定してください。
- ディレクトリのパス名の長さ
128バイト以内で設定します。
- ディレクトリ名に使用できる文字
任意の文字が使用できます。ただし,次に示す文字は使用できません。
「'」,「?」,「"」,「/」,「<」,「>」,「*」,「|」,「:」,「\」および空白
- ディレクトリのパス名の規則
ドライブ名は,必ず設定します。
ディレクトリとディレクトリの区切りには,「\」を使用します。ドライブとディレクトリの区切りには,「:」を使用します。
ディレクトリ名の最後に「.」は使用できません。
- (ii)バージョン管理システム
- バージョン管理システムを選択して設定します。
- PVCSを利用する運用:「PVCS」
- 通常の運用:「Original」
- バージョン管理システムにPVCSを利用する場合は,SEWB+/REPOSITORYと同じコンピュータにPVCSが組み込まれている必要があります。また,事前に次の設定をしてください。
- コントロールパネルのシステムを開き,システム環境変数内のPathにPVCSのパス(C:\PVCS\NTなど)があるかを確認します。ない場合は,システム環境変数内のPathをクリックして設定してください。
- 注意事項
- リポジトリで管理するファイルを,PVCSのバージョン・マネージャで操作しないでください。
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