次に示すデータの入出力操作を最大4つのスレッドに分割し,並列に実行できます。
- ソート機能で,入力ファイルを複数個指定した場合の入力処理
- レコード結合機能を指定した場合の入力処理※
- 出力ファイルパラメタを複数個指定した場合の出力処理
- 注※
- レコード結合機能の入出力操作は,マルチスレッドオプションの指定に関係なくマルチスレッドで実行します。
表2-10 マルチスレッド対応機能
| 項番 |
機能 |
マルチスレッド
対応有無 |
作成スレッド数※1 |
マルチスレッドで作成する一時ファイル数 |
| 1 |
ソート |
○ |
x |
0〜a※2 |
| 2 |
マージ |
○ |
y |
0 |
| 3 |
コピー |
○ |
y |
0 |
| 4 |
簡易コピー |
× |
− |
0 |
| 5 |
ファイル分割 |
× |
− |
0または1 |
| 6 |
ファイル連結 |
× |
− |
0 |
| 7 |
レコード結合(ソート) |
○※3 |
z |
0〜4※4 |
| 8 |
レコード結合(マージ) |
○※3 |
z |
2※5 |
- (凡例)
- ○:マルチスレッド対応あり
- ×:マルチスレッド対応なし
- −:作成スレッドなし
- 注※1
- 作成するスレッド数は,次に示す式で決定します。
- x=min(4,max(入力ファイル数,出力パラメタ数))
- y=min(4,出力パラメタ数)
- z=min(4,max(2,出力パラメタ数))
- 注※2
- マルチスレッドのソート機能で作成する一時ファイルの最大個数は,次に示す式で決定します。なお,インコアソートで処理した場合,一時ファイルは作成されないため,最小個数は0個です。
- a=min(4,入力ファイル数)
- 注※3
- レコード結合機能は,マルチスレッドオプションの指定に関係なく,必ずマルチスレッドで実行します。
- 注※4
- レコード結合(ソート)機能で作成する一時ファイルの最大個数は,
- -joininpパラメタ数(2個固定)×2=4個です。なお,インコアソートで処理した場合,一時ファイルは作成されないため,最小個数は0個です。
- 注※5
- レコード結合(ソート)機能で作成する一時ファイルの個数は,-joininpパラメタ数(2個固定)と同じ2個です。
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