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2.46 出力レコードフォーマットの演算機能(SORT EEの機能)【UNIX SORT EE(64) 09-00以降】

演算機能は,formatオペランドまたはcsvformatオペランドに指定された計算式の結果を10進数レコード項目に代入する機能です。

計算式には,10進数項目と10進数項目,10進数項目と定数,および定数と定数の四則演算(加減乗除)を指定できます。

【計算式に指定できる組み合わせ】
計算式に指定できる組み合わせを次の表に示します。

表2-6 計算式に指定できる組み合わせ

指定種類 指定例
10進数項目と10進数項目 10進数項目A+10進数項目B
10進数項目と定数 10進数項目A*100
定数と定数 100*0.25

注※
fieldオペランドまたはcsvfieldオペランドで指定されたフィールド名のフィールドの10進数項目データを示す。

【計算式に指定できる10進数項目】
計算式に指定できる10進数項目を次の表に示します。

表2-7 計算式に指定できる10進数項目

ファイル編成 10進数項目 属性コード
CSVファイル(C) 固定小数点数 z
固定長順編成ファイル(S)
テキストファイル(A)
内部10進数
外部10進数
左符号付き外部10進数
右分離符号付き外部10進数
左分離符号付き外部10進数
p
z
x
s
t

注※
データの形式については,「3.2 キー属性と形式」を参照してください。

【計算式に指定できる内容】
計算式に指定できる内容を次の表に示します。

表2-8 計算式に指定できる内容

項番 指定内容 意味 指定最大
1 +(加算),-(減算),*(乗算),/(除算) 演算子
2 「0〜9」の数字 数値データ 16個
3 ( ),
({+|- } 数値)
優先順位,
符号付き数値
24ネスト
4 フィールド名 fieldオペランドで指定された,10進数項目のフィールド名 16個

注※
レコード中の値を演算に使用する場合に指定します。

演算機能の指定方法については,「5.10.14(2) calcサブオペランド」または「5.10.15(2) calcサブオペランド」を参照してください。

【出力レコードフォーマットの演算機能のパラメタ使用上の注意事項】
出力レコードフォーマットの演算機能は,UNIXのexsort64(64ビット版SORT EE)コマンドだけ指定できます。Windowsのexsort64コマンド,またはexsort(32ビット版SORT EE)コマンドに指定した場合,KBLS1100-Eエラーとなります。