uCosminexus Batch Job Execution Server 使用の手引(Windows(R)用)
COBOL2002で作成したCOBOLアプリケーションがDISPLAY文を大量に発行すると,JP1/IM - Viewの画面に多くのメッセージが出力される。その結果,バッチジョブ実行時間が増加することがある。ここでは,DISPLAY文を発行することによってJP1/IM - Viewの画面にメッセージが出力されることを抑止する機能について説明する。
環境変数BJEX_SUPPRESS_CBLDISPLAYにYESを指定することによってJP1/IM - Viewの画面へのメッセージの出力を抑止する。実行ログ,ジョブログ,SYSMSGへの出力は抑止しない。指定できる値は,YESまたはNOである。指定値ごとの動作を次に示す。
表3-28 環境変数BJEX_SUPPRESS_CBLDISPLAYの設定ごとのJP1イベント出力
| 環境変数BJEX_SUPPRESS_CBLDISPLAYの設定 | JP1イベント出力 |
|---|---|
| YES | 抑止する |
| NO | 抑止しない |
| YESとNO以外,または設定されていない | 抑止しない |
環境変数BJEX_SUPPRESS_CBLDISPLAYは,SETENV要素によって指定する。
SETENV要素を用いて指定する例を次に示す。
<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS" ?>
<HitachiBatchJobExec version="1.2" os="windows">
<JOB NAME="SAMPLE">
<SETENV NAME="BJEX_SUPPRESS_CBLDISPLAY" VALUE="YES"/>・・・(1)
<STEP NAME="STEP1">
<EXEC PGM="MYPROG1" LANG="COBOL"/>
</STEP>
<STEP NAME="STEP2">
<EXEC PGM="MYPROG2" LANG="COBOL"/>
</STEP>
<STEP NAME="STEP3">
<EXEC PGM="MYPROG3" LANG="COBOL"/>
<SETENV NAME="BJEX_SUPPRESS_CBLDISPLAY" VALUE="NO"/>・・・(2)
</JOB>
</HitachiBatchJobExec>
|
環境変数BJEX_SUPPRESS_CBLDISPLAYにYESを指定した場合,COBOLアプリケーションで発行したDISPLAY文によるJP1イベント発行はすべて抑止される。
そのため,DISPLAY文によって要求内容を出力し,ACCEPT文によって応答要求を行う場合,DISPLAY文による要求内容がJP1/IM - Viewの画面に表示されなくなる。
要求内容を確認する方法の例を次に示す。
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