uCosminexus Batch Job Execution Server 使用の手引(Windows(R)用)
実行中のジョブ情報を表示するbjexlsexjobコマンドによって,コマンド投入時点で実行しているジョブの一覧や詳細を表示できる。
表示されるジョブ情報には,全ジョブ一覧の簡易表示と特定ジョブの詳細表示に分けられ,表示コマンドのオプションで指定する。
表示されるジョブ情報一覧を次の表に示す。
表3-25 表示されるジョブ情報一覧
| ジョブ情報 | 簡易表示 | 詳細表示 | |
|---|---|---|---|
| 実行中のジョブ一覧表示 | 実行中のジョブのCPU使用時間表示 | ||
| JP1のジョブ番号 | ○ | ○ | ○ |
| JP1の実行優先順位 | − | − | ○ |
| ジョブ識別子 | ○ | ○ | ○ |
| ジョブ名 | ○ | ○ | ○ |
| ステップ名 | ○ | ○ | ○ |
| プロシジャステップ名 | ○ | − | ○ |
| ジョブ実行開始時刻 | ○ | ○ | ○ |
| ステップ実行開始時刻 | ○ | ○ | ○ |
| ジョブコントローラプロセスのプロセス番号 | ○ | − | ○ |
| ジョブステッププロセスのプロセス番号 | ○ | − | ○ |
| ジョブで使用したCPU時間 | − | ○ | ○ |
| ジョブステップで使用したCPU時間 | − | − | ○ |
| ジョブステッププロセスの優先度 | − | ○ | ○ |
| ジョブステッププロセスの実行プログラム名 | − | − | ○ |
| ジョブ定義XMLファイル名 | − | − | ○ |
実行中のジョブ情報表示機能を使用する場合,BjexSvcサービスが開始されている必要がある。BjexSvcサービスの開始については,「2.1.1 インストール」を参照のこと。
実行中のジョブ情報表示機能は,設定ファイルのJOB_STATUS_DISPLAYパラメータでENABLEを指定することで使用できるようになる。また,実行中のジョブ情報は共有メモリで管理しており,同時に実行するジョブの多重度をLOCK_JOBMPLXパラメータで設定する必要がある。
実行中のジョブ情報表示機能使用時は,排他/共有制御と同様にジョブの多重度制御が実行される。
LOCK_JOBMPLXパラメータで指定したジョブの多重度を超えた場合,新たなジョブの実行は待たされ,KAKC1652-Wメッセージを出力する。
KAKC1652-W Waiting for locking a mutex. |
KAKC1652-W ジョブ実行待ちが発生しました |
その後,実行中のジョブが終了し実行待ちが解除された場合,KAKC1653-Iメッセージを出力し,ジョブ実行を開始する。
KAKC1653-I Quit waiting for locking a mutex. |
KAKC1653-I ジョブ実行待ちは解除されました |
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