uCosminexus Batch Job Execution Server 使用の手引(Windows(R)用)
バッチジョブ実行システムの特長を次に示す。
バッチジョブ業務は次の図に示すように,「プログラム」と「ファイル」の組み合わせによって一括処理を実現する。それぞれのプログラムとファイルには順序処理だけではなく,前処理,後処理があり,このことをプログラムやファイルなど,バッチジョブでの個々の要素ごとに属性として定義すれば,バッチジョブ業務をプログラミングすることなく容易に実現できる。このバッチジョブ業務を,標準的なドキュメントの表現方式であるXML形式(ジョブ定義XMLファイル)で定義することで,定型化を図ることができる。
図1-2 プログラムとファイルの組み合わせによるバッチジョブの一括処理
従来,オープンシステムでのバッチジョブの実行結果は,格納先が一元化されないため管理が煩雑であった。バッチジョブ実行システムでは,バッチジョブの実行結果をスプールに集めることができる。これによってバッチジョブの実行結果を一元管理できる。また,JP1/AJS - Viewを使用することで,バッチジョブの実行結果も参照できる。
バッチジョブの実行結果の一元管理を次の図に示す。
メインフレームの帳票印刷業務をオープン環境上で実現するPDEと,バッチジョブ実行システムが連携することで,書式,FCB(Forms Control Buffer)を使用した帳票出力ができる。
PRINT DATA EXCHANGE - Form Designerで書式やFCBを定義する書式定義ファイルを作成※し,PRINT DATA EXCHANGE for OpenがPRINT DATA EXCHANGE - Form Designerで作成した書式定義ファイルとバッチジョブ実行システムの実行結果である印刷データを結合する。結合されたデータをPDL(Page Description Language)データに変換することで,プリンタ管理ソフトウェアであるPrinfina MANAGER SPを通して帳票出力できる。
注※ PC上での書式定義の変更もできる。
なお,PRINT DATA EXCHANGE - Form Designerの詳細については,マニュアル「PRINT DATA EXCHANGE - Form Designer」,PRINT DATA EXCHANGE for Openの詳細については,マニュアル「PRINT DATA EXCHANGE for Open」を参照のこと。
PDEとの連携による帳票出力を次の図に示す。
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