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付録B 上流ツールとの連携で使用するBPELのサポート範囲

ここでは,モデリングツールで作成したBPELファイルをインポートする場合の,BPELファイルのサポート範囲およびビジネスプロセス定義への変換ルールについて説明します。

注意
BPELファイルの要素・属性のうち,以降の説明に登場しない要素・属性は,ビジネスプロセスの定義に変換されません。

BPELファイル内の要素が,ビジネスプロセスのどの定義内容に変換されるのかの関係を次の表に示します。

表B-1 BPELファイルの要素とビジネスプロセス定義の関係

変換前の要素(BPELファイル) 変換後の定義内容(ビジネスプロセス) 変換方法の参照先
process要素 variables要素 変数 付録B.1(2)
correlationSets要素 相関セット 付録B.1(3)
faultHandlers要素 フォルト処理 付録B.1(4)
receive要素 受付アクティビティ 付録B.2(1)
reply要素 応答アクティビティ 付録B.2(2)
invoke要素 サービス呼出アクティビティ 付録B.2(3)
assign要素 代入アクティビティ 付録B.2(4)
empty要素 無操作アクティビティ 付録B.2(5)
wait要素
terminate要素
compensate要素
pick要素
throw要素 フォルト送出アクティビティ 付録B.2(6)
scope要素 スコープアクティビティ 付録B.3(1)
while要素 繰り返しアクティビティ 付録B.3(2)
switch要素 分岐アクティビティ 付録B.3(3)
flow要素 並列処理アクティビティ 付録B.3(4)
sequence要素 順次処理アクティビティ 付録B.3(5)
ポイント
  • ビジネスプロセス内の各アクティビティを連結するコネクションの定義内容は,BPELファイルの構造,各要素の定義などから判断して設定されます。
  • BPELファイルをインポートしてビジネスプロセスを作成した場合に,Java呼出アクティビティおよびデータ変換アクティビティが定義されることはありません。

以降の項で,BPELファイルの各要素と,ビジネスプロセス定義の内容との関係の詳細について説明します。

<この節の構成>
付録B.1 ビジネスプロセス全体の定義に関連する要素の変換
付録B.2 基本アクティビティに関連する要素の変換
付録B.3 構造アクティビティに関連する要素の変換