Cosminexus サービスプラットフォーム 概説

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2.6 Cosminexus サービスプラットフォームを導入したシステムのライフサイクル

Cosminexus サービスプラットフォームを導入したシステムのライフサイクルを図に表すと,次のようになります。

図2-14 Cosminexus サービスプラットフォームのシステムのライフサイクル

[図データ]

Cosminexus サービスプラットフォームを導入したシステムのライフサイクルには,次の段階があります。

ライフサイクルの中での各段階の位置づけは次のとおりです。

  1. システム設計/サービス準備
    Cosminexus サービスプラットフォームの導入を決定したら,まず,システムで実行する業務を分析し,業務をサービス化します。また,サービスの利用方法に応じたシステムを設計します。
  2. 環境の構築
    1.で検討したシステムの設計情報およびサービス情報に基づいて,開発環境,運用環境および実行環境を構築します。
  3. セットアップ
    システムの運用開始に向けて運用環境,実行環境をセットアップします。1.で検討したシステムの設計情報およびサービス情報に加えて,開発環境で作成された定義情報やアプリケーションも利用します。
  4. 各種定義/アプリケーションの作成
    システムの運用に必要な各種定義とアプリケーションを開発します。
    開発には,1.で検討したアプリケーション設計情報およびサービス情報に加えて,運用環境および実行環境のセットアップ情報も利用します。
  5. システムの運用/システムの保守と見直し
    システムの運用を開始します。システムの運用では,日常運用と定期的なシステム保守を繰り返します。
    また,業務内容の変更やシステム規模の変更などに合わせて,システムを随時見直します。見直しの結果,システムを再構築・再セットアップする場合や,各種定義およびアプリケーションを追加・変更する場合は,2.〜4.の段階を実施してから運用を再開します。

Cosminexus サービスプラットフォームの更新または破棄を決定するまで継続します。

以降の項では,それぞれの段階の概要について説明します。

<この節の構成>
2.6.1 システム設計/サービス準備
2.6.2 システム構築
2.6.3 セットアップ
2.6.4 各種定義/アプリケーションの作成
2.6.5 システムの運用/システムの保守と見直し