Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) デベロッパーズガイド
複数の実IPアドレスを持つホスト(マルチホームホストと呼ばれます)上でスマートエージェントを起動すると,スマートエージェントは別々のローカルネットワークに存在するオブジェクトをブリッジするための強力なメカニズムを提供できます。そのホストが接続されているすべてのローカルネットワークは,ただ一つのスマートエージェントとだけ通信でき,ローカルネットワークのブリッジを効果的に行います。マルチホームホスト環境のスマートエージェントを図12-3に示します。
-v(バーボース)オプションを使用してスマートエージェントを起動すると,作成されたメッセージの先頭に,スマートエージェントが使用する各インタフェースがリスト表示されます。コードサンプル12-3は,マルチホームホストでバーボースオプションを使用して起動されたスマートエージェントからの出力例を示しています。
Bound to the following interfaces: Address: 199.10.9.5 Subnet: 255.255.255.0 Broadcast:199.10.9.255 Address: 101.10.2.6 Subnet: 255.255.255.0 Broadcast:101.10.2.255 . . .
コードサンプル12-3に示すように,出力には,マシンの各インタフェースのアドレス,サブネットマスク,およびブロードキャストアドレスが表示されます。UNIXの場合,この出力は,UNIXコマンドifconfig -aの結果と一致するはずです。
これらの設定値を変更したい場合は,このインタフェース情報をlocaladdrファイルに指定できます。詳細については,「12.4.1 スマートエージェント用インタフェースの指定」を参照してください。
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