Cosminexus XML Processor ユーザーズガイド

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6.7.5 エラーを通知しないケース

要素や属性の指定内容が不当な場合や,関数の引数が不正な場合など,XSLTCがエラーを通知しないケースがあります。XSLTCがエラーを通知しないケースを表6-12に示します。

表6-12 XSLTCに関する注意事項(エラーを通知しないケース)

項番 注意事項
1 xsl:apply-templates要素の子要素としてxsl:sort要素とxsl:with-param要素以外のスタイルシート要素を指定した場合。
2 xsl:apply-templates要素のselect属性に空文字列を指定した場合。
3 xsl:comment要素の要素内容にテキスト以外を指定した場合。
4 xsl:decimal-format要素の次に挙げた属性に2文字以上の値を指定した場合。
  • decimal-separator
  • grouping-separator
  • minus-sign
  • percent
  • per-mille
  • zero-digit
  • pattern-separator
5 xsl:element要素またはxsl:attribute要素のname属性に接頭辞で修飾した要素名を指定し,かつ,namespace属性に空文字列を指定した場合。
6 xsl:for-each要素の先頭以外の子要素としてxsl:sortを指定した場合。
7 xsl:import要素に要素内容を指定した場合。
8 xsl:import要素がトップレベル要素の先頭要素でない場合や,xsl:import要素やxsl:include要素がトップレベル要素でない場合。
9 xsl:key要素のuse属性にkey関数を含むXPath式を指定した場合。
10 xsl:message要素をxsl:stylesheet要素の子要素として指定した場合。
11 xsl:message要素のterminate属性に"yes","no"以外の値を指定した場合。
12 xsl:namespace-alias要素のstylesheet-prefix属性やresult-prefix属性に指定した接頭辞に対応する名前空間宣言がない場合。
13 xsl:namespace-alias要素のstylesheet-prefix属性やresult-prefix属性の指定がない場合。
14 xsl:namespace-alias要素に要素内容を指定した場合。
15 xsl:number要素のgrouping-size属性にNumber規則に合致しない文字列を指定した場合。
16 xsl:number要素のlang属性およびlevel属性に不当な値を指定した場合。
17 xsl:number要素のletter-value属性に不当な値を指定した場合。
18 xsl:number要素のgrouping-separator属性に,値が空文字となる変数参照を指定した場合。
19 xsl:output要素のversion属性に不当な値を指定した場合。
20 xsl:output要素のindent属性に不当な値を指定した場合。
21 xsl:output要素のstandalone属性に不当な値を指定した場合。
22 xsl:output要素のomit-xml-declaration属性に不当な値を指定した場合。
23 xsl:param要素のselect属性に空文字列を指定した場合。
24 xsl:sort要素のdata-type属性,order属性,またはcase-order属性に不正な値を指定した場合。
25 xsl:sort要素のdata-type属性,order属性,またはcase-order属性が空文字列になる変数参照である場合。
26 xsl:sort要素のdata-type属性,order属性,またはcase-order属性に大文字の値を指定した場合,小文字で指定されたものとして扱われます。
27 xsl:strip-space要素,xsl:preserve-space要素,xsl:apply-imports要素など,仕様上は要素内容を持てない要素に要素内容を指定した場合。
28 xsl:stylesheet要素のversion属性に不当な値を指定した場合。
29 xsl:stylesheet要素のexclude-result-prefixes属性に指定した接頭辞に対応する名前空間URIが,この属性を持つ要素で有効でない場合。
30 xsl:stylesheet要素の中にxsl:stylesheet要素を指定した場合。
31 xsl:template要素のmatch属性およびmode属性に空文字列を指定した場合。
32 xsl:template要素にname属性の指定がなく,match属性の指定もない場合。
33 xsl:template要素またはxsl:apply-template要素のmode属性に空文字列を指定した場合。
34 xsl:template要素のpriority属性に空文字列を指定した場合。
35 最初のxsl:template要素より前にリテラル結果要素が現れた場合。
36 xsl:template要素にmode属性があり,match属性がない場合。
37 複数のxsl:with-param要素が同じ値のname属性を持っている場合。
38 xsl:text要素のdisable-output-escaping属性に"yes","no"以外の値を指定した場合。
39 xsl:value-of要素のdisable-output-escaping属性に"yes"または"no"以外の値を指定した場合。
40 xsl:variable要素のselect属性に空文字列を指定した場合。
41 xsl:variable要素またはxsl:param要素に,select属性とテキスト内容の両方が存在する場合。
42 xsl:with-param要素のselect属性に空文字列を指定した場合。
43 次の関数呼び出しの引数の数が不正な場合。
  • number関数
  • boolean関数
  • lang関数
  • concat関数
44 document関数の第二引数が空文字列の場合。
45 format-number関数の第三引数に空文字列を指定した場合。
46 key関数の第一引数に存在しないキー名を指定した場合。
47 unparsed-entity-uri関数の引数の個数が不正な場合。