Cosminexus メッセージ 1 KAWS/KDAL/KDJE編

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はじめに

このマニュアルは,Cosminexus(コズミネクサス)が出力するメッセージについて説明したものです。なお,Cosminexusとは,次に示すプログラムプロダクトの総称です。このマニュアルでは,これらのプログラムプロダクトが出力するメッセージのうち,KAWSで始まるメッセージ,KDALで始まるメッセージ,およびKDJEで始まるメッセージについて説明しています。

このマニュアルでは,これらのプログラムプロダクトの構成ソフトウェアのうち,次に示す構成ソフトウェアのメッセージについて説明しています。

なお,オペレーティングシステム(OS)の種類によって,機能が異なる場合があります。OSごとの違いがある場合の表記方法については,「適用OSの違いによる機能相違点の表記」を参照してください。

対象読者

このマニュアルは,Cosminexusのシステムを設計,構築もしくは運用する方,またはCosminexusで動作するアプリケーションを開発する方を対象にしています。

次の内容を理解されていることを前提としています。

システムを設計,構築または運用する方

なお,JP1連携機能を使用する場合は,次の内容も理解されていることを前提とします。

アプリケーションを開発する方

また,このマニュアルは,マニュアル「Cosminexus 機能解説」を理解していることを前提としていますので,あらかじめお読みいただくことをお勧めします。

マニュアルの構成

このマニュアルは,次に示す章と付録から構成されています。

第1章 メッセージの概要
Cosminexusが出力するメッセージの概要と記載個所について説明しています。

第2章 システムの構築・運用・保守で使用するメッセージ
Cosminexus Component Container,Cosminexus TPBroker,および監査ログのライブラリが出力する,システムの構築・運用・保守で使用するメッセージについて説明しています。

第3章 システムの監査で使用するメッセージ
Hitachi Web Server,およびCosminexus Component Containerが出力する,システムの監査で使用するメッセージについて説明しています。

付録A KDJE42039-EおよびKDJE42270-Wの詳細情報一覧
KDJE42039-EおよびKDJE42270-Wの詳細情報をコードの順に説明しています。

付録B 作業ディレクトリ移行およびインポートでエラーが発生したときのメッセージ
作業ディレクトリ移行やインポートで,DDが仕様を満たしていないと判断された場合,ほかのメッセージの詳細情報として出力されるメッセージについて説明しています。

関連マニュアル

Cosminexus Version 7のマニュアル体系について,次の図に示します。

[図データ]

マニュアル体系図で示した関連マニュアルについて,それぞれの位置づけを次に示します。

Cosminexus 概説
Cosminexusの製品概要について説明しています。

Cosminexus 機能解説
Cosminexus Component Containerの機能を中心に,uCosminexus Application Serverの概要と提供する機能について説明しています。

Cosminexus システム設計ガイド
システム設計時に,システムの目的に応じたシステム構成や運用方法を検討するための指針について説明しています。また,チューニングの方法についても説明しています。

Cosminexus 簡易構築・運用ガイド
セットアップウィザードおよびSmart Composer機能を使用して,システムを構築・運用する手順について説明しています。また,セットアップウィザードおよびSmart Composer機能が提供するコマンドやファイルについても説明しています。

Cosminexus システム構築ガイド
システム構築時に必要な機能の設定方法について説明しています。

Cosminexus システム運用ガイド
Cosminexusを使用したシステムの運用方法のうち,Smart Composer機能を使用する運用以外の方法について説明しています。

Cosminexus アプリケーション設定操作ガイド
Cosminexus Component Containerのサーバ管理コマンド,およびServer Plug-inを使用した操作について説明しています。

Cosminexus 運用管理操作ガイド
Cosminexus Component Containerの運用管理ポータルの使用方法について説明しています。

Cosminexus リファレンス コマンド編
Cosminexusのシステムを構築・運用するときに使用するコマンドについて説明しています。

Cosminexus リファレンス 定義編
Cosminexusのシステムを構築・運用するとき,またはアプリケーションを開発するときに,使用するファイルの形式について説明しています。

Cosminexus メッセージ 2 KEOS/KEUC/KFCB編,Cosminexus メッセージ 3 KFCT/KFDB/KFDJ編
Cosminexusで出力されるメッセージについて説明しています。

Hitachi Web Server
Hitachi Web Server(Webサーバ)の構築,管理方法について説明しています。

TPBroker ユーザーズガイド
Cosminexus TPBrokerの概要,機能,運用方法について説明しています。

Cosminexus Reliable Messaging
Cosminexus RMを使用したメッセージの非同期通信によるアプリケーションの連携方法について説明しています。

Cosminexus アプリケーション開発ガイド
構築したCosminexusのシステムで動作させる,アプリケーションの開発方法について説明しています。

Cosminexus リファレンス API編
アプリケーションの開発で使用するAPIおよびタグについて説明しています。

また,マニュアル体系図に示したマニュアル以外で,このマニュアルと関連するマニュアルを次に示します。必要に応じてお読みください。

ご利用製品ごとの用語の読み替えについて

ご利用の製品によっては,マニュアルで使用している用語を,ご利用の製品名に読み替える必要があります。

次の表に従って,マニュアルで使用している用語をご利用の製品名に読み替えてください。

ご利用の製品名 マニュアルで使用している用語
uCosminexus Developer Professional※1 Application ServerおよびApplication Server Enterprise
uCosminexus Developer Standard※1※2 Application Server
uCosminexus Service Architect※1 Application ServerおよびApplication Server Enterprise
uCosminexus Service Platform

注※1 テスト環境で使用している場合にだけ読み替えが必要です。

注※2 uCosminexus Developer StandardとApplication Serverには一部機能差があります。機能差については,マニュアル「Cosminexus アプリケーション開発ガイド」のDeveloper Standard使用時の注意事項に関する説明を参照してください。

このマニュアルでの表記

このマニュアルで使用している表記と,対応する製品名を次に示します。

表記 製品名
Application Server Application Server Enterprise uCosminexus Application Server Enterprise
Application Server Standard uCosminexus Application Server Standard
Developer Developer Professional uCosminexus Developer Professional
Developer Standard uCosminexus Developer Standard
HiRDBまたはHiRDBサーバ HiRDB/Parallel Server HiRDB/Parallel Server Version 7
HiRDB/Parallel Server Version 8
HiRDB/Single Server HiRDB/Single Server Version 7
HiRDB/Single Server Version 8
HiRDB Run TimeまたはHiRDBクライアント HiRDB/Run Time Version 7
HiRDB/Run Time Version 8
IPF Itanium(R) Processor Family
Oracle Oracle9i Oracle9i
Oracle9i R2
Oracle10g Oracle 10g
Oracle 10g R2
Struts Jakarta Struts 1.1
UNIX AIX AIX 5L V5.2
AIX 5L V5.3
HP-UXまたはHP-UX(IPF) HP-UX 11i V2(IPF)
HP-UX 11i V3(IPF)
Linux Linux(IPF) Red Hat Enterprise Linux AS 3(IPF)
Red Hat Enterprise Linux AS 4(IPF)
Red Hat Enterprise Linux 5 Advanced Platform(Intel Itanium)
Linux(x86/AMD64 & Intel EM64T) Red Hat Enterprise Linux AS 3(x86)
Red Hat Enterprise Linux AS 4(x86)
Red Hat Enterprise Linux 5 Advanced Platform(x86)
Red Hat Enterprise Linux ES 3(x86)
Red Hat Enterprise Linux ES 4(x86)
Red Hat Enterprise Linux 5(x86)
Red Hat Enterprise Linux AS 3(AMD64 & Intel EM64T)
Red Hat Enterprise Linux AS 4(AMD64 & Intel EM64T)
Red Hat Enterprise Linux 5 Advanced Platform(AMD/Intel 64)
Red Hat Enterprise Linux ES 3(AMD64 & Intel EM64T)
Red Hat Enterprise Linux ES 4(AMD64 & Intel EM64T)
Red Hat Enterprise Linux 5(AMD/Intel 64)
Solaris Solaris 9
Solaris 10
Web Redirector uCosminexus Web Redirector
Windows Server 2003 Microsoft(R) Windows Server(R) 2003,Enterprise Edition Operating System(x86)
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003,Standard Edition Operating System(x86)
Windows Server 2003 R2 Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2,Enterprise Edition Operating System(x86)
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2,Standard Edition Operating System(x86)
Windows Server 2003(x64) Microsoft(R) Windows Server(R) 2003,Enterprise x64 Edition Operating System
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003,Standard x64 Edition Operating System
Windows Server 2003 R2(x64) Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2,Enterprise x64 Edition Operating System
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2,Standard x64 Edition Operating System
Windows Vista Microsoft(R) Windows Vista(R) Business
Microsoft(R) Windows Vista(R) Enterprise
Microsoft(R) Windows Vista(R) Ultimate
Windows XP Microsoft(R) Windows(R) XP Professional Operating System

なお,Windows Server 2003,Windows Server 2003 R2,Windows Server 2003(x64),Windows Server 2003 R2(x64),Windows Vista,およびWindows XPを総称してWindowsと表記することがあります。

このマニュアルで使用している表記と,対応するCosminexusの機能名を次に示します。

表記 Cosminexusの機能名
Cosminexus Developer's Kit for Java Cosminexus Developer's Kit for JavaTM
Cosminexus RM Cosminexus Reliable Messaging
CTM Cosminexus Component Transaction Monitor
DB Connector for Cosminexus RM DB Connector for Cosminexus Reliable Messaging
Management Server Cosminexus Management Server
PRF Cosminexus Performance Tracer
Server Plug-in Cosminexus Server Plug-in
Smart Composer Cosminexus Smart Composer
TPBroker Cosminexus TPBroker

このマニュアルで使用している表記と,対応するJava関連用語を次に示します。

表記 Java関連用語
Connector 1.0 J2EETM Connector Architecture 1.0
Connector 1.5 J2EETM Connector Architecture 1.5
DI Dependency Injection
EAR Enterprise ARchive
EJBまたはEnterprise JavaBeans Enterprise JavaBeansTM
EJB QL EJBTM Query Language
J2EEまたはJava 2 Platform, Enterprise Edition JavaTM 2 Platform, Enterprise Edition
J2SE JavaTM 2 Platform, Standard Edition
JAAS JavaTM Authentication and Authorization Service
JAR JavaTM Archive
Java JavaTM
Java 2 Runtime Environment, Standard Edition JavaTM 2 Runtime Environment, Standard Edition
Java 2 SDK, Standard Edition JavaTM 2 Software Development Kit, Standard Edition
JavaBeans JavaBeansTM
JavaMail JavaMailTM
JCA J2EETM Connector Architecture
JDBC JDBCTM
JavaTM Database Connectivity
JDK JavaTM Development Kit
JMS JavaTM Message Service
JMX JavaTM Management Extensions
JNDI Java Naming and Directory InterfaceTM
JSP JavaServer PagesTM
JTA JavaTM Transaction API
JTS JavaTM Transaction Service
Servletまたはサーブレット JavaTM Servlet
WAR Web ARchive

適用OSの違いによる機能相違点の表記

このマニュアルは,適用OSがWindows,AIX,HP-UX,Linux,およびSolarisの製品に対応します。OSによって記述を書き分ける場合,次に示す表記を使用して,それぞれの説明にOS名を明記しています。

表記 意味
Windowsの場合 Windowsに該当する表記です。
AIXの場合 AIXに該当する表記です。
HP-UXの場合 HP-UXに該当する表記です。
Linuxの場合 Linuxに該当する表記です。
Solarisの場合 Solarisに該当する表記です。
UNIXの場合 UNIX(AIX,HP-UX,Linux,Solaris)に該当する表記です。

このマニュアルで使用している略語

このマニュアルで使用している英略語を次に示します。

英略語 英字での表記
API Application Programming Interface
BMT Bean-Managed Transaction
CMP Container-Managed Persistence
CMR Container-Managed Relationship
CMT Container-Managed Transaction
CORBA Common Object Request Broker Architecture
CUI Character User Interface
DB Database
DBMS Database Management System
DD Deployment Descriptor
DTD Document Type Definition
EIS Enterprise Information System
EJB QL EJB Query Language
GUI Graphical User Interface
HTML Hyper Text Markup Language
HTTP Hyper Text Transfer Protocol
ID Identifier
IDE Integrated Development Environment
IIOP Internet Inter-Orb Protocol
JAR Java Archive
JDBC Java Database Connectivity
ORB Object Request Broker
OS Operating System
OTS Object Transaction Service
POA Portable Object Adapter
RDB Relational Database
SFO Session Fail Over
SOAP Simple Object Access Protocol
TCS Transaction Context Server
URL Uniform Resource Locator
VM Virtual Machine
WAR Web ARchive
XML Extensible Markup Language

このマニュアルで使用している記号

注意
間違いやすい点,および間違うとトラブルが発生するような項目について説明しています。

このマニュアルの構文の説明で使用している記号

このマニュアルでは,次に示す記号を使用して構文を説明しています。

記号 意味
横に並べられた複数の項目に対する項目間の区切りを示し,「または」を意味します。

(例)A | B
AまたはBを指定することを示します。
:の左にあるものを右にあるもので定義することを示します。

(例)A:B
「AとはBである」と定義することを示します。
< > この記号で囲まれている項目は,該当する要素やファイルなどを指定したり,該当する要素が表示されたりすることを示します。
(例) <サーバ名>
 サーバ名が表示されます。
[ ] この記号で囲まれている項目は,省略される項目,または省略してもよい項目を示します。複数の項目が横に並べて記述されている場合には,何も表示されないか,またはどれか一つだけ表示されることを示します。
(例1) [A]
 「何も表示されない」か「Aが表示される」ことを示します。
(例2) [B|C]
 「何も表示されない」か「BまたはCが表示される」ことを示します。
... 記述が省略されていることを示します。
(例) ABC...
 ABCの後ろに記述があり,その記述が省略されていることを示します。

常用漢字以外の漢字の使用について

このマニュアルでは,常用漢字を使用することを基本としていますが,次に示す用語については,常用漢字以外の漢字を使用しています。

個所(かしょ) 伝播(でんぱ) 必須(ひっす) 閉塞(へいそく)

KB(キロバイト)などの単位表記について

1KB(キロバイト),1MB(メガバイト),1GB(ギガバイト),1TB(テラバイト)はそれぞれ1,024バイト,1,0242バイト,1,0243バイト,1,0244バイトです。