Cosminexus Reliable Messaging
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送信側システムと受信側システムのCosminexus RMのバージョンの違いによって,次のようにメッセージを送受信します。
- メッセージを送信する場合
受信側システムのCosminexus RMのバージョンに合わせた形式のメッセージを送信します。ユーザは受信側システムのCosminexus RMのバージョンに合わせて,送信するメッセージの形式を選択する必要があります。送信するメッセージの形式の選択については,「(1) 送信するメッセージの形式の選択」を参照してください。
- メッセージを受信する場合
送信側システムのCosminexus RMのバージョンの形式でメッセージを受信します。
Cosminexus RMのバージョンの違いによるメッセージの送受信の概要を,次の図に示します。
図2-21 Cosminexus RMのバージョンの違いによるメッセージの送受信の概要
![[図データ]](FIGURE/ZU020755.GIF)
- <この項の構成>
- (1) 送信するメッセージの形式の選択
- (2) 注意事項
(1) 送信するメッセージの形式の選択
送信側システムのCosminexus RMでは,受信側システムのCosminexus RMのバージョンのメッセージ形式に合わせて,次のように転送モードを選択します。
- 受信側システムのCosminexus RMのバージョンが01-03の場合
hrmmkqueコマンドで転送キューを作成する,またはhrmchgqueコマンドで転送キューの属性を変更するときに,-iオプションにnormal(通常モード)を指定します。
- 受信側システムのCosminexus RMのバージョンが01-02以前の場合
hrmmkqueコマンドで転送キューを作成する,またはhrmchgqueコマンドで転送キューの属性を変更するときに,-iオプションにcompatible(互換モード)を指定します。
なお,01-02以前のバージョンのCosminexus RMに対して通常モードでObjectMessageを送信した場合,ペイロードにnullが指定されたObjectMessageとして受信されます。
(a) 01-02以前のバージョンのCosminexus RMと通信する場合
01-03のバージョンのCosminexus RMが01-02以前のバージョンのCosminexus RMとメッセージ送受信する場合の注意事項を次に示します。
- 送信側システムのCosminexus RMのバージョンが01-03の場合
互換モードの転送キューを使用してユーザ定義クラスを設定したObjectMessageを送信する場合は,コンテナ拡張ライブラリとしてユーザ定義クラスを指定する必要があります。
- 受信側システムのCosminexus RMのバージョンが01-03の場合
01-02以前のバージョンのCosminexus RMからユーザ定義クラスを設定したObjectMessageを受信する場合は,コンテナ拡張ライブラリとしてユーザ定義クラスを指定する必要があります。
(b) 01-03のバージョンのCosminexus RMと通信する場合
互換モードの転送キューを使用してユーザ定義クラスを設定したObjectMessageを送信する場合は,コンテナ拡張ライブラリとしてユーザ定義クラスを指定する必要があります。
(c) 送受信できるCosminexus RMのバージョン
送受信できるCosminexus RMのバージョンを転送モードごとに次の表に示します。
表2-4 送受信できるCosminexus RMのバージョン
| 送信側システムのCosminexus RMのバージョン |
転送モード |
受信側システムのCosminexus RMのバージョン |
| 01-02以前 |
01-03 |
| 01-02以前 |
− |
△ |
△ |
| 01-03 |
互換モード |
△ |
△ |
| 通常モード |
× |
○ |
- (凡例)
- ○:送受信できます。
- △:送受信できます。ただし,ユーザ定義クラスを設定したObjectMessageを送信する場合は,送信側システムおよび受信側システムでコンテナ拡張ライブラリとしてユーザ定義クラスを指定する必要があります。
- ×:送受信できません。
- −:該当しません。
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