Cosminexus リファレンス 定義編
J2SEのプロパティファイル形式です。
次のようにキーを指定します。
<キー名称> = <値>
サーバ管理コマンドを実行するJavaVMのシステムプロパティを指定します。
なお,日立のJavaVMは,J2SE 5.0に準拠しています。対応するSun Microsystems社製のJDKのバージョンはJDK 5.0です。JDK 5.0で使用できるプロパティについては,Sun Microsystems社が提供しているJDK 5.0のドキュメントを参照してください。
サーバ管理コマンドでは,次に示す接頭子で始まるキーを内部的に利用します。このため,アプリケーションでこれらの接頭子で始まるキーを利用してはいけません。
サーバ管理コマンドでは,次に示すシステムプロパティのキーに値を設定することで,J2EEサーバの動作をカスタマイズできます。
ここでは,キーを次の分類に分けて説明します。
| キー名称 | 内容 | デフォルト値 |
|---|---|---|
| ejbserver.cui.checkmethod.compatible | cjsetapppropまたはcjsetrespropコマンド実行時に引数で指定された属性ファイル中のメソッドのチェック方法を指定します。チェックの引数になるメソッドは,属性ファイルの次のタグで指定されたメソッドです。
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| ejbserver.cui.exitcode.compatible | サーバ管理コマンド実行時に排他エラーで実行できなくなった場合に,終了コード「1」を返却するかどうかを指定します。
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| ejbserver.cui.logfile.compatible | 07-00以降のログ出力形態にするか06-70以前のログ出力形態にするかを指定します。指定できる値と動作を次に示します。
Server Plug-inまたはHCSC-Managerから操作した場合,この指定は無効となり,falseが仮定されます。 |
false |
| ejbserver.cui.optionalname.enabled | JNDIのユーザ指定名前空間管理機能を使用する場合に,サーバ管理コマンドからEJBHomeオブジェクトに別名(Optional Name)を指定するときに指定します。
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true |
| キー名称 | 内容 | デフォルト値 |
|---|---|---|
| ejbserver.logger.enabled.* | サーバ管理コマンドが出力するログレベルを指定します。一つだけ指定した場合は,該当するログレベルのログだけが出力されます。複数指定する場合は,レベル名の文字列の間をコンマ(,)で区切ります。Error,Warning,Information,Debugのうち,一つまたは複数を指定します。通常はデフォルトのまま利用してください。 | Error,Warning |
| キー名称 | 内容 | デフォルト値 |
|---|---|---|
| ejbserver.naming.host | サーバ管理コマンド実行時に,ネーミングサービスとして利用するCORBAネーミングサービスが起動しているホスト名称またはIPアドレスを指定します。 ネーミングの切り替え機能を使用する場合,ホスト名称として"localhost"は使用しないでください。CORBAネーミングサービスが起動しているホスト名称またはIPアドレスを指定してください。 CORBAネーミングサービスを自動起動モード(ejbserver.naming.startupMode=automaticまたはinprocess)で使用する場合,デフォルト値("localhost"),またはJ2EEサーバを起動させるホスト名称もしくはIPアドレスを指定してください。 |
localhost |
| ejbserver.naming.port | サーバ管理コマンド実行時に,J2EEサーバがネーミングサービスとして利用するCORBAネーミングサービスのポート番号を1〜65535の整数で指定します。ポート番号には,すでにほかのアプリケーションで使用されているポート番号は指定できません。ほかのアプリケーションで使用されているポート番号を指定してJ2EEサーバを起動した場合,起動処理が完了しないことがあります。 | 900 |
| ejbserver.naming.protocol | サーバ管理コマンド実行時に,ネーミングサービスとして利用するCORBAネーミングサービスへのアクセスプロトコルを指定します。現状,corbanameだけをサポートしています。ただし,旧バージョンで使用されていたプロトコル(iioplocまたはiopname)でも動作できます。 | corbaname |
| キー名称 | 内容 | デフォルト値 |
|---|---|---|
| ejbserver.rmi.request.timeout | サーバ管理コマンドが通信障害によって応答が返らなくなった場合の通信タイムアウト時間(単位:秒)を0〜86400の整数で指定します。 0を指定した場合はタイムアウトしません。86400を超える値を設定した場合,警告メッセージが出力されて,デフォルト値が適用されます。 なお,次のコマンドは,このプロパティの影響を受けません。
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180(秒) |
| キー名称 | 内容 | デフォルト値 |
|---|---|---|
| vbroker.agent.port | サーバ管理コマンド実行時に,利用するスマートエージェントのポート番号を指定します。詳細については,マニュアル「Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) プログラマーズリファレンス」を参照してください。 | 14000 |
| vbroker.orb.htc.tracePath | Cosminexus TPBrokerのトレースファイル出力先のパスを1〜210バイトの範囲で指定します。指定したパスのサブディレクトリとしてcomtrcとmdltrcをあらかじめ作成しておく必要があります。デフォルトの出力先の場合,サブディレクトリcomtrcとmdltrcはサーバ初回起動時に自動作成されます。ディレクトリのパスの区切り記号には,"/"を使用してください。 例えば,workディレクトリとしてC:\temp\workを設定する場合,次のように指定します。 (指定例) vbroker.orb.htc.tracePath=c:/temp/work |
<Cosminexusのインストールディレクトリ>\CC\admin\logs\TPB\logj または /opt/Cosminexus/CC/admin/logs/TPB/logj |
ejbserver.naming.host=localhost ejbserver.naming.port=900
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