Cosminexus リファレンス コマンド編

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cjreplaceappアプリケーションの入れ替え

形式

cjreplaceapp [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>] [-test] 
             -name <アプリケーション名> -f <ファイルパス> 
             [-t <タイムアウト時間>] [-replaceDD]

機能

J2EEアプリケーションを入れ替えます。

06-70より前のバージョンでは,入れ替え後のアプリケーションに,入れ替え前のアプリケーションのランタイム属性だけを引き継ぎます。06-70以降のバージョンでは,デフォルトでは,J2EEアプリケーションのすべての属性情報を引き継ぎます。06-70より前のバージョンと同じように,ランタイム属性だけを引き継ぎたい場合は,-replaceDDオプションを指定してコマンドを実行します。

このコマンドは,アプリケーションの状態(停止状態,開始状態)に関係なく実行できます。アプリケーションが開始されている場合,アプリケーション中のメソッドの終了を待ってアプリケーションを停止して入れ替え処理をしたあと,アプリケーションを開始します。ただし,-tオプションで指定された時間が経過しても停止処理が終了していない場合,アプリケーションは強制停止します。

注※
属性ファイルには,DDファイル(application.xml,ejb-jar.xml,ra.xml,web.xml)の定義と属性ファイル独自の定義を設定できます。属性ファイル独自の定義のことを,ランタイム属性といいます。

引数

<サーバ名称>
接続先J2EEサーバ名称を指定します。サーバ名称を省略したときは,ホスト名称がサーバ名称として使用されます。

-nameserver <プロバイダURL>
CORBAネーミングサービスへのアクセスプロトコル,CORBAネーミングサービスが稼働しているホスト名,およびそれが使用しているポート番号を次に示す形式で指定します。
 
<プロトコル名称>::<ホスト名称>:<ポート番号>
 
指定内容の詳細については,「2.1(2) プロバイダURLについて」を参照してください。

-test
テストモードのアプリケーションに対してコマンドを実行する場合に指定します。このオプションを省略したときは,通常モードのアプリケーションに対してコマンドが実行されます。

-name <アプリケーション名>
入れ替えるアプリケーション名を指定します。

-f <ファイルパス>
読み込み対象となるアプリケーションファイルのパスを指定します。
このオプションで指定するアプリケーションファイルは標準のアプリケーションファイル(拡張子.ear)を指定します。

-t <タイムアウト時間>
コマンドを実行してから応答が返る時間を,0〜2147483647までの整数(単位:秒)で指定します。0を指定した場合は,開始状態のアプリケーションの停止処理が終了するまでクライアントへ応答が返りません。
指定がない場合は60秒が設定されます。

-replaceDD
入れ替え前のアプリケーションのDDファイル(application.xml,ejb-jar.xml,ra.xml,web.xml)の定義を,入れ替え後のアプリケーションに引き継がない場合に指定します。

入力例

cjreplaceapp MyServer -name App1 -f App1.ear

戻り値

0:
正常終了しました。

1:
異常終了しました。

2:
排他エラーによってコマンドを実行できません。

3:
タイムアウトが発生しました。

9:
管理者特権がないため,コマンドが実行できません(Windows Vistaの場合)。

注意事項