Cosminexus システム構築ガイド

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16.4 稼働性能監視の設定

この節では,JP1/IMの統合コンソールと統合スコープを使用して,Cosminexusシステムの稼働性能を監視するための設定について説明します。

まず,次の表に示すサーバおよびクライアントに,稼働性能監視に必要なJP1の製品またはCosminexusの製品の構成ソフトウェアをインストール,セットアップしておいてください。

JP1/IMと連携する場合のシステム構成については,マニュアル「Cosminexus 機能解説」のシステムの集中監視に必要なプログラムに関する説明を参照してください。

表16-3 稼働性能監視に必要な製品または構成ソフトウェア

サーバ/クライアント 製品/構成ソフトウェア
J2EEサーバ
  • Cosminexus Component Container
  • JP1/Cm2/ESA for Extension Mib Runtime※1
Cosminexusの運用管理サーバ
  • JP1/Base※2
JP1統合運用管理サーバ
  • JP1/Base
  • JP1/IM - Central Console※3
  • JP1/IM - Central Scope※2※3
運用管理クライアント
  • JP1/IM - View

注※1 JP1/Cm2/ESA for Extension Mib RuntimeはWindowsの場合に使用します。UNIXの場合,JP1/Cm2/ESAとなります。

注※2 JP1/IMの統合スコープで監視する場合に必要です。統合コンソールだけで監視する場合は必要ありません。

注※3 JP1 Version 7iのプログラムです。JP1 Version 8の場合,JP1/IM - Central ConsoleおよびJP1/IM - Central Scopeは,JP1/IM - Managerの内部コンポーネントです。


稼働性能を監視するための手順を次に示します。

  1. J2EEサーバで,次の作業を実施します。
    • mngsvrutilコマンドの実行環境の設定(16.4.1参照)
    • 拡張MIBオブジェクト定義ファイルの登録(16.4.2参照)
  2. Cosminexusの運用管理サーバで,次の作業を実施します。
    • Management Serverの実行環境の設定(3章参照)
    • J2EEサーバの運用監視の設定(16.4.3参照)
    • 稼働状況監視のサンプリング時間の設定(16.4.4参照)
<この節の構成>
16.4.1 mngsvrutilコマンドの実行環境の設定
16.4.2 拡張MIBオブジェクト定義ファイルの登録
16.4.3 J2EEサーバの運用監視の設定
16.4.4 稼働状況監視のサンプリング時間の設定