Cosminexus システム構築ガイド

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9.1.1 リソースの設定の概要

J2EEサーバはリソースとして,データベース,OpenTP1,SMTPサーバ,JavaBeansリソースなどを利用できます。これらのリソースを利用するために,リソースアダプタやメールコンフィグレーションを使用します。

<この項の構成>
(1) リソースアダプタ
(2) メールコンフィグレーション
(3) JavaBeansリソース

(1) リソースアダプタ

リソースとして,データベースやOpenTP1を利用する場合,リソースアダプタを使用して接続します。リソースと接続するリソースアダプタの種類を次の表に示します。

表9-1 リソースと接続するリソースアダプタの種類

リソースの種類 接続するリソースアダプタの種類
データベース HiRDB
  • DB Connector
  • DB Connector for Cosminexus RM,およびCosminexus RMで提供するリソースアダプタ
Oracle
XDM/RD E2
  • DB Connector
SQL Server
  • DB Connector
OpenTP1 SPP
  • uCosminexus TP1 Connector
TP1/Message Queue
  • TP1/Message Queue - Access
そのほか
  • Connector 1.0仕様またはConnector 1.5仕様に準拠するリソースアダプタ

データベースと接続する場合,接続先のデータベースの種類によって,データベースの接続方法,使用できるJDBCドライバなどが異なります。
リソースへの接続については,マニュアル「Cosminexus 機能解説」のリソースへの接続方法に関する説明を参照してください。

注※
SQL Serverと接続できるのはWindowsの場合だけです。

これらのリソースを利用するには,サーバ管理コマンドまたはServer Plug-inを使用して,リソースアダプタのプロパティの設定やインポートなどの作業が必要です。

リソースアダプタの設定については,「9.3 リソースアダプタの設定」を参照してください。

(2) メールコンフィグレーション

リソースとしてSMTPサーバを利用する場合,メールコンフィグレーションを使用して接続します。

メールコンフィグレーションを使用するには,サーバ管理コマンドを使用して,メールコンフィグレーションのプロパティを設定する作業などが必要です。なお,この作業はServer Plug-inではできません。

メールコンフィグレーションの設定については,マニュアル「Cosminexus アプリケーション設定操作ガイド」を参照してください。

(3) JavaBeansリソース

リソースとしてJavaBeansリソースを利用する場合,サーバ管理コマンドを使用して,JavaBeansリソースのプロパティの設定やインポートなどの作業が必要です。なお,この作業はServer Plug-inではできません。

JavaBeansリソースの設定については,「9.4 JavaBeansリソースの設定」を参照してください。