Cosminexus システム構築ガイド

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

8.7 リダイレクトによるリクエストの振り分けの設定

この節では,リダイレクトによるリクエストの振り分けの設定について説明します。

<この節の構成>
(1) 概要
(2) 設定方法
(3) 設定例

(1) 概要

インプロセスHTTPサーバでは,HTTPリクエストに含まれるURLパターンによってリクエストを振り分けることができます。また,振り分けたリクエストに対するレスポンスをカスタマイズして特定のファイルをクライアントに返すこともできます。リダイレクトするURLへのリクエストに対するレスポンスのステータスコードが300番台の場合,レスポンスボディを自動生成してクライアントにレスポンスを返します。また,指定したファイルをレスポンスボディとして使用することもできます。ファイルを指定する場合,レスポンスのContent-Typeヘッダもあわせて指定します。

自動生成されるレスポンスボディを次に示します。

 
<HTML><HEAD>
<TITLE>ステータスコードおよび説明句</TITLE>
</HEAD><BODY>
<H1>ステータスコードおよび説明句</H1>
</BODY></HTML>
 

レスポンスボディが自動生成されるステータスコードおよび説明句を次に示します。

リクエスト処理時にレスポンスボディとして使用するファイルの読み込みに失敗した場合,ステータスコードに300番台が指定されていれば,レスポンスボディを自動生成してクライアントに返します。ステータスコードに200が指定されていれば,ステータス500エラーをクライアントに返します。

(2) 設定方法

リダイレクトによるリクエストの振り分けは,簡易構築定義ファイルで設定します。論理J2EEサーバ(j2ee-server)の<configuration>タグ内に,次のパラメタを設定してください。

(3) 設定例

リダイレクトによるリクエストの振り分けの設定例について説明します。