JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 システム管理者ガイド
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(1) ダンプを採取してから自動切り替えを実行する
障害の発生後,切り替え待ち時間が経過するまでにダンプの採取を完了させます。
- 障害発生後にダンプの採取を手動で開始します。
BMC環境設定ユティリティ(Windowsの場合)またはsmhaaeditコマンド(Linuxの場合)で,自動的にNMIを発生させてOSにダンプを出力させることができます。設定方法については,「3.16.1 管理対象がBladeSymphony(Windowsサーバ)の場合のBMCの設定」または「3.16.2 管理対象がBladeSymphony(Linuxサーバ)の場合のBMCの設定」を参照してください。
- 切り替え待ち時間の経過後,自動的に予備系サーバモジュールに切り替わります。
(b) 必要な設定内容
- N1Alert.datに設定する自動切り替え待ち時間には,「(c) 自動切り替え待ち時間」に示す時間を設定してください。
- [マネージャサービス設定]ダイアログボックスの[N+1設定]タブの[現用ホストでエージェントサービスが起動]チェックボックスをOFFにしてください。
- Windowsの場合,BMC環境設定ユティリティの[障害発生時処理]で「何もしない」を設定してください。
Linuxの場合,障害監視設定メニューの「3.ProcessAtError」で「0」を設定してください。
(c) 自動切り替え待ち時間
障害発生からダンプの採取開始までの時間+ダンプの採取に掛かる時間を設定してください。
(2) ダンプを採取してから自動切り替えを実行する(現用系ホストでエージェントサービスが起動した場合は自動切り替えを中止する)
障害の発生後,切り替え待ち時間が経過するまでにダンプの採取を完了させます。また,ダンプの採取終了後にシステムを再起動して現用系ホストのエージェントサービスが起動した場合は,自動的に切り替えを中止します。この運用ケースはアラートID 0x1470が発生した場合だけ該当します。
- 障害発生後にダンプの採取を手動で開始します。
BMC環境設定ユティリティ(Windowsの場合)またはsmhaaeditコマンド(Linuxの場合)で,自動的にNMIを発生させてOSにダンプを出力させることができます。設定方法については,「3.16.1 管理対象がBladeSymphony(Windowsサーバ)の場合のBMCの設定」または「3.16.2 管理対象がBladeSymphony(Linuxサーバ)の場合のBMCの設定」を参照してください。
- ダンプの採取完了後にシステムを再起動します。
- 現用系ホストのエージェントサービスが起動した場合は,自動的に切り替えを中止します。
ただし,切り替え待ち時間が経過するまでに現用系ホストのエージェントサービスが起動しない場合は予備系サーバモジュールへの切り替えを開始します。
(b) 必要な設定内容
- N1Alert.datに設定する自動切り替え待ち時間には,「(c) 自動切り替え待ち時間」に示す時間を設定してください。
- [マネージャサービス設定]ダイアログボックスの[N+1設定]タブの[現用ホストでエージェントサービスが起動]チェックボックスをONにしてください。
- Windowsの場合,BMC環境設定ユティリティの[障害発生時処理]で「何もしない」を設定してください。
Linuxの場合,障害監視設定メニューの「3.ProcessAtError」で「0」を設定してください。
(c) 自動切り替え待ち時間
障害発生からダンプの採取開始までの時間+ダンプの採取に掛かる時間+ダンプ採取の完了後に現用系ホストでシステムを再起動して,[ホスト管理]ウィンドウでアイコンが活性化するまでの時間を設定してください。
(3) 自動切り替えを手動で中止してからダンプを採取する
障害の発生後,[N+1コールドスタンバイ詳細設定]ウィンドウから手動で自動切り替えを中止してダンプの採取を実施します。ダンプの採取が完了したら手動で復旧処理を実施します。
- 障害発生後,[N+1コールドスタンバイ詳細設定]ウィンドウで自動切り替えを中止したい現用系ホストを選択し,[設定]メニューから[自動切り替え中止]を選択して,自動切り替えを中止します。
- ダンプの採取を開始します。
- ダンプの採取完了後,現用系ホストを再起動し手動で切り替えを実施して復旧処理を実行します。
(b) 必要な設定内容
- N1Alert.datに設定する自動切り替え待ち時間には,「(c) 自動切り替え待ち時間」に示す時間を設定してください。
- [マネージャサービス設定]ダイアログボックスの[N+1設定]タブの[現用ホストでエージェントサービスが起動]チェックボックスをOFFにしてください。
- Windowsの場合,BMC環境設定ユティリティの[障害発生時処理]で「何もしない」を設定してください。
Linuxの場合,障害監視設定メニューの「3.ProcessAtError」で「0」を設定してください。
(c) 自動切り替え待ち時間
障害発生から自動切り替えの中止の実行に掛かる時間を設定してください。
(4) ダンプを採取をしないで自動切り替えを実行する
障害の発生後,即時に切り替えを実施します。
- 障害発生後に自動的に予備系サーバモジュールに切り替わります。
(b) 必要な設定内容
- N1Alert.datに設定する自動切り替え待ち時間には,0分を設定してください。
- [マネージャサービス設定]ダイアログボックスの[N+1設定]タブの[現用ホストでエージェントサービスが起動]チェックボックスをOFFにしてください。
- Windowsの場合,BMC環境設定ユティリティの[障害発生時処理]で「何もしない」を設定してください。
Linuxの場合,障害監視設定メニューの「3.ProcessAtError」で「0」を設定してください。
(c) 自動切り替え待ち時間
0分を設定してください。
(5) ダンプを採取をしないで自動切り替えを実行する(現用系ホストでエージェントサービスが起動した場合は自動切り替えを中止する)
障害発生後に切り替え待ち時間が経過したあと,切り替えを開始します。切り替え待ち時間中に現用系ホストのエージェントサービスが起動した場合は,自動的に切り替えを中止します。この運用ケースはアラートID 0x1470が発生した場合だけ該当します。
- 障害発生後に切り替え待ち時間が経過したあと,自動的に予備系サーバモジュールに切り替わります。
切り替え待ち時間中に現用ホストのエージェントサービスが起動した場合は,自動的に切り替えを中止します。
(b) 必要な設定内容
- N1Alert.datに設定する自動切り替え待ち時間には,「(c) 自動切り替え待ち時間」に示す時間を設定してください。
- [マネージャサービス設定]ダイアログボックスの[N+1設定]タブの[現用ホストでエージェントサービスが起動]チェックボックスをONにしてください。
Windowsの場合,アラートID 0x1470発生時に自動的にシステムを再起動したいときは,BMC環境設定ユティリティの[障害発生時処理]で「リセット」または「電源OFF→電源ON」を設定してください。アラートID 0x1470発生時に手動でシステムを再起動したいときは,BMC環境設定ユティリティの[障害発生時処理]で「何もしない」を設定してください。
Linuxの場合,アラートID 0x1470発生時に自動的にシステムを再起動したいときは,障害監視設定メニューの「3.ProcessAtError」で「1」または「3」を設定してください。アラートID 0x1470発生時に手動でシステムを再起動したいときは,障害監視設定メニューの「3.ProcessAtError」で「0」を設定してください。
(c) 自動切り替え待ち時間
現用系ホストでシステムを再起動して,[ホスト管理]ウィンドウでアイコンが活性化するまでの時間を設定してください。
(6) 自動切り替えを実行しないでダンプの採取だけを実行する
障害の発生後,ダンプの採取だけを実行します。
- 障害の発生後にダンプの採取を手動で開始します。
BMC環境設定ユティリティ(Windowsの場合)またはsmhaaeditコマンド(Linuxの場合)で,自動的にNMIを発生させてOSにダンプを出力させることができます。設定方法については,「3.16.1 管理対象がBladeSymphony(Windowsサーバ)の場合のBMCの設定」または「3.16.2 管理対象がBladeSymphony(Linuxサーバ)の場合のBMCの設定」を参照してください。
(b) 必要な設定内容
- N1Alert.datでは,N+1コールドスタンバイの自動切り替え対象のアラートIDとしないように設定してください。
- [マネージャサービス設定]ダイアログボックスの[N+1設定]タブの[現用ホストでエージェントサービスが起動]チェックボックスをOFFにしてください。
- Windowsの場合,BMC環境設定ユティリティの[障害発生時処理]で「何もしない」を設定してください。
Linuxの場合,障害監視設定メニューの「3.ProcessAtError」で「0」を設定してください。
(c) 自動切り替え待ち時間
0分を設定してください。
(7) 自動切り替えを実行しないで自動的にシステムの再起動だけを実行する
障害の発生後,自動的にシステムの再起動だけを実行します。この運用ケースはアラートID 0x1470が発生した場合だけ該当します。
- 障害発生後に自動的にシステムを再起動します。
(b) 必要な設定内容
- N1Alert.datでは,N+1コールドスタンバイの自動切り替え対象のアラートIDとしないように設定してください。
- [マネージャサービス設定]ダイアログボックスの[N+1設定]タブの[現用ホストでエージェントサービスが起動]チェックボックスをOFFにしてください。
- Windowsの場合,BMC環境設定ユティリティの[障害発生時処理]で「リセット」または「電源OFF→電源ON」を設定してください。
Linuxの場合,障害監視設定メニューの「3.ProcessAtError」で「1」または「3」を設定してください。
(c) 自動切り替え待ち時間
0分を設定してください。
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