JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 システム管理者ガイド
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共有ディスク上に作成した共有データフォルダのパスを変更する場合の作業の流れを,次の図に示します。この操作は,すべて実行系サーバで実施します。
図15-6 共有データフォルダのパスを変更する場合の作業の流れ(クラスタシステムの場合)
![[図データ]](FIGURE/SM092900.GIF)
共有ディスク上に作成した共有データフォルダのパスを変更する手順を次に示します。
- 注意
- 共有ディスク上に作成した共有データフォルダのパスを変更する場合,あらかじめ変更前の共有データフォルダに格納されているファイルを,変更後の共有データフォルダに同じフォルダ構成でコピーしておいてください。共有データフォルダの構成については,「15.3.9 共有ディスク上の共有データフォルダの構成」を参照してください。
- 共有ディスク上に作成した共有データフォルダは,共有ディスクとして登録した物理ディスクリソースの所有者からだけアクセスできます。また,共有ディスクリソースがオンラインとなっている場合だけ,アクセスできます。
共有ディスクリソースの所有者を調べるには,クラスタアドミニストレータを起動して,クラスタグループを選択し,左ペインにある共有ディスクの所有者を確認してください。Windows Server 2008の場合は,フェールオーバークラスタ管理を起動して,クラスタの下の「サービスとアプリケーション」からクラスタ名を選択して,現在の所有者を確認してください。
- <この項の構成>
- (1) 共有ディスクのオンライン
- (2) 共有データフォルダのパスの変更
(1) 共有ディスクのオンライン
- 実行系サーバのマシンにログインする
- クラスタアドミニストレータを起動する
- 共有ディスクが登録されているクラスタグループを選択し,物理ディスクリソースについて次のことを確認する
- 物理ディスクリソースの所有者が実行系のノードになっていること
この例では,BSMグループを選択し,BSM_共有ディスクの所有者がNODE01-CLSになっていることを確認します。
- 物理ディスクリソースがオンラインになっていること
この例では,BSM_共有ディスクがオンラインになっていることを確認します。オフラインになっている場合は,オンラインにします。
![[図データ]](FIGURE/SM093000.GIF)
Windows Server 2008の場合
Windows Server 2008の場合は,次の手順に従って共有ディスクをオンラインにしてください。
- 実行系サーバのマシンにログインする
- フェールオーバークラスタ管理を起動する
- クラスタの下の「サービスとアプリケーション」からクラスタ名を選択する
この例では,「BSM2008.test.local」の下の「サービスとアプリケーション」から,「BladeServerManager」を選択します。
- 右ペインで次のことを確認する
- 現在の所有者が実行系のノード(この例ではNode1-CLS)になっている
- 共有ディスク(この例ではクラスタディスク2)がオンラインになっている
オフラインになっている場合は,オンラインにします。
(2) 共有データフォルダのパスの変更
- 環境設定ユティリティを起動する
環境設定ユティリティの起動方法については,「3.8 環境設定ユティリティの基本操作」を参照してください。
- [マネージャサービス]タブを選択し,[詳細設定]ボタンをクリックする
- [クラスタ設定]タブを選択する
- [フォルダパスを下記に変更する]チェックボックスをONにし,変更後の共有データフォルダのパスを指定する
![[図データ]](FIGURE/SM093100.GIF)
- 環境設定ユティリティを終了する
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