JP1 Version 8 JP1/NETM/Remote Control
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ファイル転送(コントローラの指示によるファイルの送受信)を許可するかどうか選択します。[リモートコントロールエージェント−プロパティ]ダイアログボックスでは[ファイル転送]パネルがこれに当たります。
図3-39 [リモートコントロールエージェント−セットアップ]ダイアログボックス(ファイル転送の設定)
![[図データ]](FIGURE/RM033100.GIF)
- ファイル転送を許可しない
- コントローラによるファイルの送受信を許可しません。
- ファイル転送を許可する
- コントローラによるファイルの送受信を許可します。デフォルトで選択されています。
- ポート番号
- ファイル転送機能で使用するポート番号を,5001〜65535で指定します。ポート番号はほかのプログラムが使用する番号と重ならないようにしてください。デフォルトは30004です。
- ファイルアクセスの許可
- コントローラからのファイルおよびフォルダに対するアクセスの許可について設定します。
- 読み取り
コントローラからファイルおよびフォルダの読み取りを許可する場合,チェックボックスをオンにします。デフォルトではオンになっています。
- 書き込み
コントローラからファイルおよびフォルダの書き込みを許可する場合,チェックボックスをオンにします。デフォルトではオンになっています。
ただし,エージェントがWindows Server 2008,Windows Vista,Windows Server 2003,Windows XP,Windows 2000,またはWindows NT 4.0の場合,チェックボックスをオンにしてもWindows 側でのアクセス権限が読み取りだけのときには,書き込みはできません。
- これら「読み取り」および「書き込み」の設定の組み合わせによって許可される,コントローラでのファイル操作を次の表に示します。
表3-10 ファイルアクセス権の設定によって許可されるコントローラでのエージェントのファイル操作
| ファイル操作 |
チェックボックスのチェックの有無 |
| 読み取りおよび書き込み |
読み取りだけオン |
書き込みだけオン |
| 共にオン |
共にオフ |
| エージェントからのファイル受信 |
○ |
× |
○ |
× |
| エージェントへのファイル送信 |
○ |
× |
× |
○ |
| フォルダ作成 |
○ |
× |
× |
○ |
| ファイル削除 |
○ |
× |
× |
○ |
| ファイル名の変更 |
○ |
× |
× |
○ |
| ファイル属性の変更 |
○ |
× |
× |
○ |
| ファイルオープン |
○ |
× |
○ |
× |
| ファイル参照※ |
○ |
○ |
○ |
○ |
(凡例)○:許可される ×:許可されない
- 注※
- [ファイル転送]ウィンドウにファイル名,サイズ,更新日時,および属性を表示します。
- ファイルアクセスのログ
- [ファイル転送]ウィンドウ上で,コントローラがエージェントのファイルやフォルダを操作したときに,ログを出力するかどうかを設定します。ファイルアクセスのログを出力する場合は,「出力する」チェックボックスをオンにします。デフォルトはチェックボックスがオフです。
- [詳細]ボタンをクリックすると,[ログ情報]ダイアログボックスが表示され,出力するログの種類や出力形式などを設定できます。
次に,[ログ情報]ダイアログボックスでの設定内容を説明します。
- <この項の構成>
- (1) ファイルアクセスのログの出力設定
(1) ファイルアクセスのログの出力設定
[ログ情報]ダイアログボックスでは,出力されるファイルアクセスのログについて設定します。
出力されるログの詳細については,「付録L.2 ファイルアクセスのログ」を参照してください。
図3-40 [ログ情報]ダイアログボックス
![[図データ]](FIGURE/RM033150.GIF)
- 全ての情報を出力する
- 「出力する情報を選択する」で選択できるすべてのログを出力します。デフォルトでは選択されています。
- 出力する情報を選択する
- 任意に選択した情報だけを,ファイルアクセスのログとして出力したい場合に選択します。ファイルアクセスのログは,次の中から選択したものが出力されます。デフォルトは,「接続/切断」,「ファイルの転送」,および「ファイルの削除」がオンとなっています。
- 接続/切断
- ファイルの転送
- ファイルの削除
- フォルダの作成
- 名前の変更
- 属性の変更
- なお,一つも選択しない場合は,ファイルアクセスのログは出力されません。
- ログの出力レベル
- ファイルアクセスのログに出力する情報を設定します。デフォルトは,どちらのチェックボックスもオフとなっています。
- 警告情報を出力しない
チェックボックスをオンにすると,ログに「警告」の情報が出力されません。
- エラー情報を出力しない
チェックボックスをオンにすると,ログに「エラー」の情報が出力されません。
- ログ出力環境
- 出力されるファイルアクセスのログの形式と情報量について設定します。
- 出力形式
- ログの出力形式を選択します。選択できる項目を次に示します。デフォルトは,「CSV形式」です。
| 出力形式 |
内容 |
| CSV形式 |
コンマ区切りの形式で出力されます。 |
| TSV形式 |
タブ区切りの形式で出力されます。 |
| ユーザ任意の形式 |
「区切り文字」テキストボックスに入力した,任意の半角英数字または記号1文字で区切った形式で出力されます。
「区切り文字」のデフォルトは「;」(セミコロン)です。 |
- ログの出力行数
- ログの出力行数を0〜9,999行で指定します。デフォルトは500行です。0を指定した場合は,ログを出力しません。
- ログの世代数
- ログの世代数を0〜99で指定します。ここで指定した値がログファイル名の後ろ2文字となり,世代番号を表します。デフォルトは0(ログを世代管理しない)です。
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