JP1 Version 8 JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)
リモートコレクトは,リモートインストールマネージャから実行します。リモートインストールマネージャは,[JP1_NETM_DM Manager]または[JP1_NETM_DM Client]グループの[リモートインストールマネージャ]アイコンから起動します。
リモートコレクト時の,ジョブの作成手順を次に示します。操作および設定内容の詳細については,「8.2 ジョブを作成する」を参照してください。
リモートコレクトジョブを作成する場合,[ジョブの作成]ダイアログボックスの[コレクトファイル]パネルで,収集するファイル,および収集したファイルを格納するディレクトリを設定します。収集対象は,ファイルまたはディレクトリ単位に指定できます。ディレクトリを指定すると,ディレクトリ下のすべてのファイルがアーカイブされて(一つにまとめて)収集されます。アーカイブファイルには,拡張子にdmzを持つファイル名が付けられます。
図5-1 [コレクトファイル]パネル
[コレクトファイル]パネルでは,次の操作ができます。
[コレクトファイル]パネルで[追加]ボタンをクリックすると,[対象の設定]ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスで,追加する収集対象を指定します。
図5-2 [対象の設定]ダイアログボックス
「収集パス名」欄に,収集対象として追加するファイルまたはディレクトリのパスを指定します。収集対象のパス名の終端に「\」を指定すると,ジョブがエラーとなるので注意してください。収集対象のパス名は,半角63文字以内で指定してください。64文字以上を設定した場合,先頭から63文字までが有効になり,エラーにはなりません。また,収集パス名には次に示す環境変数を指定できます。
表5-1 収集パス名に指定できる環境変数
| 環境変数 | 内容 |
|---|---|
| %NETMDMP% | JP1/NETM/DM Manager(中継マネージャ),またはJP1/NETM/DM Clientがインストールされているディレクトリ |
| %WINDOWS% | Windowsがインストールされているディレクトリ |
| %SYSTEM% | Windowsがインストールされているディレクトリ下のSystemまたはSystem32ディレクトリ※ |
注※ ジョブのあて先のOSがWindows 98またはWindows Meの場合にSystemになり,それ以外のOSの場合はSystem32になります。
「収集対象」から削除するファイルまたはパスを選択し,[削除]ボタンをクリックします。
[コレクトファイル]パネルで[詳細]ボタンをクリックすると,[リモートコレクトの詳細オプション設定]ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスでは,リモートコレクトのオプションとして,クライアントでの収集のタイミング,収集時の圧縮の有無,起動する外部プログラムなどを設定できます。
図5-3 [リモートコレクトの詳細オプション設定]ダイアログボックス
このダイアログボックスの設定項目は次のとおりです。
ジョブの実行状況は,配布管理システムによって一定の間隔で監視され,[ジョブ実行状況]ウィンドウに表示されます。[ジョブ実行状況]ウィンドウにはすべてのジョブの実行状況が表示されますが,ジョブ名の先頭に表示されるアイコンで,ジョブの種別を判断できます。
左側の枠でリモートコレクトのジョブを選択すると,右側の枠には,ジョブの詳細情報としてリモートコレクトしたファイルのパスが表示されます。アーカイブされたファイルを復元するときは,このパスを確認してから,アンアーカイバを使用してください。
[ジョブ実行状況]ウィンドウに表示される内容や,ジョブごとの詳細情報の表示方法,ジョブの再実行の方法などについては,「8.4 ジョブの実行状況を確認する」を参照してください。
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