JP1 Version 8 JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)
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ソフトウェア情報を取得するときの注意事項を次に示します。
- 「すべてのソフトウェアを検索」で未適用パッチ情報または適用済みパッチ情報を取得する場合,クライアントが特定の条件を満たしている必要があります。必要な条件については,「7.2 クライアントのパッチ情報を検出する」を参照してください。
- 「日立プログラムプロダクトを[アプリケーションの追加と削除]ソフトウェアとしても扱う」が設定されたクライアントから,「アプリケーションの追加と削除のソフトウェアを検索」で日立プログラムプロダクトの情報を取得している環境では,「すべてのソフトウェアを検索」でソフトウェア情報を取得しないでください。「すべてのソフトウェアを検索」でソフトウェア情報を取得すると,日立プログラムプロダクトのインストールパッケージ情報が「日立プログラムプロダクト」と「アプリケーションの追加/削除」の2種類で取得され,重複して表示されるようになります。
リモートインストールマネージャ,インベントリビューア,およびCSV出力ユティリティで日立プログラムプロダクトの情報が重複する場合は,表示条件を設定して,表示される情報を限定してください。
なお,JP1/NETM/Asset Information Managerと連携している場合,インストールパッケージ情報が重複すると,JP1/NETM/Asset Information Manager上で情報を正しく管理できなくなるおそれがあります。
- 「アプリケーションの追加と削除のソフトウェアを検索」でソフトウェア情報を取得する場合,手動でインストールした一部の日立プログラムプロダクトの情報が取得できないことがあります。
- 「Microsoft Office製品を検索」または「ウィルス対策製品を検索」でソフトウェア情報を取得する場合,クライアントのOSがWindows NT 4.0またはWindows 98のときは,クライアント側に「Windowsスクリプティングホスト」をインストールしておく必要があります。インストールされていない場合は,Microsoft社のホームページからWindows Script 5.6をダウンロードし,インストールしてください。
- 「辞書で管理対象に設定したファイルを検索」を実行するとき,ソフトウェアインベントリ辞書の管理対象のソフトウェアのファイル名が,合計32,766バイトを超えた場合は検索できません。
- ワイルドカード「*」を使った検索を多数のクライアントに対して実行すると,ネットワークに大きな負担が掛かり,リレーショナルデータベースを大量に消費することがあります。「*」を使った検索は最小限のクライアントに対して実行してください。
- いったんソフトウェア情報を取得したあと,再度[オプション]パネルの設定を変えて「ソフトウェア情報の取得」ジョブを実行すると,両方の取得情報がマージされます。
- バージョンが08-50より前のクライアントを使用している場合,タイムゾーンが異なるクライアントからソフトウェア情報を取得すると,日時が異なるために同じソフトウェアの情報が複数取得されてしまいます。このようなときは,JP1/NETM/DMシステムのバージョンを08-50以降にしてください。タイムゾーンが異なるクライアントでも,同じソフトウェア情報として取得できるようになります。また,JP1/NETM/DMシステムをバージョンアップしたあとは,ソフトウェアインベントリ辞書を作成し直してください。
- バージョンが08-50より前のクライアントの場合,クライアントのタイムゾーンが変更されたときは,日時が変更されたとみなされ,取得済みのソフトウェア情報が異なる情報として再度取得されてしまいます。このような場合は,クライアントのタイムゾーンが変更されたあとで,ファイル検索のオプションで「ソフトウェアインベントリをリフレッシュする」チェックボックスをオンにして,ソフトウェア情報を取得し直してください。タイムゾーンの差異によってソフトウェアインベントリ辞書に同じファイルが複数登録されてしまう場合は,ファイルの製品名およびバージョンを合わせることで同じソフトウェアとして管理できます。なお,バージョンが08-50以降のクライアントでは,タイムゾーンが変更されても同じソフトウェア情報として管理できます。
- 下位システムがUNIXの場合,次のソフトウェア情報が取得されます。
| 「検索対象ソフトウェア」の指定 |
UNIXシステムから取得する情報 |
| JP1/NETM/DMでインストールしたソフトウェアを検索 |
日立プログラムプロダクト,UAP情報を取得します。 |
| すべてのソフトウェアを検索※ |
日立プログラムプロダクト,他社ソフトウェア,ソフトウェア検索リストにあるソフトウェア情報を取得します。 |
| アプリケーションの追加と削除のソフトウェアを検索 |
日立プログラムプロダクト,他社ソフトウェア情報を取得します。 |
| ファイルを検索※ |
「JP1/NETM/DMでインストールしたソフトウェアを検索」を指定したときと同じ情報を取得します。 |
| Microsoft Office製品を検索 |
ジョブがエラーになり,情報は取得されません。 |
| ウィルス対策製品を検索 |
クライアントの適用OSがLinuxで,バージョンが07-50以降の場合,ウィルス対策製品の情報を取得します。 |
- 注※
- 検索対象ドライブの指定は,「全固定ドライブ」と「全固定ドライブとネットワークドライブ」だけが有効です。「検索対象ドライブを指定」を指定した場合は,全固定ドライブが検索されます。
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