JP1 Version 8 JP1/NETM/DM 構築ガイド (Windows(R)用)
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JP1/NETM/DM Clientの中継システムまたはクライアントをバージョンアップする場合は,JP1/NETM/DMを利用してリモートインストールできます。また,JP1/NETM/DM Client - Baseのオプション製品をインストールする場合も,リモートインストール機能を利用できます。リモートインストールの方法は,その他の日立プログラムプロダクトと同じです。
なお,リモートインストールしたJP1/NETM/DM ClientおよびJP1/NETM/DM Client - Baseの設定は,クライアントでのインストール前の設定が引き継がれます。
リモートインストール機能を使用してJP1/NETM/DM Clientを配布する場合の注意事項を次に示します。
- <この項の構成>
- (1) プログラムおよびコンポーネントに関する注意事項
- (2) リモートインストールに関する注意事項
(1) プログラムおよびコンポーネントに関する注意事項
- それぞれのプログラムでリモートインストールできるコンポーネントは次のとおりです。JP1/NETM/DM Client(クライアント)をインストールする場合は,リモートインストールするコンポーネントを選択できます。
- JP1/NETM/DM Client(中継システム)をインストールする場合
- 中継システム
- リモートコントロールエージェント※
- パッケージャ
- JP1/NETM/DM Client(クライアント)をインストールする場合
- クライアント
- リモートコントロールエージェント※
- パッケージャ
- オンラインヘルプ
注※ JP1/NETM/DM Client - Baseの場合,コンポーネントを選択できません。
- JP1/NETM/DM Client - Baseとオプション製品をリモートインストールする場合の注意事項を次に示します。
- プログラムごとにパッケージを作成してください。
- パッケージごとにジョブを作成してください。
- JP1/NETM/DM Client - Baseがオプション製品より先にインストールされるように,リモートインストールしてください。オプション製品は任意の順序でインストールできます。
- バージョンが08-00以前の中継システムに,「AMT連携機能」をリモートインストールするには,次の手順で実行してください。
なお,中継システムには,あらかじめMicrosoft .NET Framework 1.1,2.0または3.0がインストールされている必要があります。
- 上位のJP1/NETM/DM Managerのバージョンを08-02以降にバージョンアップする。
バージョンアップ時に,「AMT連携機能」をインストールしてください。
- JP1/NETM/DM Managerのインストールディレクトリ\DMAMTをパッケージングする。
パッケージング時のインストール先ディレクトリは,次のように設定してください。
ドライブ:なし
ディレクトリ:%NETMDMP%
- パッケージを中継システムに配布する。
- バージョンが08-02以降の中継システムをリモートインストールする。
「AMT連携機能」がインストールされます。
- 「スタートアップキット機能支援ツール」,またはJP1 Version 7i以前のコンポーネント「クライアントWebインストール」がインストールされたPCに対して,JP1/NETM/DM Client(クライアント)はリモートインストールできません。また,「Automatic Installation Tool」がインストールされたPCに対して,JP1/NETM/DM Client(クライアント)はリモートインストールできますが,「Automatic Installation Tool」は上書きインストールされません。「スタートアップキット機能支援ツール」および「Automatic Installation Tool」は,手動でインストールしてください。
- 「Automatic Installation Tool」またはJP1 Version 7i以前のコンポーネント「クライアントWebインストール」がインストールされたPCに対しては,JP1/NETM/DM Client(中継システム)をリモートインストールできません。
(2) リモートインストールに関する注意事項
- リモートインストール先のディスクには,リモートインストールするJP1/NETM/DM Clientの約3倍の空き容量が必要です。
- ほかのパッケージと一緒にリモートインストールしないでください。
- リモートインストールを実行してJP1/NETM/DM Clientを配布する場合,JP1/NETM/DM Clientと同じバージョンのパッケージャを使用してください。
- パッケージングまたはリモートインストールのジョブ作成時に,[外部プログラム]パネルの「外部プログラム起動」で,インストール直後,およびインストールエラー時に起動する外部プログラムは指定できません。
- パッケージングまたはリモートインストールのジョブ作成時に,[インストール方法]パネルの「日立PPのインストール」で「更新インストール」を指定すると,インストール済みのコンポーネントと同じコンポーネントがインストールされます。「新規インストール」を選択すると,インストール済みのコンポーネントと同じコンポーネントに加え,次のコンポーネントがインストールされます。
- JP1/NETM/DM Client(中継システムまたはクライアント)をインストールした場合
- JP1/NETM/DM Client - Delivery Featureをインストールした場合
- インストール処理中にコンピュータを再起動するかJP1/NETM/DM Clientのメニューを操作すると,インストールが失敗します。
また,インストールの状況を示すダイアログで[キャンセル]ボタンをクリックするとインストールは中断されます。
- インストール中のダイアログを表示させない場合,JP1/NETM/DM Clientのインストールが完了したあとに再起動が必要なときでもメッセージは表示されません。
- JP1/NETM/DM Clientのインストールを正しく完了させるためには,リモートインストールが完了したあと,他製品をインストールする前に手動でコンピュータを再起動してください。
- バージョンが08-01以前のクライアントにバージョンが08-02以降のJP1/NETM/DM Clientをリモートインストールする場合,インストール中のダイアログ表示の設定は,インストールされる側のクライアントのセットアップでの設定に依存します。
なお,バージョンが08-01以前のJP1/NETM/DM Clientをリモートインストールする場合は,インストール中のダイアログ表示の設定は無効となります。インストール中のダイアログは必ず表示されます。
- JP1/NETM/DM Administrator Kitで作成したインストールセットは,JP1/NETM/DMのリモートインストール機能からはインストールを実行できません。ただし,リモートインストール機能を利用して,インストールセットをクライアントマシンへ配布することはできます。配布したインストールセットは,クライアントマシンから手動で実行する必要があります。
- リモートインストールの実行結果は次の方法で確認できます。
- JP1/NETM/DM Client(中継システム)をインストールした場合
- 配布管理システムの[ジョブ実行状況]ウィンドウで確認できます。[ジョブ実行状況]ウィンドウから表示される[詳細情報]ダイアログボックスの「保守コード」が実行結果のリターンコードです。
- JP1/NETM/DM Client(クライアント)をインストールした場合
- クライアントで,JP1/NETM/DM Client(クライアント)のインストール中であることを示すメッセージボックスが表示されます。インストールが終了すると,終了を通知するメッセージボックスにリターンコードが表示されます。
- なお,インストール中のダイアログを表示しない設定にしている場合は,終了を通知するメッセージボックスは表示されません。インストールが成功したかどうかは,上位システムでジョブの実行結果を確認してください。
リターンコードの意味については,マニュアル「運用ガイド2」の「5.2.3 保守コード一覧」を参照してください。
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