ここでは,JP1/NETM/DMのインベントリ情報を取り込む際,新規に登録する資産情報の資産番号を設定する方法について説明します。
資産番号の引き当て項目は,インベントリ情報の引き当て画面で,「資産情報.資産番号」の[参照]ボタンをクリックすると表示される[インベントリ情報の引き当て 資産番号]ダイアログで設定します。
図9-22 [インベントリ情報の引き当て 資産番号]ダイアログ
[インベントリ情報の引き当て 資産番号]ダイアログで次の項目の中から,引き当て項目を選択します。
- 「自動採番」(デフォルト)
資産管理システムで自動採番された値が資産番号として設定されます。
- 「ユーザインベントリから取得する」
ユーザインベントリ情報の項目の値が,資産番号として設定されます。この項目を設定する場合は,JP1/NETM/DMのユーザインベントリ情報で定義した項目名を必ず設定してください。
- 「ホスト名(ドメイン名を取得)」
ホスト名が資産番号として設定されます。取得された情報は,すべて小文字に変換されて設定されます。ホスト名にドメイン名が含まれる場合は,ドメイン名も取得します。
取得された情報が60バイトを超える場合,先頭の60バイトが設定されます。
- 「ホスト名(ドメイン名は取得しない)」
ホスト名が資産番号として設定されます。取得された情報は,すべて小文字に変換されて設定されます。ホスト名にドメイン名が含まれる場合は,ドメイン名は取得しません。
取得された情報が60バイトを超える場合,先頭の60バイトが設定されます。
- 「運用キー」
JP1/NETM/DMが「ホスト識別子あり」で運用している場合はホスト識別子,ホスト名をキーに運用している場合はホスト名,IPアドレスをキーに運用している場合はIPアドレスが資産番号として設定されます。取得された情報は,すべて小文字に変換されて設定されます。
取得された情報が60バイトを超える場合,先頭の60バイトが設定されます。
- 「IPアドレス」
JP1/NETM/DMのシステム情報のIPアドレスが,資産番号として設定されます。
- 「MACアドレス」
JP1/NETM/DMのハードウェアインベントリ情報のMACアドレスが,資産番号として設定されます。取得された情報は,すべて小文字に変換されて設定されます。
- 「コンピュータ名」
JP1/NETM/DMのハードウェアインベントリ情報のコンピュータ名が資産番号として設定されます。取得された情報は,すべて大文字に変換されて設定されます。
また,引き当て項目に選択した値の更新方法を,「上書き設定」で設定します。
- 「上書きする」
すでに資産管理データベースに値が登録されていても,取得したインベントリ情報の値で上書きします。取得したインベントリ情報の該当する値がNULLまたはN/Aのときは,自動採番した値(「資産ID」の値)で上書きします。ただし,[サーバセットアップ]ダイアログの「資産情報の引き当てキー」で,「資産番号を使用する」を選択している場合は,何も登録されません。
- 「上書きする(NULLまたはN/Aは上書きしない)」(デフォルト)
すでに資産管理データベースに値が登録されていても,取得したインベントリ情報の値で上書きします。ただし,取得したインベントリ情報の該当する値がNULLまたはN/Aのときは,上書きしません。
- 「上書きしない」
すでに資産管理データベースに値が登録されていたら,上書きしません。
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