JP1 Version 8 JP1/NETM/Asset Information Manager 設計・構築ガイド
検索パターンを使用して操作ログを全件出力するjamTakeOperationLog.batの機能,形式,オプション,戻り値,コマンド実行時の注意事項および実行例について説明します。また,Windowsのタスクスケジューラにタスクを登録して,定期的にjamTakeOperationLog.batを実行するための設定についても説明します。
なお,jamTakeOperationLog.batは次のフォルダに格納されています。
Asset Information Managerのインストールフォルダ¥exe
業務メニュー「操作ログ一覧」で登録している検索パターンを使用して,操作ログをCSVファイルに全件出力します。デフォルトで提供されている検索パターンについては,マニュアル「運用ガイド」の「2.7.1(2)(a) デフォルトで提供されている検索パターン」を参照してください。また,検索パターンを登録または更新する方法については,マニュアル「運用ガイド」の「2.7.1(2)(b) 検索パターンの登録および更新」を参照してください。
なお,jamTakeOperationLog.batは,Windowsのタスクスケジューラに登録して定期的に実行することもできます。タスクスケジューラに登録する際の設定については,「(7) jamTakeOperationLog.batを定期実行するための設定」を参照してください。
jamTakeOperationLog.bat -p "検索パターン名" -f 出力ファイル名 -s 取得開始日 [-e 取得終了日] [-x 拡張出力項目]
次の戻り値を返します。
戻り値 | 内容 |
---|---|
0 | 正常終了。 |
2 | パラメタが不正です。 |
3 | 該当する検索パターンが存在しません。 |
4 | JP1/NETM/DMとの接続でエラーが発生しました。 |
5 | JP1/秘文との接続でエラーが発生しました。 |
6 | JP1/NETM/DM,JP1/秘文との接続でエラーが発生しました。 |
7 | 環境不正です。 |
8 | DLLロードエラーが発生しました。 |
9 | 操作ログ出力関数でエラーが発生しました。 |
10 | レジストリ情報取得時にエラーが発生しました。 |
11 | jamscript.exe実行時にエラーが発生しました。 |
戻り値が4〜9の場合,ASTMESn.LOGの内容を確認してください。また,戻り値が4〜6のときは,データベースの接続時にエラーが発生しているので,併せてASTCIMn.LOGの内容も確認してください。
Administrators権限を持つユーザでjamTakeOperationLog.batを実行してください。
実行日の3か月前の1日〜前日の期間で,検索パターン「ファイル持ち出し」に該当する操作ログと,その「部署」および「ユーザ名」を出力する実行例を次に示します。例えば,2006年10月1日にタスクを実行した場合,2006年7月1日〜2006年9月30日の期間で,操作ログが出力されます。
jamTakeOperationLog.bat -p "ファイル持ち出し" -f c:\temp\operationlog.csv -s M3 -e D1 -x GU
操作ログを取得する期間は,「-s M3 -e D1」以外にも次の形式で指定できます。
定期的にjamTakeOperationLog.batを実行するには,WindowsのタスクスケジューラにjamTakeOperationLog.batを実行するタスクを登録します。コマンドプロンプトにjamTakeOperationLog.batの実行形式を直接解釈させるため,このタスクを登録するときは,タスクのプロパティダイアログで,「タスク」タブの「実行するファイル名」に次の形式で設定する必要があります。
%COMSPEC% /D /S /C "jamTakeOperationLog.batの実行形式"
「jamTakeOperationLog.batの実行形式」は,(2)と同じです。必ず,"(ダブルクォーテーション)で囲んでください。
登録後,「%COMSPEC%」は,CMD.EXEの実行パスに置き換わります。
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