JP1 Version 8 JP1/NETM/Asset Information Manager 設計・構築ガイド
ここでは,jamimportコマンドで複数のデータファイルを一度にインポートする場合に作成する,データファイル名定義ファイルの記述形式および記述例について説明します。
データファイル名定義ファイルには,インポートするデータファイル名と,対応するオブジェクトクラス名を記述します。
アソシエーションクラスをインポートする場合は,インポートするデータファイル名,対応するアソシエーションクラス名,および関係を持つ二つのオブジェクトクラス名を記述します。
データファイル名定義ファイルの記述形式を次の図に示します。
図7-5 データファイル名定義ファイルの記述形式
データファイル名定義ファイルに記述する各項目について説明します。
クラス名については,「13.1 クラス構成」を参照してください。
オブジェクトクラスをインポートする場合のデータファイル名定義ファイルの記述例について説明します。
データファイル名定義ファイルの記述例を次の図に示します。
図7-6 データファイル名定義ファイルの記述例(オブジェクトクラス)
1行目は,データファイル名が「C:\temp\AssetInfo.csv」,オブジェクトクラス名が「AssetInfo(資産情報)」であることを示しています。
jamimportコマンドを実行することで,「C:\temp\AssetInfo.csv」の内容を,オブジェクトクラス「AssetInfo」にインポートします。
2行目以降も,1行目と同様に処理されます。
アソシエーションクラスをインポートする場合のデータファイル名定義ファイルの記述例について説明します。
データファイル名定義ファイルの記述例を次の図に示します。
図7-7 データファイル名定義ファイルの記述例(アソシエーションクラス)
1行目は,データファイル名が「C:\temp\ContMLink.csv」,アソシエーションクラス名が「ContractMaintenanceLink(保守契約と資産情報)」,関係を持つオブジェクトクラス名が「AssetInfo(資産情報)」と「Contract(契約情報)」であることを示しています。
jamimportコマンドを実行することで,「C:\temp\ContMLink.csv」の内容を,アソシエーションクラス「ContractMaintenanceLink」にインポートします。
2行目以降も,1行目と同様に処理されます。
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