JP1 Version 8 JP1/NETM/Asset Information Manager 設計・構築ガイド
JP1/IMと連携して,Asset Information ManagerからもJP1イベントおよびSNMPトラップの情報を基に問題点を確認するために必要な作業の流れを次の図に示します。必要なプログラムについては,「4.2.4 JP1/IM - Managerと連携したシステム構成」を参照してください。
図6-4 Asset Information Managerから問題点を確認するために必要な作業の流れ
- JP1/IM - Managerの自動アクションの設定で,JP1イベントの自動取得および対処完了通知を設定
JP1/IM - Managerのサーバで問題点情報を取得すると,自動アクション機能によって,JP1/Baseを経由して資産管理サーバに通知されます(JP1イベントの自動取得)。また,Asset Information Managerで問題点の対処完了を登録すると,対処完了を通知するJP1イベントがJP1/Baseを経由してJP1/IM - Managerのサーバに送付されて,自動アクション機能によってJP1/IM - Managerの問題点情報の状態に反映されます(対処完了通知)。
JP1イベントの自動取得の設定方法については,「6.3.1(1) JP1イベントの自動取得の設定」を参照してください。また,対処完了通知の設定方法については,「6.3.1(2) 障害の対処完了通知の設定」を参照してください。
自動アクション機能の詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager システム構築・運用ガイド」を参照してください。
- JP1イベントを転送するための設定
Asset Information ManagerからのJP1イベントを転送するために,JP1/Baseで,ほかのイベントサーバにJP1イベントを自動転送するための環境設定が必要です。JP1イベントの自動転送の設定については,「6.3.2 JP1イベントを転送するための設定」を参照してください。
- 07-50より前のバージョンのJP1/Integrated Manager - Central Consoleと連携する場合
- 手順2.のあとに,JP1/Integrated Manager - Central Consoleの[イベントコンソール]画面から,Asset Information Managerの[問題点詳細]ダイアログを表示するために必要な定義ファイルを,所定のフォルダにコピーします。必要な定義ファイルとそのコピー先については,「6.3.3 定義ファイルのコピー」を参照してください。
- 発行するJP1イベントの変更
イベント発行定義ファイルに,Asset Information Managerから発行するJP1イベントの種類を定義できます。デフォルトでは,すべてのJP1イベントを発行する設定になっています。イベント発行定義ファイルの定義方法については,「6.3.4 発行するJP1イベントの変更」を参照してください。
- 自動ログインの設定
Asset Information Managerの業務メニュー「ユーザ組織管理」で,連携用に用意されているユーザのパスワードをあらかじめ設定しておくと,[イベントコンソール]画面から,Asset Information Managerの[問題点詳細]ダイアログを参照する際に,ユーザIDおよびパスワードの指定を省略して自動的にログインできます。
JP1/IMとの連携用には,ユーザID「JP1_IM」,ユーザ名「イベント管理者」が用意されています。
パスワードの設定方法については,マニュアル「運用ガイド」の「4.1 ユーザと組織の情報を変更する(ユーザ組織管理)」を参照してください。
- 自動ログインの設定を取り消すには
- いったんパスワードを設定したあとに,自動ログインの設定を取り消すには,設定したユーザを削除するか,またはjamimport(インポート)コマンドでのインポートで,パスワードを空白に更新してください。
- jamimportコマンドでのインポートの詳細については,「7.1.1(3) jamimportコマンドでのインポートの流れ」を参照してください。
- <この節の構成>
- 6.3.1 JP1/IM - Managerでの自動アクションの設定
- 6.3.2 JP1イベントを転送するための設定
- 6.3.3 定義ファイルのコピー
- 6.3.4 発行するJP1イベントの変更
- 6.3.5 JP1/IMからの資産情報の表示
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